この章では、パネルの操作方法について説明します。
パネルは、アプリケーションおよびアプレットを実行したり、ほかの作業を実行したりできるデスクトップ上の領域です。セッションを始めて開始すると、デスクトップには次のパネルが表示されます。
メニューパネル
デスクトップ下部にあるエッジパネル
以降の節では、これらのパネルについて説明します。
メニューパネルは、画面のトップエッジ全域に表示されます。メニューパネルは、グラフィカルに表示されるのではなくテキストで表示されます。図 4–1 は、メニューパネルを示します。システム管理者は、ローカルな要求に応じてデフォルトのメニューパネルを設定している場合があります。したがって、ここで説明するメニューパネルと多少異なる可能性があります。
標準的なメニューパネルには、次のオブジェクトが含まれています。
ほかのタイプのパネルとは異なり、デスクトップで持つことができるメニューパネルは 1 つだけです。
起動時、デスクトップのボトムエッジ全域がエッジパネルになります。図 4–2 は、標準的なボトムエッジパネルを示します。システム管理者は、ローカルな要求に応じてデフォルトのボトムエッジパネルを設定している場合があります。したがって、ここで説明するボトムエッジパネルと多少異なる可能性があります。
ボトムエッジパネルには、次のアプレットがあります。
ウィンドウリスト
: 開いている各ウィンドウを示すボタンを表示する。ウィンドウリスト
を使用して、ウィンドウの最小化と元のサイズへの復元を行うことができる
ワークスペーススイッチ
: ワークスペースの切り替えができる
必要に応じて、ボトムエッジパネルの動作や外観を変更できます。また、ボトムエッジパネルにオブジェクトを追加したり、オブジェクトを削除したりすることもできます。複数のパネルを作成し、各パネルで異なる設定、オブジェクト、および背景を選ぶことができます。パネルを隠すこともできます。
以下の節では、パネルの管理方法について説明します。
異なるタイプのパネルをデスクトップに追加することができます。 表 4–1 に、追加できるパネルのタイプとその特長を示します。
表 4–1 パネルのタイプ
パネルタイプ |
表示位置 |
サイズ |
---|---|---|
コーナーパネル |
画面のエッジの 1 つに表示される。ただし、エッジの中央またはコーナにのみ表示できる |
パネル上のオブジェクトを表示できるまで幅を広げることができる |
エッジパネル |
画面のエッジの 1 つに表示する。エッジパネルの例として、デスクトップ下部にあるスタートアップパネルがある |
パネルが表示されるエッジ全域に表示される |
フロートパネル |
画面の特定の位置に制限されない。フロートパネルは、デスクトップ上の任意の場所に配置できる |
パネル上のオブジェクトを表示できるまで幅を広げることができる |
スライドパネル |
画面のエッジの 1 つに表示され、エッジの任意の箇所に表示できる |
パネル上のオブジェクトを表示できるまで幅を広げることができる |
メニューパネル |
画面のトップエッジに表示される。メニューパネルは移動できない |
画面のトップエッジ全域に表示される。デスクトップに表示されるメニューパネルは 1 つだけ |
パネルを追加するには、次の手順を実行します。
パネル上の空いているスペースで右クリックし、「新規パネル」を選択します。
追加するパネルのタイプを選びます。新しいパネルがデスクトップに追加されます。メニューパネルを除き、新しいパネルには、オブジェクトが含まれていません。
利用者の環境に合わせて、新しいパネルをカスタマイズできます。
パネルを操作するには、パネル上の空いているスペースで、左クリック、右クリック、または中央クリックします。パネルに空きスペースがない場合は、非表示ボタンのいずれか 1 つを中央クリックまたは右クリックすることで、パネルを選択できます。パネル上で非表示ボタンが見えない場合は、パネルの設定を変更して、非表示ボタンを可視にします。
次のようにマウスボタンを使用して、パネルを操作できます。
