ポリシーエージェントは、他の構成要素との間で送受信される情報を制御し、これらの構成要素が運用するポリシーを制御します。ポリシーエージェントは Java Dynamic Management Kit フレームワークで実装されています。ポリシーエージェントは m-bean とエクスポートされたインタフェースから構成されます。
ポリシーエージェントは、次の管理ビーン (m-bean) から構成されています。
Configuration m-bean
ポリシーエージェントには、静的な設定と動的な設定の両方を処理する Configuration m-bean が含まれています。
静的な設定には、設定ツールを使用して設定した設定情報が含まれています。
動的な設定には、カーネルモジュールが現在使用している設定情報が含まれています。この設定情報には、フローに関連する静的だが変化しやすい設定も含まれています。
Directory m-bean
Directory m-bean には、ディレクトリサービスと協調動作するときに使用される情報が含まれています。3 つのポリシーがあります。
起動時に、すべての規則をロードする
新しいフローの検出時に、関連する規則をロードする
ディレクトリイベントの発生時に、設定内容を変更する (「ディレクトリイベントの処理」を参照)
Statistics and Accounting m-bean
Statistics and Accounting m-bean は JDBC インタフェースを使って、フロー活動の 30 秒後に、フロー統計情報をテキストファイルに書き込む
Configuration インタフェース
ポリシーエージェントとカーネルとの間で設定内容を伝達する。SNMP 監視用にも使用される
Accounting インタフェース
ポリシーエージェントとカーネルとの間で統計情報とアカウンティングの情報を伝達する。SNMP 監視用にも使用される。また、C Statistics API でも使用される