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Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.1 2005Q1 管理ガイド

第 21 章
コンポーネントとサービスの監視

この章では、Application Server の管理コンソールを使ってコンポーネントを監視する方法について説明します。この章には次の節が含まれています。


監視について

Application Server での監視

監視機能を使用して Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.1 2005Q1 のサーバーインスタンスに配備されている各種コンポーネントおよびサービスの実行時状態を把握します。実行時コンポーネントとプロセスに関する情報を使用して、チューニングに関わるパフォーマンスボトルネックを識別し、処理能力を計画し、障害を見積もり、障害の場合の原因を分析して、期待通りの機能性を確保できます。

監視をオンにすると、オーバーヘッドの増大によりパフォーマンスが低下します。

監視の概要

Application Server を監視するには、次の手順を実行します。

  1. 管理コンソールまたは asadmin ツールのいずれかを使用して、特定のサービスおよびコンポーネントの監視を有効にします。
  2. この手順の詳細については、「監視の有効化と無効化に関する管理コンソールタスク」を参照してください。

  3. 管理コンソールまたは asadmin ツールのどちらかを使用して、特定のサービスおよびコンポーネントの監視データを表示します。
  4. この手順の詳細については、「監視データの表示に関する管理コンソールタスク」を参照してください。

監視可能なオブジェクトのツリー構造について

Application Server は、ツリー構造を使って監視可能なオブジェクトを追跡します。監視オブジェクトのツリーは動的であり、インスタンス内におけるコンポーネントの追加、更新、削除に応じて変更されます。ツリー内のルートオブジェクトは、server などのサーバーインスタンス名です (Platform Edition では、1 つのサーバーインスタンスしか使用できない)。

次のコマンドを実行すると、ツリーのトップレベルが表示されます。

次の各節では、これらのサブツリーについて説明します。

アプリケーションのツリー

次の図に、エンタープライズアプリケーションの各種コンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。詳細については、「EJB コンテナの統計」「Web コンテナの統計」を参照してください。

図 21-1 アプリケーションノードのツリー構造

applications
   |--- application1
   |    |--- ejb-module-1
   |    |        |--- ejb1 *
   |    |                  |--- cache (エンティティ/sfsb) *
   |    |                  |--- pool (ステートレスセッション/メッセージ駆動型/エンティティ Bean 用) *
   |    |                  |--- methods
   |    |                       |---method1 *
   |    |                       |---method2 *
   |    |                  |--- stateful-session-store (sfsb)*
   |    |                  |--- timers (ステートレスセッション/エンティティ/mdb) *
   |    |--- web-module-1
   |    |        |--- virtual-server-1 *
   |    |                       |---servlet1  *
   |    |                       |---servlet2  *
   |--- standalone-web-module-1
   |    |        |----- virtual-server-2 *
   |    |                       |---servlet3 *
   |    |                       |---servlet4 *
   |    |        |----- virtual-server-3 *
   |    |                       |---servlet3 *(ほかの仮想サーバーと同一のサーブレット)
   |    |                       |---servlet5 *
   |--- standalone-ejb-module-1
   |    |        |--- ejb2 *
   |   |                   |--- cache (エンティティ/sfsb) *
   |    |                  |--- pool (ステートレスセッション/メッセージ駆動型/エンティティ Bean 用) *
   |    |                  |--- methods
   |    |                       |--- method1 *
   |    |                       |--- method2 *
   |--- application2

HTTP サービスのツリー

HTTP サービスのノードを、次の図に示します。監視情報が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「HTTP サービスのツリー」を参照してください。

図 21-2 HTTP サービスの図 (PE 版)

http-service
        |--- virtual-server-1
           |--- http-listener-1 *
           |--- http-listener-2 *
        |--- virtual-server-2
           |--- http-listener-1 *
           |--- http-listener-2 *

図 21-3 HTTP サービスの図 (EE 版)

http-service *
           |---connection-queue *
           |---dns *
           |---file-cache *
           |---keep-alive *
           |---pwc-thread-pool *
           |---virtual-server-1*
           |        |--- request *
           |---virtual-server-2*
           |        |--- request *

リソースのツリー

リソースノードには、JDBC 接続プールやコネクタ接続プールなどのプールの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種リソースコンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「JDBC 接続プールの統計」「JMS サービスおよびコネクタサービスの統計」を参照してください。

図 21-4 リソースの図

resources
        |---connection-pool1(connector-connection-pool、jdbc のいずれか)*
        |---connection-pool2(connector-connection-pool、jdbc のいずれか)*

コネクタサービスのツリー

コネクタサービスノードには、コネクタ接続プールなどのプールの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種コネクタサービスコンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「JMS サービスおよびコネクタサービスの統計」を参照してください。

図 21-5 コネクタサービスの図

connector-service
       |--- resource-adapter-1
       |      |-- connection-pools
       |      |      |-- pool-1 (このプールのすべてのプール状態)
       |      |-- work-management (このリソースアダプタのすべての作業管理状態)

JMS サービスのツリー

JMS サービスノードには、コネクタ接続プールなどのプールの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種 JMS サービスコンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。

図 21-6 JMS サービスの図

jms-service
       |-- connection-factories (リソースアダプタの世界では AKA 接続プールと呼ばれる)
       |      |-- connection-factory-1 (この接続ファクトリのすべての接続ファクトリ状態)
       |-- work-management (この MQ リソースアダプタのすべての作業管理状態)

ORB のツリー

ORB ノードには、接続マネージャの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種 ORB コンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「ORB の接続マネージャの統計」を参照してください。

図 21-7 ORB の図

orb
       |--- connection-managers
       |      |--- connection-manager-1 *
       |      |--- connection-manager-1 *

スレッドプールのツリー

スレッドプールノードには、接続マネージャの監視可能な属性が格納されます。次の図に、各種 ORB コンポーネントのトップノードと子ノードを示します。監視統計が利用可能なノードには、アスタリスク (*) を付けています。「スレッドプールの統計」を参照してください。

図 21-8 スレッドプールの図

thread-pools
       |   |--- thread-pool-1 *
       |   |--- thread-pool-2 *

監視対象のコンポーネントとサービスの統計について

この節では、利用可能な監視統計について説明します。

EJB コンテナの統計

EJB 統計を表 21-1 に示します。

表 21-1 EJB 統計 

属性名

データタイプ

説明

createcount

Count
Statistic

特定の EJB に対する create メソッドの呼び出し回数。

removecount

Count
Statistic

特定の EJB に対する remove メソッドの呼び出し回数。

pooledcount

Range
Statistic

プールされた状態にあるエンティティ Bean の数。

readycount

Range
Statistic

実行可能状態にあるエンティティ Bean の数。

messagecount

Count
Statistic

特定のメッセージ駆動型 Bean に対して受信されたメッセージの数。

methodreadycount

Range
Statistic

MethodReady 状態にあるステートフルまたはステートレスセッション Beans の数。

passivecount

Range
Statistic

Passive 状態にあるステートフルセッション Beans の数。

EJB メソッド呼び出しに関して利用可能な統計を、表 21-2 に示します。

表 21-2 EJB メソッドの統計 

属性名

データタイプ

説明

methodstatistic

Time
Statistic

特定の操作の呼び出し回数。その呼び出しにかかった合計時間など。

totalnumerrors

Count
Statistic

メソッド実行時に例外が発生した回数。この情報は、EJB コンテナの監視が有効になっている場合に、ステートレスおよびステートフルのセッション Beans とエンティティ Beans に対して収集されます。

totalnumsuccess

Count
Statistic

メソッドが正常に実行された回数。この情報は、EJB コンテナの監視が有効になっている場合に、ステートレスおよびステートフルのセッション Beans とエンティティ Beans に対して収集されます。

executiontime

Count
Statistic

成功または失敗した最後の操作実行時にメソッド実行に費やされた時間 (ミリ秒)。この情報は、EJB コンテナの監視が有効になっている場合に、ステートレスおよびステートフルのセッション Beans とエンティティ Beans に対して収集されます。

EJB セッションストアに対する統計を、表 21-3 に示します。

表 21-3 EJB セッションストアの統計 

属性名

データタイプ

説明

currentSize

Range
Statistic

現在ストア内に存在している、非活性化またはチェックポイント化されたセッションの数。

activationCount

Count
Statistic

ストアから活性化されたセッションの数。

activationSuccessCount

Count
Statistic

ストアからの活性化に成功したセッションの数

activationErrorCount

Count
Statistic

成功または失敗した最後の操作実行時にメソッド実行に費やされた時間 (ミリ秒)。この情報は、EJB コンテナの監視が有効になっている場合に、ステートレスおよびステートフルのセッション Beans とエンティティ Beans に対して収集されます。

passivationCount

Count
Statistic

このストアを使って非活性化されたセッションの数。

passivationSuccessCount

Count
Statistic

このストアを使って正常に非活性化されたセッションの数。

passivationErrorCount

Count
Statistic

このストアを使って非活性化できなかったセッションの数。

expiredSessionCount

Count
Statistic

期限切れによりこのストアから削除されたセッションの数。

passivatedBeanSize

Count
Statistic

このストアによって非活性化されたバイト数の合計 (合計、最小、最大を含む)。

passivationTime

Count
Statistic

Beans のストアへの非活性化に要した時間 (合計、最小、最大を含む)。

checkpointCount (EE のみ)