中央クリック |
パネルをグラブし、そのパネルを別の場所にドラッグできる |
右クリック |
パネルポップアップメニューを開く |
パネルは、デスクトップ上の別の場所に移動できます。 パネルを移動するには、パネル上の空いているスペースで中央クリックし、中央ボタンを押したままそのパネルを別の場所にドラッグします。
フロートパネルをドラッグすると、パネルはマウスポインタの動きに従って移動します。フロートパネルは、デスクトップの特定の位置には固定されません。コーナーパネル、エッジパネル、またはスライドパネルをドラッグすると、パネルは画面のエッジに表示されます。
メニューパネルは移動できません。
メニューパネルを除き、パネルは隠したり表示したりすることができます。パネルを隠すには、非表示ボタンを使用します。 パネル上で非表示ボタンが見えない場合は、パネルの設定を変更して、非表示ボタンを可視にします。
非表示ボタンは、パネルの両端にあります。非表示ボタンには、オプションの矢印アイコンが含まれています。次の図に、非表示ボタンを示します。
パネルを隠すには、非表示ボタンのいずれか 1 つをクリックします。パネルは、非表示ボタン上の矢印方向に縮小します。パネルのもう一方の端にある非表示ボタンは、可視のままです。
隠したパネルを再表示するには、可視の非表示ボタンをクリックします。パネルは、非表示ボタン上の矢印方向に拡大します。両方の非表示ボタンが可視になります。
パネルは、オートハイド (自動的に隠す) に設定できます。オートハイドを設定すると、マウスがパネルをポイントしていない場合は、パネルが自動的に隠れます。パネルが存在している画面の一部をポイントすると、そのパネルが再び表示されます。パネルをオートハイドに設定するには、パネルの設定を変更します。
コーナーパネルの場合、非表示ボタンの動作は多少異なります。パネルが画面のいずれかのコーナーにある場合、非表示ボタンは次のように使用します。
パネルを隠すには、通常どおり、画面のエッジに最も近い非表示ボタンをクリックする
画面の反対側のコーナーにパネルを移動するには、画面のエッジから最も離れた非表示ボタンをクリックする
すべてのパネルの設定を変更するには、「アプリケーション」-> 「デスクトップ設定」-> 「拡張設定」-> 「パネル」を選択し、必要な変更を行います。たとえば、パネルオブジェクトの外観および動作に関連するさまざまな設定を指定できます。
個々のパネルに対して、それぞれ設定を変更することもできます。パネルのタイプ、隠す場合の動作、視覚的な外観など、各パネルの特長を変更することができます。
メニューパネルの設定は変更できません。
パネルの設定を変更するには、次の手順を実行します。
パネル上の空いているスペースで右クリックし、「設定」を選択して「パネルの設定」ダイアログを表示します。 次の図に、デスクトップ下部にあるエッジパネルの「パネルの設定」ダイアログを示します。
「パネルの設定」ダイアログには、次のタブセクションがあります。
「Panel_type パネル」
「背景」
パネルサイズ、位置、およびパネルを隠す場合の設定を変更するには、「Panel_type パネル」タブをクリックします。次の表に、「Panel_type パネル」タブセクションのダイアログ要素を示します。
ダイアログ要素 |
説明 |
---|---|
「位置」 |
デスクトップ上のパネルの位置を選択。パネルの変更位置をクリックする |
「サイズ」 |
パネルのサイズを選択 |
「水平表示」 |
フロートパネルのみ。パネルを横長に表示する場合には、このオプションを選択する |
「垂直表示」 |
フロートパネルのみ。パネルを縦長に表示する場合には、このオプションを選択する |
「水平オフセット」 |
フロートパネルのみ。スピンボックスを使用して、デスクトップのレフトエッジからのパネルの距離を指定する |
「垂直オフセット」 |
フロートパネルのみ。スピンボックスを使用して、デスクトップのトップエッジからのパネルの距離を指定する |
「エッジオフセット」 |
