Solaris ボリュームマネージャの管理

Procedureホットスペア集合にホットスペアを追加するには

手順
  1. 「Solaris ボリュームマネージャコンポーネントを作成するための前提条件 」を確認します。

  2. 次のどちらかの方法で既存のホットスペア集合にホットスペアを追加します。

    • Solaris 管理コンソール内の「拡張ストレージ」から「ホットスペアプール (Hot Spare Pools)」ノードを開き、変更したいホットスペア集合を選択します。 「アクション (Action)」、「プロパティ (Properties)」の順に選択し、「ホットスペアプール (Hot Spare Pool)」パネルを選択します。 詳細は、オンラインヘルプを参照してください。

    • 次の形式の metahs コマンドを使用します。


      metahs -a hot-spare-pool-name slice-to-add
      

      指定するホットスペア集合にスライスを追加する場合は、hot-spare-pool-name-a を指定します。

      すべてのホットスペア集合にスライスを追加する場合は、hot-spare-pool-name-all を指定します。 詳細は、metahs(1M) のマニュアルページを参照してください。


    同じホットスペアを複数のホットスペア集合に追加することができます。 ホットスペアをホットスペア集合に追加すると、ホットスペアは、ホットスペア集合のスライスリストの最後に追加されます。



例 172 ホットスペアスライスを 1 つのホットスペア集合に追加する


# metahs -a hsp001 /dev/dsk/c3t0d0s2
hsp001: Hotspare is added

この例では、-a オプションを使ってスライス /dev/dsk/c3t0d0s2 をホットスペア集合 hsp001 に追加します。 スライスがホットスペア集合に追加されたことを示すメッセージが表示されます。



例 173 ホットスペアスライスをすべてのホットスペア集合に追加する


# metahs -a -all /dev/dsk/c3t0d0s2
hsp001: Hotspare is added
hsp002: Hotspare is added
hsp003: Hotspare is added

この例では、-a-all オプションを使用して、スライス /dev/dsk/c3t0d0s2 をすべてのホットスペア集合に追加します。 スライスがすべてのホットスペア集合に追加されたことを示すメッセージが表示されます。