Count
Statistic

このストアを使ってチェックポイント化されたセッションの数。

checkpointSuccessCount (EE のみ)

Count
Statistic

正常にチェックポイント化されたセッションの数。

checkpointErrorCount (EE のみ)

Count
Statistic

チェックポイント化できなかったセッションの数。

checkpointedBeanSize (EE のみ)

Value
Statistic

ストアによってチェックポイント化された Beans の合計数。

checkpointTime (EE のみ)

Time
Statistic

Beans のストアへのチェックポイント化に要した時間。

EJB プールに関して利用可能な統計を、表 21-4 に示します。

表 21-4 EJB プールの統計 

属性名

データタイプ

説明

numbeansinpool

Bounded
Range
Statistic

関連付けられたプール内の EJB 数。これにより、プールがどのように変化しているかがわかります。

numthreadswaiting

Bounded
Range
Statistic

未使用 Beans を取得するために待機しているスレッドの数。これは、要求が過剰である可能性を示します。

totalbeanscreated

Count
Statistic

関連付けられたプール内でデータ収集開始後に作成された Beans の数。 

totalbeansdestroyed

Count
Statistic

関連付けられたプール内でデータ収集開始後に破棄された Beans の数。

jmsmaxmessagesload

Count
Statistic

メッセージ駆動型 Bean のサービスを提供するために JMS セッション内に一度にロード可能なメッセージの最大数。デフォルトは 1。メッセージ駆動型 Beans 用のプールにのみ適用されます。

EJB キャッシュに関して利用可能な統計を、表 21-5 に示します。

表 21-5 EJB キャッシュの統計 

属性名

データタイプ

説明

cachemisses

Bounded
Range
Statistic

ユーザー要求に対する Bean がキャッシュ内で見つからなかった回数。

cachehits

Bounded
Range
Statistic

ユーザー要求に対するエントリがキャッシュ内で見つかった回数。

numbeansincache

Bounded
Range
Statistic

キャッシュ内の Beans 数。これは現在のキャッシュサイズです。

numpassivations

Count
Statistic

非活性化の数。ステートフルセッション Beans にのみ適用されます。

numpassivationerrors

Count
Statistic

非活性化中に発生したエラーの数。ステートフルセッション Beans にのみ適用されます。

numexpiredsessionsremoved

Count
Statistic

クリーンアップスレッドによって削除された期限切れセッションの数。ステートフルセッション Beans にのみ適用されます。

numpassivationsuccess

Count
Statistic

非活性化が正常に終了した回数。ステートフルセッション Beans にのみ適用されます。

タイマーに関して利用可能な統計を、表 21-6 に示します。

表 21-6 タイマーの統計 

統計

データタイプ

説明

numtimerscreated

CountStatistic

システム内で作成されたタイマーの数。

numtimersdelivered

CountStatistic

システムによって配信されたタイマーの数。

numtimersremoved

CountStatistic

システムから削除されたタイマーの数。

Web コンテナの統計

Web コンテナは、図 21-1 に示したオブジェクトツリー内に含まれます。Web コンテナの統計は、個々の Web アプリケーションごとに表示されます。Web コンテナのサーブレットに関して利用可能な統計を表 21-7 に、Web モジュールに関して利用可能な統計を表 21-8 に、それぞれ示します。

表 21-7 Web コンテナ (サーブレット) の統計 

統計

単位

データタイプ

補足説明

errorcount

数値

CountStatistic

応答コードが 400 以上になった場合の累計件数。

maxtime

ミリ秒

CountStatistic

Web コンテナの要求待ち状態の最大継続時間。

processingtime

ミリ秒

CountStatistic

各要求の処理に要した時間の累計値。この処理時間は、要求処理時間を要求数で割って得られた平均値です。

requestcount

数値

CountStatistic

その時点までに処理された要求の合計数。

Web モジュールに対する統計を、表 21-8 に示します。

表 21-8 Web コンテナ (Web モジュール) の統計 

統計

データタイプ

補足説明

jspcount

CountStatistic

この Web モジュール内に読み込まれた JSP ページの数。

jspreloadcount

CountStatistic

この Web モジュール内に再読み込みされた JSP ページの数。

sessionstotal

CountStatistic

この Web モジュールに対して作成されたセッションの合計数。

activesessionscurrent

CountStatistic

この Web モジュールで現在アクティブになっているセッションの数。

activesessionshigh

CountStatistic

この Web モジュールで同時にアクティブになれるセッションの最大数。

rejectedsessionstotal

CountStatistic

この Web モジュールで拒否されたセッションの合計数。これは、最大許可セッション数がすでにアクティブになっていたために作成されなかったセッションの数です。

expiredsessionstotal

CountStatistic

この Web モジュールで期限切れになったセッションの合計数。

sessionsize (EE のみ)

AverageRange
Statistic

この Web モジュールのセッションのサイズ。値は highlowaverage のいずれかです。ただし、直列化されたセッションの場合はバイト値になります。

containerlatency (EE のみ)

AverageRange
Statistic

応答時間要求全体の Web コンテナ部分の応答時間。値は highlowaverage のいずれかです。

sessionpersisttime (EE のみ)

AverageRange
Statistics

この Web モジュールの HTTP セッション状態のバックエンドストアへの持続化に要した時間 (ミリ秒値、lowhighaverage のいずれか)。

cachedsessionscurrent (EE のみ)

CountStatistic

この Web モジュールで現在メモリ内にキャッシュされているセッションの数。

passivatedsessionscurrent (EE のみ)

CountStatistic

この Web モジュールで現在非活性化されているセッションの数。

HTTP サービスの統計

HTTP サービスに関して利用可能な統計を、表 21-9 に示します。この統計は Platform Edition のみに適用されます。Enterprise Edition の場合の HTTP サービス統計については、表 21-32を参照してください。

表 21-9 HTTP サービスの統計 (Platform Edition のみに適用) 

統計

単位

データタイプ

補足説明

bytesreceived

バイト

Count
Statistic

各要求プロセッサが受信したバイトの累計値。

bytessent

バイト

Count
Statistic

各要求プロセッサが送信したバイトの累計値。

currentthreadcount

数値

Count
Statistic

リスナースレッドプール内に現在存在している処理スレッドの数。

currentthreadsbusy

数値

Count
Statistic

要求処理用リスナースレッドプール内で現在使用されている要求処理スレッドの数。

errorcount

数値

Count
Statistic

エラー回数の累計値。これは、応答コードが 400 以上になった場合の回数を表します。

maxsparethreads

数値

Count
Statistic

存在可能な未使用応答処理スレッドの最大数。

minsparethreads

数値

Count
Statistic

存在可能な未使用応答処理スレッドの最小数。

maxthreads

数値

Count
Statistic

リスナーが作成する要求処理スレッドの最大数。

maxtime

ミリ秒

Count
Statistic

スレッド処理時間の最大値。

processing-time

ミリ秒

Count
Statistic

各要求の処理に要した時間の累計値。この処理時間は、要求処理時間を要求数で割って得られた平均値です。

request-count

数値

Count
Statistic

その時点までに処理された要求の合計数。

JDBC 接続プールの統計

JDBC リソースを監視することで、パフォーマンスを測定するとともに、実行時のリソースの使用状況を把握します。JDBC 接続の作成はコストのかかる処理であり、アプリケーションのパフォーマンス上のボトルネックになることが多いため、JDBC 接続プールで新しい接続がどのように解放/作成されているかや、特定のプールから接続を取得するために待機しているスレッドがどれくらい存在するかを監視することが不可欠です。

JDBC 接続プールに関して利用可能な統計を、表 21-10 に示します。

表 21-10 JDBC 接続プールの統計 

統計

単位

データタイプ

説明

numconnfailedvalidation

数値

Count
Statistic

開始時刻から前回のサンプリング時刻までの間に検証に失敗した接続プール内の接続の合計数。

numconnused

数値

Range
Statistic

接続の使用状況に関する統計を提供します。現在使用されている合計接続数に加え、過去に使用された接続の最大数 (ハイウォーターマーク) に関する情報も提供します。

numconnfree

Range
Statistic

Count
Statistic

前回のサンプリング時点におけるプール内の未使用接続の合計数。

numconntimedout

Count
Statistic

Bounded
Range
Statistic

開始時刻から前回のサンプリング時刻までの間にタイムアウトしたプール内の接続の合計数。

averageconnwaittime

数値

Count
Statistic

コネクタ接続プールに対する接続要求が成功した場合の平均接続待ち時間を示します。

waitqueuelength

数値

Count
Statistic

サービスを受けるためにキュー内で待機している接続要求の数。

connectionrequestwaittime

 