スライドパネルのみ。スピンボックスを使用して、パネルとデスクトップのエッジとの間の距離をピクセル単位で指定する |
「自動的に隠す」 |
自動的に隠すを有効にする |
「非表示ボタンを表示」 |
パネル上で非表示ボタンを表示する |
「非表示ボタンを矢印表示」 |
非表示ボタンが有効な場合に、非表示ボタン上に矢印を表示する |
パネル背景を変更する場合は、「背景」タブをクリックします。 「背景」タブセクションには、次の要素が含まれています。
色または画像をパネルにドラッグして、それをパネルの背景として設定することもできます。詳細については、パネルの背景に色または画像をドラッグするを参照してください。
「閉じる」をクリックして、「パネルの設定」ダイアログを閉じます。
色または画像をパネルにドラッグして、それをパネルの背景として設定できます。色または画像は、多数のアプリケーションからドラッグできます。たとえば、Nautilus
ファイルマネージャの色をパネルにドラッグして、パネルの背景として設定できます。任意の「色の選択」ダイアログから色をドラッグすることもできます。
画像をパネルにドラッグして、それをパネルの背景として設定できます。Nautilus
ファイルマネージャアプリケーションのパターン画像をドラッグして、パネルの背景として設定することもできます。
デスクトップからパネルを削除するには、削除したいパネルで右クリックし、「パネルを削除」を選択します。
デスクトップには必ず 1 つパネルが必要です。デスクトップにパネルが 1 つしかない場合、そのパネルは削除できません。
この節では、パネルに追加できるオブジェクト、およびパネルから使用できるオブジェクトについて説明します。
次のようにマウスボタンを使用して、パネルオブジェクトを操作できます。
左クリック |
パネルオブジェクトを起動する |
中央クリック |
オブジェクトをグラブし、そのオブジェクトを別の場所にドラッグする |
右クリック |
パネルオブジェクトポップアップメニューを開く |
アプレットのパネルオブジェクトは、これとは異なる方法で操作します。詳細については、アプレットを選択するを参照してください。
パネルにオブジェクトを追加するには、次のいくつかの方法があります。
パネルポップアップメニュー
パネル上の空いているスペースで右クリックし、パネルポップアップメニューを開きます。パネルポップアップメニューには、「パネルに追加」サブメニューがあります。「パネルに追加」サブメニューを使用して、次のオブジェクトをパネルに追加できます。
アクセサリ
アミューズメント
インターネット
マルチメディア
ユーティリティー
ランチャー
メニューのランチャー
GNOME メニュー
引き出し
ログアウトボタン
ロックボタン
任意のメニュー
任意のメニューでランチャーを右クリックすると、そのランチャーのポップアップメニューが開きます。このポップアップメニューを使用して、パネルにランチャーを追加できます。
メニュー、ランチャー、およびアプレットをメニューからパネルにドラッグすることもできます。
ファイルマネージャ
各ランチャーおよびアプレットは .desktop ファイルに対応します。.desktop ファイルをパネルにドラッグすることで、そのランチャーまたはアプレットをパネルに追加できます。
各メニューはディレクトリに対応します。ディレクトリをパネルにドラッグすることで、そのディレクトリをメニューオブジェクトとしてパネルに追加できます。
いくつかのパネルオブジェクトは、一 組の設定になっています。設定は、各オブジェクトのタイプにより異なります。設定は、次のような詳細を指定します。
ランチャーを起動するコマンド
メニューのソースファイルの位置
オブジェクトを表すアイコン
オブジェクトの設定を変更するには、次の手順を実行します。
オブジェクトを右クリックして、図 4–3 に示すパネルオブジェクトポップアップメニューを開きます。
「設定」を選択します。「設定」ダイアログを使用して、必要に応じて設定を変更します。「設定」ダイアログ内の設定は、手順 1 で選択したオブジェクトにより異なります。
