GNOME 2.0 問題の解決方法 (Solaris 版)

8.8 CDE アプリケーションパフォーマンスの改善

ヒント 

GNOME 2.0 デスクトップで CDE アプリケーションのパフォーマンスを改善するにはどのようにしたらいいですか。 

動作 

デフォルトでは、GNOME デスクトップセッションにログインしたとき、次の CDE アプリケーションは無効になっています。

  • dtdbcache

    dtdbcache はキャッシュを設定して、dtfile のようなアクションを使用する CDE アプリケーションの速度を上げます。キャッシュを設定していない場合、上記のようなアクションを使用する CDE アプリケーションの速度は落ちます。この機能を有効にするには、上記アプリケーションを手動で起動するか、起動スクリプトを使用します。次の作業を実行します。

    1. root としてログインして、次のファイルを開きます。/usr/dt/config/Xsession.Sun-gnome-2.0–fcs

    2. 次の行を削除します。 export SDT_NO_DTDBCACHE="1"

  • ttsession

    ttsessionTooltalk デーモンです。CDE では、ttsession は常に、ユーザーが最初にログインしたときに起動します。GNOME 2.0 デスクトップでは、ttsessionTooltalk を利用するプログラムを最初に実行したときに起動します。起動スクリプトを変更し、CDE の動作に戻すことができます。次の作業を実行します。

    1. root としてログインして、次のファイルを開きます。/usr/dt/config/Xsession.Sun-gnome-2.0-fcs

    2. 次の行を削除します。 export SDT_NO_TOOLTALK="1"

  • dtappgather

    dtappgather CDE Application Manager のサポートプログラムです。通常、このプログラムを GNOME デスクトップセッションで実行する必要はありません。しかし、このプログラムを実行する場合、dtappgather を手動で起動するか、起動スクリプトを使用します。次の作業を実行します。

    1. root としてログインして、次のファイルを開きます。/usr/dt/config/Xsession.Sun-gnome-2.0-fcs

    2. 次の行を削除します。 export SDT_NO_APPGATHER="1"