Range
Statistic

接続要求の最長待ち時間と最短待ち時間。現在の値は、プールのサービスを最後に受けた要求の待ち時間を示します。

numconncreated

ミリ秒

CountStatistic

前回のリセット後に作成された物理接続の数。

numconndestroyed

数値

Count
Statistic

前回のリセット後に破棄された物理接続の数。

numconnacquired

数値

Count
Statistic

プールから取得された論理接続の数。

numconnreleased

数値

Count
Statistic

プールに解放された論理接続の数。

JMS サービスおよびコネクタサービスの統計

コネクタ接続プールに関して利用可能な統計を、表 21-11 に示します。コネクタ作業管理に対する統計を、表 21-12 に示します。

表 21-11 コネクタ接続プールの統計 

統計

単位

データタイプ

説明

numconnfailed
validation

数値

Count
Statistic

開始時刻から前回のサンプリング時刻までの間に検証に失敗した接続プール内の接続の合計数。

numconnused

数値

Range
Statistic

接続の使用状況に関する統計を提供します。現在使用されている合計接続数に加え、過去に使用された接続の最大数 (ハイウォーターマーク) に関する情報も提供します。

numconnfree

数値

Range
Statistic

前回のサンプリング時点におけるプール内の未使用接続の合計数。

numconntimedout

数値

Count
Statistic

開始時刻から前回のサンプリング時刻までの間にタイムアウトしたプール内の接続の合計数。

averageconnwaittime

数値

Count
Statistic

接続プールからサービスを受けるまでにかかった平均接続待ち時間。

waitqueuelenght

数値

Count
Statistic

サービスを受けるためにキュー内で待機している接続要求の数。

connectionrequest
waittime

 

Range
Statistic

接続要求の最長待ち時間と最短待ち時間。現在の値は、プールのサービスを最後に受けた要求の待ち時間を示します。

numconncreated

ミリ秒

CountStatistic

前回のリセット後に作成された物理接続の数。

numconndestroyed

数値

Count
Statistic

前回のリセット後に破棄された物理接続の数。

numconnacquired

数値

Count
Statistic

プールから取得された論理接続の数。

numconnreleased

数値

Count
Statistic

プールに解放された論理接続の数。

コネクタ作業管理に関して利用可能な統計を、表 21-12 に示します。

表 21-12 コネクタ作業管理の統計 

統計

データタイプ

説明

activeworkcount

Range
Statistic

コネクタによって実行された作業オブジェクトの数。

waitqueuelength

Range
Statistic

実行される前にキュー内で待機している作業オブジェクトの数。

workrequestwaittime

Range
Statistic

作業オブジェクトが実行されるまでの最長待ち時間と最短待ち時間。

submittedworkcount

Count
Statistic

コネクタモジュールによって送信された作業オブジェクトの数。

rejectedworkcount

Count
Statistic

Application Server によって拒否された作業オブジェクトの数。

completedworkcount

Count
Statistic

完了した作業オブジェクトの数。

ORB の接続マネージャの統計

ORB の接続マネージャに関して利用可能な統計を、表 21-13 に示します。

表 21-13 ORB の接続マネージャの統計 

統計

単位

データタイプ

説明

connectionsidle

数値

CountStatistic

ORB への接続のうち、アイドル状態のものの合計数を提供します。

connectionsinuse

数値

CountStatistic

ORB への接続のうち、使用中のものの合計数を提供します。

totalconnections

数値

BoundedRange Statistic

ORB への接続の合計数。

スレッドプールの統計

スレッドプールに関して利用可能な統計を、表 21-14 に示します。

表 21-14 スレッドプールの統計 

統計

単位

データタイプ

説明

averagetimeinqueue

ミリ秒

RangeStatistics

キュー内の要求が処理されるまでの平均待ち時間 (ミリ秒)。

averageworkcompletion-
time

ミリ秒

RangeStatistics

1 つの作業の平均完了時間 (ミリ秒)。

currentnumberofthreads

数値

BoundedRange Statistic

要求処理スレッドの現在の数。

numberofavailablethreads

数値

CountStatistic

利用可能なスレッドの数。

numberofbusythreads

数値

CountStatistic

ビジー状態のスレッドの数。

totalworkitemsadded

数値

CountStatistic

その時点までに作業キューに追加された作業項目の合計数。

トランザクションサービスの統計

トランザクションサービスを使えば、クライアントはトランザクションサブシステムをフリーズできます。フリーズすると、トランザクションをロールバックしたり、フリーズ時点で処理中であったトランザクションを特定したりできます。トランザクションサービスに関して利用可能な統計を、表 21-15 に示します。

表 21-15 トランザクションサービスの統計 

統計

データタイプ

説明

activecount

CountStatistic

現在アクティブなトランザクションの数。

activeids

String
Statistic

現在アクティブなトランザクションの ID。それらの各トランザクションは、トランザクションサービスのフリーズ後にロールバックすることができます。

committedcount

CountStatistic

コミットされたトランザクションの数。

rolledbackcount

CountStatistic

ロールバックされたトランザクションの数。

state

String
Statistic

トランザクションがフリーズされたかどうかを示します。

Java 仮想マシン (JVM) の統計

JVM の監視可能な属性は、常に有効になっています。JVM に関して利用可能な統計を、表 21-16 に示します。

表 21-16 JVM の統計 

統計

データタイプ

説明

heapsize

BoundedRange Statistic

JVM のメモリヒープサイズの上限と下限の間にある常駐メモリフットプリント。

uptime

CountStatistic

JVM の稼働時間。

J2SE 5.0 の JVM 統計

Application Server がバージョン 5.0 以上の J2SE 上で動作するように設定されている場合、JVM から追加の監視情報を取得できます。監視レベルを「低」に設定すると、この追加情報の表示が有効になります。監視レベルを「高」に設定すると、さらにシステム内の各ライブスレッドに関する情報も表示されます。J2SE 5.0 で利用可能な追加監視機能の詳細については、『Monitoring and Management for the Java Platform』というタイトルの文書を参照してください。この文書は次の URL で利用可能になっています。

