Sun Java System Message Queue 4.1 リリースノート

トランザクションの管理

以前は、管理上、PREPARED 状態のトランザクションだけをロールバックすることができました。つまり、分散トランザクションの一部であるセッションが正常に終了しなかった場合、そのトランザクションは、ブローカ管理者がクリーンアップできない状態のままになりました。Message Queue 4.1 では、imqcmd ユーティリティーを使用して、STARTED FAILEDINCOMPLETECOMPLETE PREPARED の状態にあるトランザクションをクリーンアップ (ロールバック) できます。

特定のトランザクションがロールバックできるかどうか (特に、PREPARED 状態でない場合) の判別に役立つように、imqcmd ユーティリティーは、追加のデータを imqcmd query txn 出力の一部として提供します。このデータは、そのトランザクションを開始した接続のコネクション ID を提供し、トランザクションが作成された時間を示します。管理者は、この情報を使用して、トランザクションをロールバックする必要があるかどうかを決定できます。一般に、管理者は早計にトランザクションをロールバックすることを避けるとよいでしょう。