「了解」をクリックして変更を適用し、「設定」ダイアログを閉じます。
パネルオブジェクトはパネル内で移動することも、パネル間で移動することもできます。また、パネルと引き出し間でオブジェクトを移動することもできます。
パネルオブジェクトを移動するには、オブジェクトを中央クリックし、ボタンを押したままそのオブジェクトを別の位置にドラッグします。マウスの中央ボタンを放すと、そのオブジェクトが新しい位置に固定されます。
または、パネルオブジェクトポップアップメニューを使用してオブジェクトを移動することもできます。次の手順を実行します。
オブジェクトを右クリックし、「移動」を選択します。
オブジェクトの新しい位置をポイントし、任意のマウスボタンをクリックしてその位置にオブジェクトを固定します。移動先は、デスクトップ上に現在あるパネルであれば、どのパネルでもかまいません。
パネルオブジェクトを動かすと、パネル上のほかのオブジェクトの位置に影響します。パネル上でのオブジェクトの動きを制御するには、動作モードを指定します。動作モードを指定するには、パネルオブジェクトを移動するときに次のいずれかのキーを押します。
キー |
動作モード |
説明 |
---|---|---|
No キー |
スイッチ動作 |
オブジェクトは、ほかのパネルオブジェクトと位置が入れ替わる。スイッチ動作は、デフォルトの動作モード |
Alt キー |
フリー動作 |
オブジェクトは、パネル上のほかのパネルオブジェクトを飛び越えて、次の空きスペースに移動する |
Shift キー |
プッシュ動作 |
オブジェクトは、パネルに沿ってほかのパネルオブジェクトをプッシュする |
パネルからオブジェクトを削除するには、そのオブジェクトを右クリックし、パネルオブジェクトポップアップメニューを開いて、「パネルから削除」を選択します。
アプレットとは、小さなアプリケーションで、そのユーザーインタフェースはパネル内にあります。アプレットの操作には、アプレットパネルオブジェクトを使用します。たとえば、以下の図は、左から順に次のアプレットを示しています。
ウィンドウリスト
:システムで現在開いているウィンドウを表示する
CD プレイヤー
: システムの CD を制御する
ボリュームコントロール
: システムのスピーカの音量を制御する
アプレットをパネルに追加するには、パネルポップアップメニューを使用します。パネル上の空いているスペースで右クリックし、パネルポップアップメニューを開きます。「パネルに追加」を選択して、次のいずれかのサブメニューから追加するアプレットを選びます。
「アクセサリ」
「アミューズメント」
「インターネット」
「マルチメディア」
「ユーティリティ」
サブメニューからアプレットをドラッグして、パネルに追加することもできます。
アプレットの設定を変更するには、最初にアプレットを右クリックして、パネルオブジェクトポップアップメニューを表示します。アプレットを移動するには、そのアプレットを中央クリックします。
パネルオブジェクトポップアップメニューを表示したり、アプレットを移動するには、以下に示すように、アプレット上のクリックする場所に制約があります。
一部のアプレットには、アプレット特有のコマンドのポップアップメニューがあり、このメニューはアプレットの特定の部分を右クリックした場合に開く。たとえば ウィンドウリスト
アプレットの場合、左側に垂直ハンドルがあり、右側にウィンドウを表すボタンがある。ウィンドウリスト
アプレットのパネルオブジェクトポップアップメニューを開くには、ハンドルを右クリックする必要がある。右側にあるボタンを右クリックすると、ボタンのポップアップメニューが開く
あるアプレットには、アプレットの選択に使用できない領域がある。たとえば コマンドライン
アプレットには、コマンドを入力するためのフィールドがある。このフィールドを中央クリックまたは右クリックしてアプレットを選択することはできない。代わりに、アプレットの別の部分を中央クリックまたは右クリックする