http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/guide/management/

J2SE 5.0 の監視ツールについては、次の URL を参照してください。

http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/tooldocs/#manage

J2SE 5.0 の JVM で利用可能なクラス読み込み関連の統計を、表 21-17 に示します。

表 21-17 J2SE 5.0 の JVM 統計- クラス読み込み 

統計

データタイプ

説明

loadedclasscount

CountStatistic

JVM 内に現在読み込まれているクラスの数。

totalloadedclasscount

CountStatistic

JVM の実行開始後に読み込まれたクラスの合計数。

unloadedclasscount

CountStatistic

JVM の実行開始後に JVM から読み込み解除されたクラスの数。

J2SE 5.0 の JVM で利用可能なコンパイル関連の統計を、表 21-18 に示します。

表 21-18 J2SE 5.0 の JVM 統計 - コンパイル

統計

データタイプ

説明

totalcompilationtime

CountStatistic

コンパイルに費やされた時間の累計 (ミリ秒)。

J2SE 5.0 の JVM で利用可能なガベージコレクション関連の統計を、表 21-19 に示します。

表 21-19 J2SE 5.0 の JVM 統計 - ガベージコレクション

統計

データタイプ

説明

collectioncount

CountStatistic

実行されたコレクションの合計回数。

collectiontime

CountStatistic

コレクション時間の累計値 (ミリ秒)。

J2SE 5.0 の JVM で利用可能なメモリ関連の統計を、表 21-20 に示します。

表 21-20 J2SE 5.0 の JVM 統計 - メモリ 

統計

データタイプ

説明

objectpendingfinalizationcount

CountStatistic

ファイナライズを保留しているオブジェクトの概算数。

initheapsize

CountStatistic

JVM が最初に要求したヒープのサイズ。

usedheapsize

CountStatistic

現在使用されているヒープのサイズ。

maxheapsize

CountStatistic

メモリ管理用として使用可能なメモリの最大サイズ (バイト)。

committedheapsize

CountStatistic

JVM 用としてコミットされたメモリのサイズ (バイト)。

initnonheapsize

CountStatistic

JVM が最初に要求した非ヒープ領域のサイズ。

usednonheapsize

CountStatistic

現在使用されている非ヒープ領域のサイズ。

maxnonheapsize

CountStatistic

メモリ管理用として使用可能なメモリの最大サイズ (バイト)。

committednonheapsize

CountStatistic

JVM 用としてコミットされたメモリのサイズ (バイト)。

J2SE 5.0 の JVM で利用可能なオペレーティングシステム関連の統計を、表 21-21 に示します。

表 21-21 J2SE 5.0 の JVM 統計 - オペレーティングシステム 

統計

データタイプ

説明

arch

StringStatistic

オペレーティングシステムのアーキテクチャ。

availableprocessors

CountStatistic

JVM が使用できるプロセッサの数。

name

StringStatistic

オペレーティングシステムの名前。

version

StringStatistic

オペレーティングシステムのバージョン。

J2SE 5.0 の JVM で利用可能なランタイム関連の統計を、表 21-22 に示します。

表 21-22 J2SE 5.0 の JVM 統計 - ランタイム 

統計

データタイプ

説明

name

StringStatistic

実行中の JVM を表す名前

vmname

StringStatistic

JVM 実装の名前。

vmvendor

StringStatistic

JVM 実装のベンダー。

vmversion

StringStatistic

JVM 実装のバージョン。

specname

StringStatistic

JVM 仕様の名前。

specvendor

StringStatistic

JVM 仕様のベンダー。

specversion

StringStatistic

JVM 仕様のバージョン。

managementspecversion

StringStatistic

JVM が実装している管理仕様のバージョン。

classpath

StringStatistic

システムクラスローダーがクラスファイルの検索時に使用するクラスパス。

librarypath

StringStatistic

Java のライブラリパス。

bootclasspath

StringStatistic

ブートストラップクラスローダーがクラスファイルの検索時に使用するクラスパス。

inputarguments

StringStatistic

JVM に渡された入力引数。main メソッドに対する引数は含みません。

uptime

CountStatistic

JVM の稼働時間 (ミリ秒)。

J2SE 5.0 の JVM で利用可能な ThreadInfo 関連の統計を、表 21-23 に示します。

表 21-23 J2SE 5.0 の JVM 統計 - ThreadInfo 

統計

データタイプ

説明

threadid

CountStatistic

スレッドの ID。

threadname

StringStatistic

スレッドの名前。

threadstate

StringStatistic

スレッドの状態。

blockedtime

CountStatistic

このスレッドが BLOCKED 状態に入ったあと経過した時間 (ミリ秒)。スレッド競合監視が無効になっている場合は、-1 が返されます。

blockedcount

CountStatistic

このスレッドが BLOCKED 状態に入った合計回数。

waitedtime

CountStatistic

スレッドが WAITING 状態に入ったあと経過した時間 (ミリ秒)。スレッド競合監視が無効になっている場合は、-1 が返されます。

waitedcount

CountStatistic

スレッドが WAITING 状態または TIMED_WAITING 状態になった合計回数。

lockname

StringStatistic

このスレッドが獲得をブロックされている監視ロック、またはこのスレッドが Object.wait メソッド経由で通知されるのを待っている監視ロックの文字列表現。

lockownerid

CountStatistic

このスレッドのブロック対象オブジェクトの監視ロックを保持しているスレッドの ID。

lockownername

StringStatistic

このスレッドのブロック対象オブジェクトの監視ロックを保持しているスレッドの名前。

stacktrace

StringStatistic

このスレッドに関連付けられているスタックトレース。

J2SE 5.0 の JVM で利用可能なスレッド関連の統計を、表 21-24 に示します。

表 21-24 J2SE 5.0 の JVM 統計 - スレッド 

統計

データタイプ

説明

threadcount

CountStatistic

ライブデーモンスレッドと非デーモンスレッドの現在の数。

peakthreadcount

CountStatistic

JVM 起動後またはピーク値リセット後におけるライブスレッドのピーク数。

totalstartedthreadcount

CountStatistic

JVM が起動されて以来、作成されたスレッド、起動されたスレッド、作成および起動されたスレッドの合計数。

daemonthreadcount

CountStatistic

ライブデーモンスレッドの現在の数。

allthreadids

StringStatistic

すべてのライブスレッド ID のリスト。

currentthreadcputime

CountStatistic

CPU 時間の測定が有効になっている場合は、現在のスレッドに対する CPU 時間 (ナノ秒)。CPU 時間の測定が無効になっている場合は、-1 が返されます。

monitordeadlockedthreads

StringStatistic

監視デッドロックが発生しているスレッド ID のリスト。

PWC (Production Web Container) の統計

Application Server の Enterprise Edition (EE) では、PWC の次のコンポーネントとサービスに関する統計が利用可能です。

PWC 仮想サーバーの統計を、表 21-25 に示します。

表 21-25 PWC 仮想サーバーの統計 (EE のみ) 

属性名

データタイプ

説明

id

String
Statistic

仮想サーバーの ID。

mode

String
Statistic

仮想サーバーのモード。unknownactive のいずれかを選択できます。

hosts

String
Statistic

この仮想サーバーからサービスを受けているホストの名前。

interfaces

String
Statistic

仮想サーバーに設定されたインタフェース (リスナー) のタイプ。

PWC 要求に関して利用可能な統計を、表 21-26 に示します。

表 21-26 PWC 要求の統計 (EE のみ) 

属性名

データタイプ

説明

method

String
Statistic

要求で使用されたメソッド。

uri

String
Statistic

最後に処理された URI。

countrequests

Count
Statistic

処理された要求の数。

countbytestransmitted

Count
Statistic

送信バイト数。この情報が利用不可能な場合は 0

countbytesreceived

Count
Statistic

受信バイト数。この情報が利用不可能な場合は 0。

ratebytesreceived

Count
Statistic

サーバーで定義されたある期間内に受信されたデータの受信速度。この情報が利用不可能な場合は 0

maxbytestransmissionrate

Count
Statistic

サーバーで定義されたある期間内に送信されたデータの最大送信速度。この情報が利用不可能な場合は 0。

countopenconnections

Count
Statistic

現在開いている接続の数。この情報が利用不可能な場合は 0。

maxopenconnections

Count
Statistic

同時に開ける接続の最大数。この情報が利用不可能な場合は 0。

count2xx

Count
Statistic

コード 2XX の応答の合計数。

count3xx

Count
Statistic

コード 3XX の応答の合計数。

count4xx

Count
Statistic

コード 4XX の応答の合計数。

count5xx

Count
Statistic

コード 5XX の応答の合計数。

countother

Count
Statistic

その他の応答コードを含む応答の合計数。

count200

Count
Statistic

コード 200 の応答の合計数。

count302

Count
Statistic

コード 302 の応答の合計数。

count304

Count
Statistic

コード 304 の応答の合計数。

count400

Count
Statistic

コード 400 の応答の合計数。

count401

Count
Statistic

コード 401 の応答の合計数。

count403

Count
Statistic

コード 403 の応答の合計数。

count404

Count
Statistic

コード 404 の応答の合計数。

count503

Count
Statistic

コード 503 の応答の合計数。

キャッシュ情報セクションでは、ファイルキャッシュの使用状況に関する情報が提供されます。PWC ファイルキャッシュの統計を、表 21-27 に示します。

表 21-27 PWC ファイルキャッシュの統計 (EE のみ) 

属性名

データタイプ

説明

flagenabled

Count
Statistic

ファイルキャッシュが有効になっているかどうかを示します。有効な値は、0 (no)、1 (yes) のいずれかです。

secondsmaxage

Count
Statistic

有効なキャッシュエントリの最大有効期間 (秒)。

countentries

Count
Statistic

現在のキャッシュエントリの数。単一のキャッシュエントリは単一の URI を表します。

maxentries

Count
Statistic

同時に存在可能なキャッシュエントリの最大数。

countopenentries

Count
Statistic

特定のオープンファイルに関連付けられたエントリの数。

maxopenentries

Count
Statistic

特定のオープンファイルに同時に関連付けることのできるキャッシュエントリの最大数。

sizeheapcache

Count
Statistic

キャッシュコンテンツ格納用のヒープ領域。

maxheapcachesize

Count
Statistic

キャッシュファイルコンテンツ格納用のヒープ領域の最大サイズ。

sizemmapcache

Count
Statistic

メモリにマップされたファイルのコンテンツ用として使用するアドレス空間。

maxmmapcachesize

Count
Statistic

ファイルキャッシュがメモリにマップされたファイルのコンテンツ用として使用するアドレス空間の最大サイズ。

counthits

Count
Statistic

キャッシュ検索の成功回数。

countmisses

Count
Statistic

キャッシュ検索の失敗回数。

countinfohits

Count
Statistic

ファイル情報検索の成功回数。

countinfomisses

Count
Statistic

キャッシュファイル情報検索の失敗回数。

countcontenthits

Count
Statistic

キャッシュファイルコンテンツのヒット数。

countcontentmisses

Count
Statistic

ファイル情報検索の失敗回数。

このセクションでは、サーバーの HTTP レベルキープアライブシステムに関する情報が提供されます。PWC キープアライブに関して利用可能な統計を、表 21-28 に示します。

表 21-28 PWC キープアライブの統計 (EE のみ) 

属性名

データタイプ

説明

countconnections

Count
Statistic

キープアライブモードの接続の数。

maxconnections

Count
Statistic

同時に存在可能なキープアライブモード接続の最大数。

counthits

Count
Statistic

キープアライブモードの接続が有効な要求を生成した回数の合計。

countflushes

Count
Statistic

キープアライブ接続がサーバーによって閉じられた回数。

countrefusals

Count
Statistic

サーバーがキープアライブスレッドに接続を渡せなかった回数。その原因はおそらく、持続接続が多すぎたことにあります。

counttimeouts

Count
Statistic

クライアント接続が何の活動も見られないままタイムアウトに達し、サーバーがそのキープアライブ接続を終了した回数。

secondstimeout

Count
Statistic

アイドル状態のキープアライブ接続が閉じられるまでの時間 (秒)。

DNS キャッシュでは、IP アドレスと DNS 名がキャッシュされます。サーバーの DNS キャッシュはデフォルトで無効になっています。単一のキャッシュエントリは、単一の IP アドレスまたは単一の DNS 名の検索を表します。PWC DNS に関して利用可能な統計を、表 21-29 に示します。

