Statistics m-bean には、統計情報を収集するためのメソッドが含まれています。これらのメソッドの一部は、C Statistics API を呼び出すネイティブメソッドを使用して実装されています。主なクラスとメソッドを表 2-3 に示します。
表 2-3 Statistics m-bean のクラスとメソッド|
クラス |
メソッド |
説明 |
|---|---|---|
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QStatsInterface |
addQFlowAccountingListener() |
フローアカウンティングイベントのリスナーを登録する |
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addQFlowAddedListener() |
フロー追加イベントのリスナーを登録する |
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addQStatsResetListener() |
統計リセットイベントのリスナーを登録する |
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performGetClassStats() |
指定されたクラスの統計情報を返す |
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performGetFlowStats() |
指定されたクラスのフロー統計を返す |
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removeQFlowAccountingListener() |
フローアカウンティングのイベントリスナーを削除する |
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removeQFlowAddedListener() |
新しいフローイベントのリスナーを削除する |
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removeQStatsResetListener() |
統計リセットイベントのリスナーを削除する |
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QClassStats |
getBdrops() |
このクラスによってドロップされたバイト数を返す |
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getBorrows() |
親クラスから借用した帯域幅を使用して送信されたパケット数を返す |
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getClassName() |
クラスの識別名を返す |
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getDrops() |
このクラスによってドロップされたパケット数を返す |
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getLastSeen() |
最後のパケットが送信された時間を返す |
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getNumBytes() |
このクラスを通して送信されたバイト数を返す |
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getNumPackets() |
このクラスを通して送信されたパケット数を返す |
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QFlow |
getClassName() |
このフローが属しているクラスの識別名を返す |
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getFirstSeen() |
このフローを通して最初のパケットが送信された時間を返す |
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getLastSeen() |
このフローを通して最後のパケットが送信された時間を返す |
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getLocalIP() |
ローカル IP アドレスを返す |
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getLocalPort() |
ローカルポート番号を返す |
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getNumBytes() |
このフローを通して送信されたバイト数を返す |
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getNumPackets() |
このフローを通して送信されたパケット数を返す |
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getProtocol() |
IP プロトコルの値を返す |
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getRemoteIP() |
リモート IP アドレスを返す |
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getRemotePort() |
リモートポート番号を返す |
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getTosSent() |
このフローのサービスタイプ (TOS) を返す。マーク付け (存在する場合) の後の値 |
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getURL() |
このフローに関連付けられた URL を返す (該当しない場合は NULL) |
Statistics m-bean を呼び出すには、次のパラメータが必要です。
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m-bean の名前 |
QConstants.statsMOName |
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m-bean のクラス名 |
com.sun.ba.stats.QStatsInterface |
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c-bean のクラス名 |
com.sun.ba.mo.QStatsInterfaceMO |