アプレットの設定を変更するには、次の手順を実行します。
アプレットを右クリックして、「設定」を選択します。「設定」ダイアログを使用して、設定を必要に応じて変更します。アプレットの設定は、アプレットによって異なります。
「閉じる」をクリックして、「設定」ダイアログを閉じます。
ランチャーをクリックすると、次のいずれかの操作を開始します。
特定のアプリケーションを起動する
コマンドを実行する
ファイルマネージャウィンドウでフォルダを開く
特定の Uniform Resource Locator (URL) でブラウザを開く。URL は、Web 上の特定の位置を示すアドレス
ランチャーは、デスクトップ上の次の場所にあります。
パネル: パネルでは、ランチャーはアイコンとして表示される
メニュー: メニューでは、ランチャーはメニュー項目として表示される。通常、メニュー項目の横にアイコンがある
デスクトップの背景: デスクトップの背景では、ランチャーはアイコンとして表示される
ランチャーの設定は変更できます。たとえば、ランチャーの設定として、ランチャー名、ランチャーを表すアイコン、ランチャーの実行方法があります。
パネルにランチャーを追加するには、次の方法を使用します。
パネルポップアップメニュー
新しくランチャーを作成するには、パネル上の空いているスペースで右クリックし、「パネルに追加」-> 「ランチャー」を選択します。「ランチャーの作成」ダイアログが表示されます。このダイアログに関する詳細については、「ランチャーの作成」ダイアログを使用してランチャーを作成するを参照してください。
既存のランチャーをパネルに追加するには、パネルポップアップメニューから「パネルに追加」-> 「アプリケーション」を選択します。追加するランチャーをメニューから選びます。
任意のメニュー
任意のメニューからパネルにランチャーを追加するには、次のいずれかの手順を実行します。
ランチャーの追加先のパネルで、そのランチャーを含むメニューを開く。ランチャーのタイトルを右クリックする。「ランチャーをパネルに追加」を選択する
ランチャーを含むメニューを開く。ランチャーをパネルにドラッグする
ファイルマネージャ
ファイルマネージャからパネルにランチャーを追加するには、そのランチャーの .desktop ファイルをファイルシステムから探します。ランチャーを追加するには、.desktop ファイルをパネルにドラッグします。
「ランチャーの作成」ダイアログを使用してランチャーを作成するには、次の手順を実行します。
パネルの任意の部分を右クリックし、パネルポップアップメニューを開きます。「パネルに追加」-> 「ランチャー」を選択して、「ランチャーの作成」ダイアログを表示します。 ダイアログの「基本」タブセクションが表示されます。
ダイアログにランチャーの設定を入力します。次の表に、「基本」タブセクションのダイアログ要素を示します。
ランチャーの追加設定を設定するには、 「拡張」タブをクリックします。「ランチャー設定」ダイアログの「拡張」タブセクションが表示されます。
ダイアログに、ランチャーの追加設定を入力します。次の表に、「拡張」タブセクションの上部にあるダイアログ要素を示します。
ダイアログ要素 |
説明 |
---|---|
「実行前にチェック」 |
ランチャーを起動する前に、コマンドを入力して確認する。コマンドが実行可能であり、パスに含まれている場合は、ランチャーがパネルに表示される |
「ドキュメント」 |
ランチャーのヘルプファイルへのパスを入力する。このフィールドにパスを入力すると、該当するアプリケーションに関するヘルプが、そのランチャーのポップアップメニューに表示される |
「基本」タブセクションの「名前」、「一般名」、および「コメント」フィールドの翻訳を追加することもできます。翻訳を追加するには、「名前/コメントの翻訳」表に次のように翻訳説明を入力します。
フィールド |
説明 |
---|---|
最初のフィールド |
追加する翻訳の言語を 2 文字コードで入力する |
2 番目のフィールド |