表 21-29 PWC DNS の統計 (EE のみ) 

属性名

データタイプ

説明

flagcacheenabled

Count
Statistic

DNS キャッシュが有効 (オン) になっているかどうかを示します。0 (off)、1 (on) のいずれかです。

countcacheentries

Count
Statistic

キャッシュ内に現在存在している DNS エントリの数。

maxcacheentries

Count
Statistic

キャッシュ内に格納できる DNS エントリの最大数。

countcachehits

Count
Statistic

DNS キャッシュ検索の成功回数。

countcachemisses

Count
Statistic

DNS キャッシュ検索の失敗回数。

flagasyncenabled

Count
Statistic

非同期 DNS 検索が有効 (オン) になっているかどうかを示します。0 (off)、1 (on) のいずれかです。

countasyncnamelookups

Count
Statistic

非同期 DNS 名検索の合計回数。

countasyncaddrlookups

Count
Statistic

非同期 DNS アドレス検索の合計回数。

countasynclookupsinprogress

Count
Statistic

処理中の非同期検索の数。

PWC スレッドプールの統計を、表 21-30 に示します。

表 21-30 PWC スレッドプールの統計 (EE のみ) 

属性名

データタイプ

説明

id

String
Statistic

スレッドプールの ID。

countthreadsidle

Count
Statistic

現在アイドル状態になっている要求処理スレッドの数。

countthreads

Count
Statistic

要求処理スレッドの現在の数。

maxthreads

Count
Statistic

同時に存在可能な要求処理スレッドの最大数。

countqueued

Count
Statistic

このスレッドプールの処理待ちキューに格納されている要求の数。

peakqueued

Count
Statistic

キュー内に同時に格納された要求の最大数。

maxqueued

Count
Statistic

キュー内に同時に格納可能な要求の最大数。

接続キューとは、処理される前の要求が格納されるキューのことです。接続キューの統計は、キュー内のセッション数や接続が受け付けられるまでの平均遅延時間などを示します。PWC 接続キューの統計を、表 21-31 に示します。

表 21-31 PWC 接続キューの統計 (EE のみ) 

属性名

データタイプ

説明

id

String
Statistic

接続キューの ID。

counttotalconnections

Count
Statistic

受け付けられた接続の合計数。

countqueued

Count
Statistic

キュー内に現在存在している接続の数。

peakqueued

Count
Statistic

キュー内に同時に存在していた接続の最大数。

maxqueued

Count
Statistic

接続キューの最大サイズ。

countoverflows

Count
Statistic

キューがいっぱいになったために接続を格納できなかった回数。

counttotalqueued

Count
Statistic

キューに格納された接続の合計数。1 つの接続がキュー内に複数回格納される可能性があります。このため、counttotalqueued の値は、counttotalconnections の値以上になります。

tickstotalqueued

Count
Statistic

接続がキュー内で費やした合計ティック数。ティックは、システムに依存する時間の単位です。

countqueued1minuteaverage

Count
Statistic

キュー内接続数の過去 1 分間における平均値。

countqueued5minuteaverage

Count
Statistic

キュー内接続数の過去 5 分間における平均値。

countqueued15minuteaverage

Count
Statistic

キュー内接続数の過去 15 分間における平均値。

PWC HTTP サービスの統計を、表 21-32 に示します。

表 21-32 PWC HTTP サービスの統計 (EE のみ) 

属性名

データタイプ

説明

id

String
Statistic

HTTP サービスのインスタンス名。

versionserver

String
Statistic

HTTP サービスのバージョン番号。

timestarted

String
Statistic

HTTP サービスが起動された時刻 (GMT)。

secondsrunning

Count
Statistic

HTTP サービス起動後の経過時間 (秒)。

maxthreads

Count
Statistic

各インスタンス内のワークスレッドの最大数。

maxvirtualservers

Count
Statistic

各インスタンス内に設定可能な仮想サーバーの最大数。

flagprofilingenabled

Count
Statistic

HTTP サービスのパフォーマンスプロファイリングが有効になっているかどうか。有効な値は 0、1 のいずれかです。

flagvirtualserveroverflow

Count
Statistic

maxvirtualservers を超える仮想サーバーが設定されているかどうかを示します。これを 1 に設定すると、すべての仮想サーバーで統計が追跡されなくなります。

load1minuteaverage

Count
Statistic

要求負荷の過去 1 分間における平均値。

load5minuteaverage

Count
Statistic

要求負荷の過去 5 分間における平均値。

load15minuteaverage

Count
Statistic

要求負荷の過去 15 分間における平均値。

ratebytestransmitted

Count
Statistic

サーバーで定義されたある期間内に送信されたデータの送信速度。この情報が利用不可能な場合、結果は 0 になります。

ratebytesreceived

Count
Statistic

サーバーで定義されたある期間内に受信されたデータの受信速度。この情報が利用不可能な場合、結果は 0 になります。


監視の有効化と無効化に関する管理コンソールタスク

管理コンソールを使用した監視レベルの設定

  1. 「監視サービス」ページにアクセスします。それには、次の手順に従います。
    1. ツリーで、「設定」ノードを開きます。
    2. ツリーで、server-config など、監視の設定を行うサーバーインスタンスのノードを開きます。
    3. ツリーで、「監視」を選択します。
  2. 「監視サービス」ページで、監視レベルを変更するコンポーネントまたはサービスの横にあるコンボボックスから適切な値を選択します。
  3. デフォルトでは、常時監視可能な Java 仮想マシン (JVM) 以外のすべてのコンポーネントやサービスで監視がオフになっています。監視をオンにするには、コンボボックスから「低」または「高」を選択します。監視をオフにするには、コンボボックスから「オフ」を選択します。次のコンポーネントおよびサービスに対して、監視機能をオンまたはオフにできます。

    • JVM - Java 仮想マシンを監視するには、このオプションの監視レベルを「低」に設定します。
    • HTTP サービス - すべてのHTTP リスナーと仮想サーバーを監視するには、このオプションの監視レベルを「低」に設定します。
    • トランザクションサービス - トランザクションサブシステムを監視するには、このオプションの監視レベルを「低」に設定します。
    • JMS/コネクタサービス - Java メッセージサービス (JMS) を監視するには、このオプションの監視レベルを「低」に設定します。
    • ORB - Application Server コアとその接続マネージャが使用するシステム ORB を監視するには、このオプションの監視レベルを「低」に設定します。
    • Web コンテナ - すべての配備サーブレットを監視するには、このオプションの監視レベルを「低」に設定します。
    • EJB コンテナ - すべての配備 EJB、EJB プール、および EJB キャッシュを監視するには、このオプションの監視レベルを「低」に設定します。EJB ビジネスメソッドも監視するには、このメソッドを「高」に設定します。
    • JDBC 接続プール - すべての JDBC 接続プールを監視するには、このオプションの監視レベルを「低」に設定します。
    • スレッドプール - すべてのスレッドプールを監視するには、このオプションの監視レベルを「低」に設定します。
  4. 「保存」をクリックします。

このリリースには「監視サービスの追加プロパティ」は存在しないので、「追加プロパティ」の表は無視してかまいません。

同機能を持つ asadmin コマンド: set。HTTP サービスの監視機能をオンにするときには、次の asadmin コマンドを使用してください。

asadmin> set --user admin_user server.monitoring-service.module-monitoring-levels.http-service=LOW

asadmin ツールを使用した監視の設定

特定のコンポーネントまたはサービスに対して、その監視をオフにしたり、特定の監視レベルを設定したりするには、「管理コンソールを使用した監視レベルの設定」で説明した管理コンソールを使用できますが、この節で説明する asadmin ツールを使用することもできます。

  1. get コマンドを使って監視が現在有効になっているサービスとコンポーネントを確認します。
  2. asadmin> get --user admin_user server.monitoring-service.module-monitoring-levels.*

    次の結果が返されます。

    server.monitoring-service.module-monitoring-levels.
    connector-connection-pool = OFF
    server.monitoring-service.module-monitoring-levels.
    connector-service = OFF
    server.monitoring-service.module-monitoring-levels.ejb-container = OFF
    server.monitoring-service.module-monitoring-levels.http-service = OFF
    server.monitoring-service.module-monitoring-levels.jdbc-connection-pool = OFF
    server.monitoring-service.module-monitoring-levels.jms-service = OFF
    server.monitoring-service.module-monitoring-levels.jvm = OFF
    server.monitoring-service.module-monitoring-levels.orb = OFF
    server.monitoring-service.module-monitoring-levels.thread-pool = OFF
    server.monitoring-service.module-monitoring-levels.transaction-service = OFF
    server.monitoring-service.module-monitoring-levels.web-container = OFF
  3. set コマンドを使って監視を有効にします。
  4. たとえば、HTTP サービスの監視を有効にするには、次のようにします。

    asadmin> set --user admin_user server.monitoring-service.module-monitoring-levels.http-service=LOW

