Sun Cluster 3.2 ご使用にあたって (Solaris OS 版)

メソッドのタイムアウト動作が変更されている

Sun Cluster 3.2 リリースにおけるメソッドのタイムアウト動作の変更についての説明がありません。RGM メソッドのコールバックがタイムアウトすると、プロセスは SIGTERM シグナルではなく、SIGABRT シグナルを使用して停止されます。これにより、プロセスグループのすべてのメンバーがコアファイルを生成します。


注 –

新しいプロセスグループを作成するデータサービスメソッドを書かないでください。データサービスメソッドで新しいプロセスグループを作成する必要がある場合は、SIGTERM および SIGABRT シグナルのシグナルハンドラも書きます。シグナルハンドラが親プロセスを終了する前に、SIGTERM または SIGABRT シグナルを子プロセスグループに転送するシグナルハンドラを書きます。これにより、メソッドにより生じたすべてのプロセスが正しく終了する可能性が高くなります。