このマニュアル『GNOME 2.0 システム管理 (Solaris 版)』は、Solaris™ 8 および Solaris 9 オペレーティング環境で GNOME 2.0 デスクトップを実行するシステムの管理方法について説明しています。
このマニュアルは、GNOME 2.0 デスクトップを実行する 1 つまたは複数のシステムの管理者を対象にしています。 GNOME 2.0 デスクトップの使用方法については、『GNOME 2.0 ユーザーズガイド (Solaris 版)』を参照してください。
このマニュアルを読むには、次のことに関する知識があることが前提となります。
UNIX システム管理
XML (Extensible Markup Language) ファイルの構造
システム管理を行う上での XML ファイルの使用方法
このマニュアルは、次のように構成されています。
第 1 章「GConf の使用方法」は、GConf
を使用したユーザー設定の管理方法について説明しています。
第 2 章「メニューのカスタマイズ」は、メニューの実装およびメニューのカスタマイズ方法について説明しています。
第 3 章「テーマのインストール」は、GNOME デスクトップで利用可能なテーマの種類、テーマのインストール方法、およびカスタムテーマの作成方法について説明しています。
第 4 章「MIME タイプ」は、アプリケーションがどのように MIME タイプを検出するかを説明しています。また、MIME タイプの登録方法、および GNOME デスクトップへのアプリケーションの追加方法についても説明しています。
第 5 章「スクリーンセーバーの設定」は、スクリーンセーバーを設定する方法について説明しています。この章では、スクリーンセーバーに利用可能なディスプレイの変更方法についても説明します。
第 6 章「セッション管理」は、セッション管理の概要と、セッションのデフォルトを設定する方法について説明しています。また、セッションとログインスクリプトに関する情報も提供します。
第 7 章「パフォーマンスの改善」は、GNOME デスクトップのパフォーマンスを改善する方法について説明しています。
付録 A 「隠しディレクトリ」は、GNOME デスクトップがユーザーのホームディレクトリに追加する隠しディレクトリについて説明しています。
用語集 は、このマニュアルで使用される用語の定義を説明しています。
次に、このマニュアルに関連するマニュアルを示します。
『GNOME 2.0 Desktop for the Solaris Operating Environment Accessibility Guide』
『GNOME 2.0 インストールガイド (Solaris 版)』
『GNOME 2.0 ご使用にあたって (Solaris 版)』
『GNOME 2.0 問題の解決方法 (Solaris 版)』
『GNOME 2.0 ユーザーズガイド (Solaris 版)』
docs.sun.com では、Sun が提供しているオンラインマニュアルを参照することができます。マニュアルのタイトルや特定の主題などをキーワードとして、検索を行うこともできます。URL は、http://docs.sun.com です。
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P–1 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
---|---|---|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 system% |
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
system% su password: |
AaBbCc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
『 』 |
参照する書名を示します。 |
『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。 |
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
\ |
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 |
sun% grep `^#define \ XV_VERSION_STRING' |
コード例は次のように表示されます。
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-D は Control キーを押したまま D キーを押すことを意味します。
このマニュアルでは、「x86」という用語は、Intel 32 ビット系列のマイクロプロセッサチップ、および AMD が提供する互換マイクロプロセッサチップを意味します。