    監視を無効にするには、set コマンドを使って監視レベルに OFF を指定します。


監視データの表示に関する管理コンソールタスク

管理コンソールでの監視データの表示

Application Server 管理コンソールを使用してサーバーインスタンスに配備されているコンポーネントまたはサービスの監視データを表示するには、次の手順に従います。各コンポーネントまたはサービスの属性の詳細については、「監視対象のコンポーネントとサービスの統計について」を参照してください。

  1. 「監視」ページにアクセスします。それには、次の手順に従います。
    1. ツリーコンポーネントで、server (Admin Server) などの「スタンドアロンインスタンス」ノードを開きます。
    2. リストから特定のスタンドアロンサーバーインスタンスを選択します。
    3. 「監視」ページを選択します。
    4. 「監視」ページの「監視」タブを選択します。
  2. 「ビュー」リストから、サーバーインスタンスに配備された、監視が有効なコンポーネントまたはサービスを選択します。
  3. 選択したコンポーネントまたはサービスの監視データが「ビュー」フィールドの下に表示されます。監視可能なプロパティについては、「監視対象のコンポーネントとサービスの統計について」を参照してください。

    このページでは、これらのコンポーネントおよびサービスに対して監視機能が有効な場合、JVM、サーバー、スレッドプール、HTTP サービスおよびトランザクションサービスの監視データを表示できます。これらのコンポーネントやサービスの構成を示した図については、「監視可能なオブジェクトのツリー構造について」を参照してください。

  4. 監視したいコンポーネントまたはサービスがこのリスト内に見つからない場合は、「監視を設定」リンクを選択し、そのコンポーネントやサービスの監視を有効または無効にしてください。「オフ」を選択すると、コンポーネントまたはサービスの監視が無効になります。「低」または「高」を選択すると、コンポーネントまたはサービスの監視が有効になります。
  5. 監視の有効化と無効化の詳細については、「管理コンソールを使用した監視レベルの設定」または「asadmin ツールを使用した監視の設定」を参照してください。

  6. 「監視」ページの「アプリケーション」タブを選択して、サーバーインスタンスに配備され、監視が有効なアプリケーションコンポーネントの監視データを表示します。「アプリケーション」リストからアプリケーションを選択します。「コンポーネント」リストから特定のコンポーネントを選択します。
  7. アプリケーションまたはコンポーネントに対する監視データが表示されない場合、「監視を設定」リンクを選択し、そのコンポーネントまたはサービスを有効または無効にしてください。アプリケーションを監視するには、それを実行するコンテナの監視をオンにします。たとえば、Web アプリケーションの場合は Web コンテナで、EJB アプリケーションの場合は EJB コンテナで、それぞれ「低」または「高」を選択します。

    監視データがアプリケーションに対して表示されない場合、おそらくそのアプリケーションが存在しないか、または機能していません。アプリケーションの監視データは、アプリケーションが存在し、監視がそのアプリケーションで有効で、なおかつアプリケーションが機能している場合だけ使用できます。いったんアプリケーションが実行されると、監視レジストリに登録され、監視データが表示されます。

    管理コンソールを使用すると、リモートのアプリケーションとインスタンスを監視できます。ただしそれには、リモートのインスタンスが実行されており、かつその設定がなされている必要があります。

    選択したコンポーネントの監視データが選択したコンポーネントの下に表示されます。監視可能なプロパティについては、「監視対象のコンポーネントとサービスの統計について」を参照してください。アプリケーションに対するコンポーネントやサービスの構成を示した図については、「監視可能なオブジェクトのツリー構造について」を参照してください。

  8. 「リソース」ページを選択して、サーバーインスタンスに配備され監視が有効なリソースの監視データを表示します。「ビュー」リストからリソースを選択します。監視データを表示させたいリソースが見つからない場合は、「監視を設定」リンクを選択し、リソースの監視を有効または無効にします。
  9. 監視データがリソースに対して表示されない場合、おそらくそのリソースが存在しないか、または機能していません。リソースの監視データは、リソースが存在し、監視がそのリソースに「高」レベルで有効で、なおかつリソースが機能している場合だけ使用できます。たとえば、JDBC コネクタサービスが作成されていても、コネクタサービスを使用するアプリケーションがまだサービスからコネクタを要求していない場合、そのサービスはまだ作成されていないのでサービスは存在せず監視データも使用できません。いったん JDBC アプリケーションが実行され、サービスからコネクタを要求すると、そのサービスは監視レジストリに登録され監視データが表示されます。

    選択したコンポーネントまたはサービスの監視データが「ビュー」フィールドの下に表示されます。監視可能なプロパティについては、「監視対象のコンポーネントとサービスの統計について」を参照してください。リソースに対するコンポーネントやサービスの構成を示した図については、「監視可能なオブジェクトのツリー構造について」を参照してください。

  10. 「トランザクション」ページを選択して、トランザクションのロールバックおよびフリーズ時に処理中だったトランザクションの特定を行うためにトランザクションサブシステムをフリーズします。トランザクションサービスの監視を有効にするには、「監視を設定」リンクを選択し、トランザクションサービスが「低」に設定されていることを確認します。トランザクションをロールバックするためにトランザクションサービスをフリーズするには、「フリーズ」を選択します。トランザクションをロールバックするには、トランザクションのそばのチェックボックスを選択して「ロールバック」をクリックします。

同機能を持つ asadmin コマンド: get --monitor。たとえば、JVM の監視データを表示するときには、次の asadmin コマンドを使用してください。

asadmin ツールによる監視データの表示

asadmin ツールによる監視データの表示

asadmin ツールを使用して監視データを表示するには、asadmin list および asadmin get コマンドに続けて監視可能なオブジェクトのドット表記名を使用します。asadmin ツールを使用して監視データを表示する一般的な設定をするには、次の手順に従います。

  1. 監視可能なオブジェクトの名前を表示するには、asadmin list コマンドを使用します。たとえば、サーバーインスタンスで監視が有効なアプリケーションコンポーネントおよびサブシステムのリストを表示するには、次のコマンドを端末ウィンドウに入力します。
  2. asadmin> list --monitor server

    前述のコマンドは、監視が有効なアプリケーションコンポーネントおよびサブシステムの次のようなリストを返します。

    server.resources
    server.connector-service
    server.orb
    server.jms-service
    server.jvm
    server.applications
    server.http-service
    server.thread-pools

    list コマンドのその他の例については、「list コマンドと get コマンドの例」を参照してください。list コマンドで使用できるドット表記名の詳細については、「ドット表記名とその指定方法について」を参照してください。

  3. 監視が有効なアプリケーションコンポーネントまたはサブシステムの監視統計を表示するには、asadmin get コマンドを使用します。統計を取得するには、asadmin get コマンドを端末ウィンドウに入力して、前述の手順の list コマンドで表示された名前を指定します。次の例では、特定のオブジェクトのサブシステムからすべての属性を取得します。
  4. asadmin> get --monitor server.jvm.*

このコマンドは次の属性およびデータを返します。

ドット表記名とその指定方法について

asadminlist コマンドと get コマンドでは、監視可能オブジェクトのドット表記名を指定します。すべての子オブジェクトの名前はドット (.) 文字を区切り文字として使って指定されるため、それらの名前は「ドット表記名」と呼ばれます。子ノードが単独タイプの場合、その監視オブジェクトタイプを指定するだけで、そのオブジェクトを指定できます。それ以外の場合は、type.name 形式の名前を指定する必要があります。

たとえば、http-service は、有効な監視可能オブジェクトタイプの 1 つであり、単独タイプです。インスタンス serverhttp-service を表す単独タイプの子ノードを指定する場合、ドット表記名は次のようになります。

もう 1 つ例を挙げます。applications は、有効な監視可能オブジェクトタイプですが、単独タイプではありません。たとえば、単独タイプでない子ノードであるアプリケーション PetStore を指定するには、ドット表記名は次のようになります。

また、監視可能なオブジェクトの特定の属性も、ドット表記名で指定します。たとえば、http-service には、bytesreceived-lastsampletime という名前の監視可能な属性があります。この bytesreceived 属性を指定する名前は、次のようになります。

