Solaris 9 9/04 オペレーティング環境の概要

Solaris 9 Resource Manager

Solaris 9 Resource Manager では、システムリソースの管理機能が拡張されました。それにより、システム管理者は Resource Manager を使用して、以下の操作を実行できます。

リソース制御フレームワークにより、プロセスやタスクが使用するシステムリソースを制限できます。タスクは、単一のアクティビティに関連したプロセスのコレクションです。

リソースプールは、プロセッサなどのシステムリソースをパーティションに分割し、リブートしてもそれらを維持する方法を備えています。また、このリリースではシステム上の CPU リソースをきめ細かに共有できる新しいフェアシェアスケジューラ (FSS) が追加されました。

これらの機能を使用すると、サーバー統合環境でアプリケーションへのリソース割り当てをより効果的に管理できます。

Solaris 9 リリースでは、この機能すべてをコマンド行インタフェースを介して管理します。パフォーマンスの監視とリソース制御の設定も、Solaris 管理コンソールを介して実行できます。

リソース管理の詳細は、『Solaris のシステム管理 (資源管理とネットワークサービス)』および次のマニュアルページを参照してください。