付録 E   MQ インタフェースの安定度


MQ では、管理タスクを自動化して管理者の役に立つさまざまなインタフェースを使用します。表 E-1 では、これらのインタフェースが安定度によって分類されています。安定度とは、後続バージョンの製品で変更が生じる可能性の低さを意味します。分類方式については、表 E-2 で説明しています。

表 E-1    MQ 3.0 インタフェースの安定度 

インタフェース	分類
imqbrokerd コマンド行インタフェース	発展中
imqadmin コマンド行インタフェース	不安定
imqcmd コマンド行インタフェース	発展中
imqdbmgr コマンド行インタフェース	不安定
imqkeytool コマンド行インタフェース	発展中
imqobjmgr コマンド行インタフェース	発展中
imqusermgr コマンド行インタフェース	不安定
imqbrokerd、imqadmin、imqcmd、imqdbmgr、imqkeytool、imqobjmgr、imqusermgr からの出力	不安定
imqobjmgr コマンドファイル	発展中
imqbrokerd コマンド	安定
imqadmin コマンド	不安定
imqcmd コマンド	安定
imqdbmgr コマンド	不安定
imqkeytool コマンド	安定
imqobjmgr コマンド	安定
imqusermgr コマンド	不安定
JMS API (javax.jms)	標準
JAXM API (javax.xml)	標準
管理対象オブジェクト API (com.sun.messaging)	発展中
imq.jar の格納場所および名前	安定
jms.jar の格納場所および名前	発展中
imqbroker.jar の格納場所および名前	非公開
imqutil.jar の格納場所および名前	非公開
imqadmin.jar の格納場所および名前	非公開
imqservlet.jar の格納場所および名前	発展中
imqhttp.war の格納場所および名前	発展中
imqhttps.war の格納場所および名前	発展中
imqxm.jar の格納場所および名前	発展中
jaxm-api.jar の格納場所および名前	発展中
saaj-api.jar の格納場所および名前	発展中
activation.jar の格納場所および名前	発展中
mail.jar の格納場所および名前	非公開
dom4j.jar の格納場所および名前	非公開
fscontext.jar の格納場所および名前	不安定
providerutil.jar の格納場所および名前	不安定
ブローカログファイルの格納場所および内容形式	不安定
passfile	不安定
accesscontrol.properties	不安定

表 E-2    インタフェースの安定度の分類方式 

分類	説明
非公開	ユーザは直接使用しない。リリースによって変更される、あるいは削除される可能性がある
発展中	ユーザが使用する。メジャーリリース (3.0 や 4.0 など)、またはマイナーリリース (3.1 や 3.2 など) で、互換性のない変更が生じる可能性がある。変更は慎重に、かつ徐々に行われる。すべての変更について、互換性が保てるように十分な努力が払われるが、保証はされていない
安定	ユーザが使用する。互換性のない変更は、メジャーリリース (3.0 や 4.0 など) でしか生じない
標準	ユーザが使用する。これらのインタフェースは、形式標準によって定義され、標準組織によって制御される。これらのインタフェースでは、互換性のない変更はめったにない
不安定	ユーザが使用する。メジャーリリース (3.0 や 4.0 など)、またはマイナーリリース (3.1 や 3.2 など) で、互換性のない変更が生じる可能性がある。これらのインタフェースは、今後のリリースで、互換性のない方法で相当に削除や変更が行われる可能性があることに注意。不安定なインタフェースでは、明示的な依存関係を作成しないようにする