管理者は、asadminlist コマンドと get コマンドの有効なドット表記名を覚えておく必要はありません。list コマンドを使えば、利用可能な監視可能オブジェクトが表示され、ワイルドカードパラメータ付きの get コマンドを使えば、特定の監視可能オブジェクトで利用可能なすべて属性を確認することができます。

list コマンドと get コマンドでドット表記名を使用する場合、根本的に次のことを前提としています。

詳細については、「すべてのレベルにおける list コマンドと get コマンドの予想出力」を参照してください。

list コマンドと get コマンドの例

この節では、次の項目について説明します。

list --monitor コマンドの例

list コマンドは、指定されたサーバーインスタンス名で現在監視されているアプリケーションコンポーネントとサブシステムに関する情報を提供します。このコマンドを使えば、特定のサーバーインスタンスの監視可能なコンポーネントやそのサブコンポーネントを表示できます。list のより詳しい例については、「すべてのレベルにおける list コマンドと get コマンドの予想出力」を参照してください。

例 1
asadmin> list --monitor server

前述のコマンドは、監視が有効なアプリケーションコンポーネントおよびサブシステムの次のようなリストを返します。

server.resources
server.orb
server.jvm
server.jms-service
server.connector-service
server.applications
server.http-service
server.thread-pools

また、指定されたサーバーインスタンス内で現在監視されているアプリケーションを一覧表示することも可能です。これは、get コマンドを使って特定のアプリケーションの特定の監視統計を取得する場合に便利です。

例 2
asadmin> list --monitor server.applications

次の結果が返されます。

server.applications.adminapp
server.applications.admingui
server.applications.myApp

より包括的な例については、「Petstore の例」を参照してください。

get --monitor コマンドの例

このコマンドで取得できる監視対象情報は、次のとおりです。

特定のコンポーネントまたはサブシステムに存在しない属性が要求された場合、エラーが返されます。同様に、特定のコンポーネントまたはサブシステムのアクティブでない属性が要求された場合も、エラーが返されます。

get コマンドの使用方法の詳細については、「すべてのレベルにおける list コマンドと get コマンドの予想出力」を参照してください。

例 1

特定のオブジェクトのすべての属性をサブシステムから取得します。

次の結果が返されます。

例 2

特定の J2EE アプリケーションからすべての属性を取得します。

次の結果が返されます。

J2EE アプリケーションレベルで公開されている監視可能な属性が存在しないため、このような応答が表示されました。

例 3

特定のサブシステムから特定の属性を取得します。

次の結果が返されます。

例 4

特定のサブシステム属性内から未知の属性を取得します。

次の結果が返されます。

Petstore の例

次の例は、asadmin ツールを監視目的でどのように使えばよいかを示したものです。

あるユーザーが、Application Server 上に配備済みのサンプル Petstore アプリケーションに含まれる特定のメソッドの呼び出し回数を調査したがっています。その配備先インスタンスの名前は、server です。list コマンドと get コマンドを併用することで、そのメソッドの目的の統計情報にアクセスします。

  1. Application Server と asadmin ツールを起動します。
  2. いくつかの有用な環境変数を設定することで、それらの値をコマンドごとに入力しないですむようにします。
  3. asadmin>export AS_ADMIN_USER=admin AS_ADMIN_PASSWORD=admin123 asadmin>export AS_ADMIN_HOST=localhost AS_ADMIN_PORT=4848
  4. インスタンス server の監視可能なコンポーネントを一覧表示します。
  5. asadmin>list --monitor server*

    次のような出力結果が返されます。

    server
    server.applications
    server.applications.CometEJB
    server.applications.ConverterApp
    server.applications.petstore
    server.http-service
    server.resources
    server.thread-pools

    この監視可能なコンポーネントの一覧には、thread-poolshttp-serviceresources、および配備済みで有効化されているすべての applications が含まれています。

  6. Petstore アプリケーションの監視可能なサブコンポーネントを一覧表示します (--monitor の代わりに -m を使用可能)。
  7. asadmin>list -m server.applications.petstore

    次の結果が返されます。

    server.applications.petstore.signon-ejb_jar
    server.applications.petstore.catalog-ejb_jar
    server.applications.petstore.uidgen-ejb_jar
    server.applications.petstore.customer-ejb_jar
    server.applications.petstore.petstore-ejb_jar
    server.applications.petstore.petstore¥.war
    server.applications.petstore.AsyncSenderJAR_jar
    server.applications.petstore.cart-ejb_jar
  8. Petstore アプリケーションの EJB モジュール signon-ejb_jar の監視可能なサブコンポーネントを一覧表示します。
  9. asadmin>list -m server.applications.petstore.signon-ejb_jar

    次の結果が返されます。

    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.SignOnEJB
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB
  10. Petstore アプリケーションの EJB モジュール signon-ejb_jar のエンティティ Bean UserEJB に含まれる監視可能なサブコンポーネントを一覧表示します。
  11. asadmin>list -m server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB

    次の結果が返されます (ドット表記名はスペースの関係で削除してある)。

    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-cache
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-pool
  12. Petstore アプリケーションの EJB モジュール signon-ejb_jar のエンティティ Bean UserEJB のメソッド getUserName に含まれる監視可能なサブコンポーネントを一覧表示します。
  13. asadmin>list  -m server.applications.petstore.signon-ejb_jar.
    UserEJB.bean-methods.getUserName

    次の結果が返されます。

    Nothing to list at server.applications.petstore.signon-ejb_jar.
    UserEJB.bean-methods.getUserName. To get the valid names beginning with a string, use the wildcard "*" character. For example, to list all names that begin with "server", use "list server*".
  14. メソッドに対する監視可能なサブコンポーネントは存在しません。メソッド getUserName の監視可能なすべての統計を取得します。
  15. asadmin>get -m server.applications.petstore.signon-ejb_jar.
    UserEJB.bean-methods.getUserName.*

    次の結果が返されます。

    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.executiontime-count = 0
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.executiontime-description = Provides the time in milliseconds spent during the last successful/unsuccessful attempt
    to execute the operation.
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.executiontime-lastsampletime = 1079981809259
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.executiontime-name = ExecutionTime
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.executiontime-starttime = 1079980593137
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.executiontime-unit = count
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.methodstatistic-count = 0
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.methodstatistic-description = Provides the number of times an operation was called, the total time that was spent during the invocation and so on.
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.methodstatistic-lastsampletime = 1079980593137
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.methodstatistic-maxtime = 0
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.methodstatistic-mintime = 0
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.methodstatistic-name = ExecutionTime
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.methodstatistic-starttime = 1079980593137
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.methodstatistic-totaltime = 0
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.methodstatistic-unit =
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.totalnumerrors-count = 0
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.totalnumerrors-description = Provides the total number of errors that occured during invocation or execution of an operation.
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.totalnumerrors-lastsampletime = 1079981809273
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.totalnumerrors-name = TotalNumErrors
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.totalnumerrors-starttime = 1079980593137
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.totalnumerrors-unit = count
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.totalnumsuccess-count = 0
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.totalnumsuccess-description = Provides the total number of successful invocations of the method.
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.totalnumsuccess-lastsampletime = 1079981809255
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.totalnumsuccess-name = TotalNumSuccess
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.totalnumsuccess-starttime = 1079980593137
    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.totalnumsuccess-unit = count
  16. また、実行回数など、特定の統計を取得するには、次のようなコマンドを使用します。
  17. asadmin>get -m server.applications.petstore.signon-ejb_jar.
    UserEJB.bean-methods.getUserName.executiontime-count

    次の結果が返されます。

    server.applications.petstore.signon-ejb_jar.UserEJB.bean-methods.
    getUserName.executiontime-count = 1

すべてのレベルにおける list コマンドと get コマンドの予想出力

次の各表は、ツリーの各レベルにおけるコマンド、ドット表記名、および対応する出力を示したものです。

表 21-33 トップレベル 

コマンド

ドット表記名

出力

list -m

server

server.applications
server.thread-pools
server.resources
server.http-service
server.transaction-service
server.orb.connection-managers
server.orb.connection-managers.orb
¥.Connections¥.Inbound¥.
AcceptedConnections
server.jvm

list -m

server.*

このノードから下の子ノード階層。

get -m

server.*

このノードに属性が存在しないことを示すメッセージだけが表示されます。

表 21-34 に、アプリケーションレベルに対するコマンド、ドット表記名、および対応する出力を示します。

表 21-34 アプリケーションレベル 

コマンド

ドット表記名

出力

list -m

server.applications

または

*applications

appl1
app2
web-module1_war
ejb-module2_jar
...

list -m

server.applications.*

または

*applications.*

このノードから下の子ノード階層。

get -m

server.applications.*

または

*applications.*

このノードに属性が存在しないことを示すメッセージだけが表示されます。

表 21-35 に、アプリケーションレベルのスタンドアロンモジュールとエンタープライズアプリケーションのコマンド、ドット表記名、および対応する出力を示します。

表 21-35 アプリケーション - エンタープライズアプリケーションとスタンドアロンモジュール 

コマンド

ドット表記名

出力

list -m

server.applications.app1

または

*app1

注: このレベルが適用可能なのは、エンタープライズアプリケーションが配備されている場合だけです。スタンドアロンモジュールが配備されている場合には適用できません。

ejb-module1_jar
web-module2_war
ejb-module3_jar
web-module3_war
...

