GNOME 2.0 システム管理 (Solaris 版)

スクリーンセーバーディスプレイの変更

スクリーンセーバーアプリケーションでは、1 つ以上のスクリーンセーバーディスプレイを選択できます。 スクリーンセーバーディスプレイは、画面が使用されていないときに、画面上にイメージを表示するアプリケーションです。スクリーンセーバーディスプレイは、 XScreenSaver ファイルと $HOME/.xscreensaver ファイルに記述されています。

新しいスクリーンセーバーディスプレイを追加するには、ディスプレイの実行可能ファイルを /usr/openwin/lib/xscreensaver/hacks ディレクトリにコピーします。スクリーンセーバーディスプレイのコマンドを XScreenSaver ファイルまたは $HOME/.xscreensaver ファイルに追加します。ウィンドウ内ではなく、全デスクトップ上でスクリーンセーバーディスプレイを実行するのに必要となる引数を含めます。たとえば、スクリーンセーバーディスプレイをデスクトップ上に表示するのに、-root オプションを含める場合があります。

スクリーンセーバーディスプレイを無効にするには、設定ファイルで、スクリーンセーバーディスプレイのコマンドの先頭にマイナス記号 (-) を追加します。 以下の $HOME/.xscreensaver ファイルからの抜粋は、Qix (solid) スクリーンセーバーディスプレイを無効化した状態を表しています。

-		 "Qix (solid)" 	qix -root -solid -segments 100

Sun Ray™ シンクライアント上のすべてのユーザーのスクリーンセーバーディスプレイを無効にするには、/usr/openwin/lib/xscreensaver/hacks ディレクトリ名を hacks 以外の名前に変更します。

GNOME デスクトップでは、OpenGL スクリーンセーバーが提供されています。OpenGL ライブラリをインストールしているユーザーは少ないため、デフォルトでは、すべての OpenGL スクリーンセーバーディスプレイが無効に設定されています。 OpenGL ライブラリをインストールしているユーザーは、「XScreenSaver」ダイアログを使用して、 OpenGL スクリーンセーバーディスプレイを有効に設定できます。

いくつかのスクリーンセーバーは、デスクトップの内容を表示します。セキュリティ違反を防止するために、デスクトップの内容を表示するスクリーンセーバーディスプレイは米国サン・マイクロシステムズ社またはその関係会社配布の GNOME デスクトップには含まれていません。


注 –

XScreenSaver アプリケーションの PAM (Pluggable Authentication Modules) サービス名は、dtsession です。 この名前は、以前のアプリケーションと互換性を持つために使用されています。