GNOME 2.0 ユーザーズガイド (Solaris 版)

スライスを作成する

フォーマット処理の一部でスライスの変更または削除のみ行えます。次のメディアをスライスできます。

スライスは、最大 7 個までメディアに作成できます。スライス作成処理では、バックアップの追加スライスが作成されます。追加スライスは、常に数値の識別子 2 を持ちます。スライス 2 は、システム上の目的にのみ作成されます。スライス 0 は、必ず UFS ファイルシステムを使用します。

手動で、Zip ディスクまたは Jaz ディスクをスライスするには、次の手順を実行します。

  1. デスクトップの背景上のメディアを表すオブジェクトを右クリックして、「Format」を選択します。

  2. 「Media Format」ダイアログでフォーマットオプションを選択します。 「File System Type」ドロップダウンリストの「UFS」を選択した場合にのみ、スライスをメディアに作成できます。フォーマットオプションについての詳細は、前の節を参照してください。

  3. 「Slice Editor」ボタンをクリックします。「Slice Editor」ダイアログが表示されます。

    「Slice Editor」ダイアログを示しています。この内容は図についての説明です。
  4. 自動的にスライスを作成するには、「AutoSlice」ボタンをクリックします。ダイアログが表示されます。メディアに作成するスライスの数を入力します。「了解」をクリックします。スライスは、ほぼ同じサイズでメディアに作成されます。

  5. 手動でスライスを作成するには、「Slice Editor」ダイアログにスライスオプションを入力して、「新規 (New)」ボタンをクリックします。次の表では、ダイアログの要素について説明します。

    ダイアログ要素 

    説明 

    「Slices」表

    現在メディアにあるスライスを表示する 

    「Delete」

    スライスを削除するには、「Slice」表でスライスを選択して、「Delete」をクリックする

    「Size」

    必要とするスライスのサイズを入力する 

    サイズ単位ドロップダウンリスト 

    スライスのサイズを表示するときの単位を選択する 

    「Start」

    スライスを編集する場合は、このテキストボックスに数値の識別子を入力する 

    「Prevent Overlaps」

    相互にオーバーラップするスライスを防止する 

    「Tags」

    スライスのタグを選択する。ドロップダウンリスト内のタグは、スライスの標準的な使用を記述するラベル 

    「File System」

    スライスのファイルシステムを選択する。UFS または UDFS のいずれかのファイルシステムを選択する。スライス 0 は、UFS ファイルシステムにする必要がある

    「Flags」

    スライスに適用するフラグを選択する。次のオプションから選択する 

    • 「Read」:スライスを読み取り可能にする

    • 「Write」:スライスを書き込み可能にする

    • 「Mountable」:スライスをマウント可能にするメディアをマウントすることにより、そのメディアのファイルシステムにアクセス可能になる。メディアをマウントすると、そのメディアのファイルシステムは、ファイルシステムのサブディレクトリとして接続される。

  6. スライスを編集するには、「Slice Editor」ダイアログにスライスオプションを入力して、「Change」ボタンをクリックします。

  7. 「了解」をクリックして、「Slice Editor」ダイアログを閉じます。