ランチャーの「名前」の翻訳を入力する |
3 番目のフィールド |
ランチャーの「一般名」の翻訳を入力する |
4 番目のフィールド |
ランチャーの「コメント」の翻訳を入力する |
入力したあとで、「追加/設定」ボタンをクリックします。
翻訳を変更するには、その翻訳を選択します。ダイアログの下の部分に、翻訳されたテキストが表示されます。必要に応じてフィールドを変更したあと、「追加/設定」ボタンをクリックします。
翻訳を削除するには、その翻訳を選択し、「削除」ボタンをクリックします。
ランチャーを作成して「ランチャー設定」ダイアログを閉じるには、「了解」をクリックします。
ランチャーの設定を変更するには、次の手順を実行します。
ランチャーを右クリックして、パネルオブジェクトポップアップメニューを開きます。
「設定」を選択します。「ランチャーの設定」ダイアログを使用して、必要に応じて設定を変更します。「ランチャーの設定」ダイアログの詳細については、「ランチャーの作成」ダイアログを使用してランチャーを作成するを参照してください。
「閉じる」をクリックして、「ランチャーの設定」ダイアログを閉じます。
次のタイプのメニューをパネルに追加できます。
システムメニュー: システムメニューには、デスクトップ上で使用できる標準のアプリケーションとツールが含まれています。「アプリケーション」メニューおよび「アクション」メニューは、システムメニューです。 システムメニューをパネルに追加するには、そのメニューのランチャーを右クリックし、「メニュー全体」-> 「メニューとしてパネルに追加」を選択します。
GNOME メニュー : GNOME メニューを使用して、ほとんどすべての標準アプリケーション、コマンド、および構成オプションにアクセスできます。GNOME メニューをパネルに追加するには、パネル上の空いているスペースで右クリックし、「パネルに追加」-> 「GNOME メニュー」を選択します。パネルに追加できる GNOME メニューオブジェクトの数に制限はありません。デフォルトでは、GNOME メニューは、以下のような足跡のアイコンでパネルに表示されます。
パネルに追加するメニューは、矢印が付いたアイコンで表されます。矢印は、そのアイコンがメニューまたは引き出しを表すことを示します。図 4–4 は、パネル上に表示される標準的なメニューを示しています。
引き出しは、パネルの拡張機能の 1 つです。引き出しは、パネルを表示したり隠したりするのと同じ方法で、開いたり閉じたりできます。引き出しは、ランチャー、メニュー、アプレット、ほかのパネルオブジェクト、およびほかの引き出しなど、すべてのパネルオブジェクトを含むことができます。 引き出しを開くと、パネル上のオブジェクトを使用するのと同様の方法でオブジェクトを使用できます。
次の図に、2 つのパネルオブジェクトを含む開いた引き出しを示します。
引き出しアイコン上の矢印は、そのアイコンが引き出しまたはメニューを表すことを示します。
引き出しに対するオブジェクトの追加、移動、および削除は、パネルに対するオブジェクトの追加、移動、および削除と同じ方法で行えます。
引き出しを開くには、パネル内の引き出しオブジェクトをクリックします。 引き出しは、次の方法で閉じることができます。
引き出しをクリックする
引き出し非表示ボタンをクリックする
引き出しは、次の方法でパネルに追加できます。
パネルポップアップメニュー
パネル上の空いているスペースで右クリックし、「パネルに追加」-> 「引き出し」を選択します。
任意のメニュー
メニューは、引き出しオブジェクトとしてパネルに追加できます。
メニューを引き出しとしてパネルに追加するには、パネルからメニューを開きます。メニュー内の任意のランチャーを右クリックし、「メニュー全体」-> 「引き出しとしてパネルに追加」を選択します。
引き出しにオブジェクトを追加するのは、パネルにオブジェクトを追加するのと同じ方法です。詳細については、パネルにオブジェクトを追加するを参照してください。
