Solaris ボリュームマネージャの管理

Solaris ボリュームマネージャのロードマップ 記憶容量

表 12 Solaris ボリュームマネージャのロードマップ 記憶容量

作業 

説明 

参照先 

記憶領域の設定 

RAID 0 または RAID 5 ボリュームを作成することによって、複数のスライスにまたがる記憶領域を作成します。 この RAID 0 または RAID 5 ボリュームは、ファイルシステムやアプリケーション (raw デバイスにアクセスするデータベースなど) のために使用できます。 

「RAID 0 (ストライプ方式) ボリュームを作成するには 」

「RAID 0 (連結方式) ボリュームを作成するには 」

「未使用のスライスから RAID 1 ボリュームを作成するには」

「ファイルシステムから RAID 1 ボリュームを作成するには」

「RAID 5 ボリュームを作成するには」

既存のファイルシステムの拡張 

RAID 0 (連結方式) ボリュームを作成してからスライスを追加することによって、既存のファイルシステムの容量を拡張します。 

「既存のデータの記憶領域を拡張するには」

既存の RAID 0 (連結方式またはストライプ方式) ボリュームの拡張 

既存の RAID 0 ボリュームにスライスを連結することによって、RAID 0 ボリュームを拡張します。 

「既存の RAID 0 ボリュームを拡張するには」

RAID 5 ボリュームの拡張 

既存の RAID 5 ボリュームにスライスを連結することによって、RAID 5 ボリュームの容量を拡張します。 

「RAID 5 ボリュームを拡張するには」

拡張されたボリューム上の UFS ファイルシステムの拡張 

growfs コマンドを使って UFS のサイズを拡張することによって、ファイルシステムを拡張します。この作業は、UFS ファイルシステムをマウントしたまま実行できるので、データへのアクセスを中断する必要はありません。

「ファイルシステムを拡張するには」

スライスまたは論理ボリュームをより小さいパーティションに分割し、8 スライスというハードパーティション制限を取り除く 

ソフトパーティションを使用して論理ボリュームまたはスライスをさらに分割します。 

「ソフトパーティションを作成するには」

ファイルシステムの作成 

ファイルシステムを RAID 0 (ストライプ方式または連結方式)、RAID 1 (ミラー)、RAID 5、トランザクションのいずれかのボリューム上に作成します。あるいは、ソフトパーティション上に作成します。 

『Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)』の第 16 章「UFS、TMPFS、LOFS ファイルシステムの作成 (手順)」