以下の各ロードマップでは、Solaris ボリュームマネージャの作業と、それに必要な情報がどこにあるかについて説明します。
作業 |
説明 |
参照先 |
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1 つまたは複数のコンポーネントが 1T バイトを超える記憶領域の管理 |
1T バイトを超えるサイズの物理 LUN を使用するか、1T バイトを超える論理ボリュームを作成します。 | |
あるシステムから別のシステムにディスクセットをインポートする |
metaimport コマンドを使用して、ディスクセットをインポートします。ほかのシステムで作成されたディスクセットもインポートできます。 このコマンドは、拡張されたデバイス ID サポートを使用して、名前付きディスクセット内におけるディスクの移動を自動的に追跡します。 |
作業 |
説明 |
参照先 |
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記憶領域の設定 |
RAID 0 または RAID 5 ボリュームを作成することによって、複数のスライスにまたがる記憶領域を作成します。 この RAID 0 または RAID 5 ボリュームは、ファイルシステムやアプリケーション (raw デバイスにアクセスするデータベースなど) のために使用できます。 |
「RAID 0 (ストライプ方式) ボリュームを作成するには 」 「未使用のスライスから RAID 1 ボリュームを作成するには」 |
既存のファイルシステムの拡張 |
RAID 0 (連結方式) ボリュームを作成してからスライスを追加することによって、既存のファイルシステムの容量を拡張します。 | |
既存の RAID 0 (連結方式またはストライプ方式) ボリュームの拡張 |
既存の RAID 0 ボリュームにスライスを連結することによって、RAID 0 ボリュームを拡張します。 | |
RAID 5 ボリュームの拡張 |
既存の RAID 5 ボリュームにスライスを連結することによって、RAID 5 ボリュームの容量を拡張します。 | |
拡張されたボリューム上の UFS ファイルシステムの拡張 |
growfs コマンドを使って UFS のサイズを拡張することによって、ファイルシステムを拡張します。この作業は、UFS ファイルシステムをマウントしたまま実行できるので、データへのアクセスを中断する必要はありません。 | |
スライスまたは論理ボリュームをより小さいパーティションに分割し、8 スライスというハードパーティション制限を取り除く |
ソフトパーティションを使用して論理ボリュームまたはスライスをさらに分割します。 | |
ファイルシステムの作成 |
ファイルシステムを RAID 0 (ストライプ方式または連結方式)、RAID 1 (ミラー)、RAID 5、トランザクションのいずれかのボリューム上に作成します。あるいは、ソフトパーティション上に作成します。 |
『Solaris のシステム管理 (デバイスとファイルシステム)』の第 16 章「UFS、TMPFS、LOFS ファイルシステムの作成 (手順)」 |
作業 |
説明 |
参照先 |
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データの可用性を最大限強化 |
Solaris ボリュームマネージャのミラー化機能を使ってデータの複数のコピーを保持します。 データの作成に先立って未使用のスライスから RAID 1 ボリュームを作成できます。あるいは、root (/) や /usr など、既存のファイルシステムをミラー化できます。 | |
最小限のハードウェアコストでデータの可用性を強化 |
Solaris ボリュームマネージャの RAID 5 ボリュームを使用することによって、最小限のハードウェアでデータの可用性を高めます。 | |
既存の RAID 1 または RAID 5 ボリュームのデータ可用性の向上 |
ホットスペア集合を作成し、それをミラーのサブミラーまたは RAID 5 ボリュームと対応付けることによって、RAID 1 または RAID 5 ボリュームのデータ可用性を向上させます。 | |
再起動後のファイルシステムの可用性を高める |
UFS ロギング (トランザクションボリューム) をシステムに追加することによって、再起動後のファイルシステムの全体的な可用性を高めます。 ファイルシステムをロギングすると、システム再起動時の fsck コマンドの実行時間を短くできます。 |
作業 |
説明 |
参照先 |
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RAID 1 ボリュームの読み書きポリシーの調整 |
RAID 1 ボリュームの読み書きポリシーを指定して、特定の構成における性能を改善します。 | |
デバイス性能の最適化 |
RAID 0 (ストライプ方式) ボリュームを作成すると、そのストライプを構成する各デバイスの性能が最適化されます。 飛び越し値を設定することで、ランダムアクセスや順次アクセスを最適化できます。 | |
RAID 0 (ストライプ方式) ボリュームにおけるデバイス性能の維持 |
領域が足りなくなったストライプや連結に新しいコンポーネントを連結することによって、ストライプや連結を拡張します。 性能に関しては、スライスの連結よりもストライプの連結の方が優れています。 |
作業 |
説明 |
参照先 |
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ボリューム管理構成のグラフィカル管理 |
SolarisTM 管理コンソールを使用して、ボリューム管理構成を管理します。 |
Solaris 管理コンソールアプリケーションの Solaris ボリュームマネージャ (拡張ストレージ) ノード内から使用するオンラインヘルプ |
スライスやファイルシステムのグラフィカル管理 |
Solaris 管理コンソールのグラフィカルユーザーインタフェースを使って、ディスクやファイルシステムを管理します。ここでは、ディスクのパーティション分割や UFS ファイルシステムの構築といった作業を行います。 |
Solaris 管理コンソールアプリケーション内から使用するオンラインヘルプ |
Solaris ボリュームマネージャの最適化 |
Solaris ボリュームマネージャの性能は、構成が適切に設定されているかどうかによって決まります。 構成を作成したら、その構成を監視および調整する必要があります。 | |
将来の拡張に対する備え |
ファイルシステムの領域を使い切ってしまうことがあるため、ファイルシステムを連結で構成することによって将来の拡張に備えることができます。 |
作業 |
説明 |
参照先 |
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不良スライスの交換 |
ディスクに障害が発生したときは、Solaris ボリュームマネージャ構成で使用されているスライスを交換する必要があります。 RAID 0 ボリュームの場合は、ボリュームを削除し、新しいスライスにボリュームを作成し直した後で、バックアップからデータを復元する必要があります。 RAID 1 と RAID 5 ボリュームの場合は、スライスの交換と再同期を行なってもデータが失われることはありません。 | |
起動障害からの回復 |
ハードウェア障害やオペレータの操作ミスによって、システムの起動時に特殊な問題が起ることがあります。 | |
トランザクションボリュームの障害に関する作業 |
トランザクションボリュームの障害は、マスターデバイスやロギングデバイスで発生する可能性があり、その原因としてデータやデバイスの障害が挙げられます。 同じロギングデバイスを共有しているすべてのトランザクションボリュームを修復しないと、ボリュームを使用可能な状態に戻すことはできません。 | |