GNOME 2.0 システム管理 (Solaris 版)

スクリーンセーバーの設定

デフォルトのスクリーンセーバー設定は、XScreenSaver ファイルに格納されています。このファイルは、次に示すように、プラットフォームごとに異なる場所に格納されています。


注 –

XScreenSaver アプリケーションでは、root としてログインしたユーザーは画面をロックできません。画面をロックできるようにするには、通常のユーザーとしてログインしてください。システム管理者特権を取得するには、端末ウィンドウを開いた後、su コマンドを使って root としてログインします。


プラットフォーム 

ファイルの場所 

RedHat Linux 

/usr/X11R6/lib/X11/app-defaults/XScreenSaver

Solaris オペレーティング環境 

/usr/openwin/lib/app-defaults/XScreenSaver

スクリーンセーバーのアプリケーション設定を変更するには、「スクリーンロック」ボタンを右クリックして、「設定」を選択します。「XScreenSaver 」ダイアログが表示されるので、設定を変更します。スクリーンセーバー設定を変更すると、ホームディレクトリに $HOME/.xscreensaver ファイルとして格納されます。 スクリーンセーバー設定の詳細については、『GNOME 2.0 ユーザーズガイド (Solaris 版)』を参照してください。

/usr/openwin/bin/xscreensaver-demo コマンドを実行しても、「XScreenSaver」ダイアログを開くことができます。

すべてのユーザー用にデフォルトのスクリーンセーバー設定を行うには、XScreenSaver ファイルを変更します。また、「XScreenSaver 」ダイアログを使用して、 $HOME/.xscreensaver ファイルを作成し、そのファイルを XScreenSaver ファイルの場所にコピーすることもできます。

ユーザーのデフォルト設定を復元する場合は、そのユーザーのホームディレクトリから $HOME/.xscreensaver ファイルを削除します。$HOME/.xscreensaver ファイルが存在しない場合は、XScreenSaver ファイルのデフォルト設定が使用されています。


注 –

XScreenSaver のデフォルトの表示動作では、ブランク画面が表示されます。ブランク画面ではユーザーが困惑する恐れがあります。したがって、デフォルトの表示動作を変更することをお勧めします。


スクリーンセーバー設定の変更を有効にするには、以下のコマンドを使用してスクリーンセーバー設定を再読み込みします。

# xscreensaver-command -restart


注 –

このマニュアルの発行時点では、xset アプリケーションは、XScreenSaver で機能していません。スクリーンセーバー設定を変更するには、XScreenSaver ファイルまたは $HOME/.xscreensaver ファイルを変更します。