すべてのパネルおよび 引き出しの設定を変更するには、「アプリケーション」-> 「デスクトップ設定」-> 「拡張設定」-> 「パネル」を選択して、必要な変更を行います。たとえば、パネルおよび引き出しでのオブジェクトの外観および動作に関連するさまざまなオプションを選択できます。引き出しにのみ関連するオプションを選択することもできます。たとえば、引き出し内のランチャーをクリックしたときに引き出しを閉じるオプションを選択できます。
個々の引き出しに対して、別々の設定を変更することもできます。引き出しの視覚的な外観、引き出しに非表示ボタンがあるかどうかなど、各引き出しの特長を変更することができます。
引き出しの設定を変更するには、次の手順を実行します。
引き出しを右クリックし、「設定」を選択して「パネルの設定」ダイアログを表示します。 ダイアログの「引き出し」タブセクションが表示されます。
ダイアログで引き出しの設定を選択します。次の表に、「引き出し」タブセクションの要素を示します。
ダイアログ要素 |
説明 |
---|---|
「サイズ」 |
引き出しのサイズを選択する |
「ツールチップ/名前」 |
引き出しの名前を指定する。指定した名前は、パネル上で引き出しをポイントしたときにツールチップとして表示される |
「アイコン」 |
引き出しを表すアイコンを選択する。「アイコン」ボタンをクリックすると、「アイコンセレクタ」ダイアログが表示される。ダイアログからアイコンを選択する。「参照」をクリックすると、別のディレクトリにあるアイコンを選択できる。アイコンを選択したら、「了解」をクリックする |
「非表示ボタンを使う」 |
引き出しを開いたときに非表示ボタンを表示する |
「非表示ボタンに矢印ボタンを使う」 |
非表示ボタンが有効な場合に、非表示ボタン上に矢印を表示する |
「背景」タブセクションを使用して、引き出しの背景を設定できます。「背景」タブセクションに関する詳細については、この項目の パネルの設定を変更するの手順を参照してください。色または画像を引き出しにドラッグして、それを引き出しの背景として設定することもできます。詳細については、パネルの背景に色または画像をドラッグするを参照してください。
「閉じる」をクリックして、「パネルの設定」ダイアログを閉じます。
ログアウトボタンは、GNOME セッションをログアウトするプロセスを開始します。
パネルにログアウトボタンを追加するには、パネル上の空いているスペースで右クリックします。「パネルに追加」-> 「ログアウトボタン」を選択します。セッションを終了、またはシステムを停止するには、ログアウトボタンをクリックします。
「ロック」ボタンは画面をロックして、スクリーンセーバを起動します。再びセッションにアクセスするには、パスワードを入力する必要があります。画面を正しくロックするには、スクリーンセーバを有効に設定しておく必要があります。
パネルに「ロック」ボタンを追加するには、パネル上の空いているスペースで右クリックします。「パネルに追加」-> 「ロックボタン」を選択します。
「ロック」ボタンを右クリックして、スクリーンセーバ関連コマンドのメニューを開きます。表 4–2 に、メニューから利用可能なコマンドを示します。
表 4–2 スクリーンロックメニュー項目
メニュー項目 |
機能 |
---|---|
「スクリーンセーバーを実行」 |
すぐにスクリーンセーバーを起動し、画面はロックしない |
「スクリーンロック」 |
すぐに画面をロックする。このコマンドは、「ロック」ボタンをクリックした場合と同様の機能を行う |
「スクリーンセーバーデーモンを強制終了」 |
スクリーンセーバープロセスを終了する。スクリーンセーバープロセスを終了したあとは、画面をロックできない |
「スクリーンセーバーデーモンを再起動」 |
スクリーンセーバープロセスを終了し再起動する。パスワードを変更したあとで、このコマンドを使用する。スクリーンセーバープロセスを再起動するとき、スクリーンセーバーの新しいパスワードを使用する |
「設定」 |
スクリーンセーバーの構成に使用する「XScreenSaver」ダイアログを表示する |