list -m

server.applications.app1.*

または

*app1.*

このノードから下の子ノード階層。

get -m

server.applications.app1.*

または

*app1.*

このノードに属性が存在しないことを示すメッセージだけが表示されます。

list -m

server.applications.app1.ejb-module1_jar

または

*ejb-module1_jar

または

server.applications.ejb-module1_jar

bean1
bean2
bean3
...

list -m

server.applications.app1.ejb-module1_jar

または

*ejb-module1_jar

または

server.applications.ejb-module1_jar

このノードから下の子ノード階層。

get -m

server.applications.app1.ejb-module1_jar.*

または

*ejb-module1_jar.*

または

server.applications.ejb-module1_jar.*

このノードに属性が存在しないことを示すメッセージだけが表示されます。

list -m

server.applications.app1.ejb-module1_jar.bean1

注: スタンドアロンモジュールでは、アプリケーション名を含むノード (この例では app1) は表示されません。

次の子ノード一覧が表示されます。

bean-pool
bean-cache
bean-method

list -m

server.applications.app1.ejb-module1_jar.bean1

注: スタンドアロンモジュールでは、アプリケーション名を含むノード (この例では app1) は表示されません。

子ノードの階層とこのノードとそれより下のすべての子ノードの全属性の一覧。

get -m

server.applications.app1.ejb-module1_jar.bean1.*

注: スタンドアロンモジュールでは、アプリケーション名を含むノード (この例では app1) は表示されません。

次の属性とそれらの関連付けられた値が表示されます。

CreateCount_Count
CreateCount_Description
CreateCount_LastSampleTime
CreateCount_Name
CreateCount_StartTime
CreateCount_Unit
MethodReadyCount_Current
MethodReadyCount_Description
MethodReadyCount_HighWaterMark
MethodReadyCount_LastSampleTime
MethodReadyCount_LowWaterMark
MethodReadyCount_Name
MethodReadyCount_StartTime
MethodReadyCount_Unit
RemoveCount_Count
RemoveCount_Description
RemoveCount_LastSampleTime
RemoveCount_Name
RemoveCount_StartTime
RemoveCount_Unit

list -m

server.applications.app1.ejb-module1_jar.bean1.bean-pool

注: スタンドアロンモジュールでは、アプリケーション名を含むノード (この例では app1) は表示されません。

属性は表示されず、代わりに「get --monitor コマンドを使用して、このノードの属性と値を表示してください。」というメッセージが表示されます。

get -m

server.applications.app1.ejb-module1_jar.bean1.bean-pool.*

注: スタンドアロンモジュールでは、アプリケーション名を含むノード (この例では app1) は表示されません。

表 1-4 で説明した EJB プール属性に対応する属性と値の一覧。

list -m

server.applications.app1.ejb-module1_jar.bean1.bean-cache

注: スタンドアロンモジュールでは、アプリケーション名を含むノード (この例では app1) は表示されません。

属性は表示されず、代わりに「get --monitor コマンドを使用して、このノードの属性と値を表示してください。」というメッセージが表示されます。

get -m

server.applications.app1.ejb-module1_jar.bean1.bean-cache.*

注: スタンドアロンモジュールでは、アプリケーション名を含むノード (この例では app1) は表示されません。

表 1-5 で説明した EJB キャッシュ属性に対応する属性と値の一覧。

list -m

server.applications.app1.ejb-module1_jar.bean1.bean-method.method1

注: スタンドアロンモジュールでは、アプリケーション名を含むノード (この例では app1) は表示されません。

属性は表示されず、代わりに「get --monitor コマンドを使用して、このノードの属性と値を表示してください。」というメッセージが表示されます。

get -m

server.applications.app1.ejb-module1_jar.bean1.bean-method.method1.*

注: スタンドアロンモジュールでは、アプリケーション名を含むノード (この例では app1) は表示されません。

表 1-2 で説明した EJB メソッド属性に対応する属性と値の一覧。

list -m

server.applications.app1.web-module1_war

このモジュールに割り当てられた 1 つまたは複数の仮想サーバーが表示されます。

get -m

server.applications.app1.web-module1_war.*

このノードに属性が存在しないことを示すメッセージだけが表示されます。

list -m

server.applications.app1.web-module1_war.
virtual_server

登録されているサーブレットの一覧が表示されます。

get -m

server.applications.app1.web-module1_war.
virtual_server.*

このノードに属性が存在しないことを示すメッセージだけが表示されます。

list -m

server.applications.app1.web-module1_war.
virtual_server.servlet1

属性は表示されず、代わりに「get --monitor コマンドを使用して、このノードの属性と値を表示してください。」というメッセージが表示されます。

get -m

server.applications.app1.web-module1_war.
virtual_server.servlet1.*

表 1-7 で説明した Web コンテナ (サーブレット) 属性に対応する属性と値の一覧。

表 21-36 に、HTTP サービスレベルに対するコマンド、ドット表記名、および対応する出力を示します。

表 21-36 HTTP サービスレベル 

コマンド

ドット表記名

出力

list -m

server.http-service

仮想サーバーの一覧。

get -m

server.http-service.*

このノードに属性が存在しないことを示すメッセージだけが表示されます。

list -m

server.http-service.server

HTTP リスナーの一覧。

get -m

server.http-service.server.*

このノードに属性が存在しないことを示すメッセージだけが表示されます。

list -m

server.http-service.server.
http-listener1

属性は表示されず、代わりに「get --monitor コマンドを使用して、このノードの属性と値を表示してください。」というメッセージが表示されます。

get -m

server.http-service.server.*

表 1-9 で説明した HTTP サービス属性に対応する属性と値の一覧。

表 21-37 に、スレッドプールレベルに対するコマンド、ドット表記名、および対応する出力を示します。

表 21-37 スレッドプールレベル 

コマンド

ドット表記名

出力

list -m

server.thread-pools

スレッドプール名の一覧。

get -m

server.thread-pools.*

このノードに属性が存在しないことを示すメッセージだけが表示されます。

list -m

server.thread-pools.orb¥.threadpool¥
.thread-pool-1

属性は表示されず、代わりに「get --monitor コマンドを使用して、このノードの属性と値を表示してください。」というメッセージが表示されます。

get -m

server.thread-pools..orb¥.threadpool¥
.thread-pool-1.*

表 1-14 で説明したスレッドプール属性に対応する属性と値の一覧。

表 21-38 に、リソースレベルに対するコマンド、ドット表記名、および対応する出力を示します。

表 21-38 リソースレベル 

コマンド

ドット表記名

出力

list -m

server.resources

プール名の一覧。

get -m

server.resources.*

このノードに属性が存在しないことを示すメッセージだけが表示されます。

list -m

server.resources.jdbc-connection-pool-pool.connection-pool1

属性は表示されず、代わりに「get --monitor コマンドを使用して、このノードの属性と値を表示してください。」というメッセージが表示されます。

get -m

server.resources.jdbc-connection-pool-pool.connection-pool1.*

表 1-10 で説明した接続プール属性に対応する属性と値の一覧。

表 21-39 に、トランザクションサービスレベルに対するコマンド、ドット表記名、および対応する出力を示します。

表 21-39 トランザクションサービスレベル 

コマンド

ドット表記名

出力

list -m

server.transaction-service

属性は表示されず、代わりに「get --monitor コマンドを使用して、このノードの属性と値を表示してください。」というメッセージが表示されます。

get -m

server.transaction-service.*

表 1-15 で説明したトランザクションサービス属性に対応する属性と値の一覧。

表 21-40 に、ORB レベルに対するコマンド、ドット表記名、および対応する出力を示します。

表 21-40 ORB レベル 

コマンド

ドット表記名

出力

list -m

server.orb

server.orb.connection-managers

get -m

server.orb.*

このノードに属性が存在しないことを示すメッセージだけが表示されます。

list -m

server.orb.connection-managers

1 つまたは複数の ORB 接続マネージャ名。

get -m

server.orb.connection-managers.*

このノードに属性が存在しないことを示すメッセージだけが表示されます。

list -m

server.orb.connection-managers.
orb
¥.Connections¥.Inbound¥
.AcceptedConnections

属性は表示されず、代わりに「get --monitor コマンドを使用して、このノードの属性と値を表示してください。」というメッセージが表示されます。

get -m

server.orb.connection-managers.
orb
¥.Connections¥.Inbound¥
.AcceptedConnections.*

表 1-13 で説明した ORB 接続マネージャ属性に対応する属性と値の一覧。

表 21-34 に、JVM レベルに対するコマンド、ドット表記名、および対応する出力を示します。

表 21-41 JVM レベル 

コマンド

ドット表記名

出力

list -m

server.jvm

属性は表示されず、代わりに「get --monitor コマンドを使用して、このノードの属性と値を表示してください。」というメッセージが表示されます。

get -m

server.jvm.*

表 1-16 で説明した JVM 属性に対応する属性と値の一覧。


JConsole の使用

JConsole と Application Server を連携動作させるには、JMX コネクタのセキュリティを無効にする必要があります。Application Server (SE/EE 版) の現行バージョンでは、セキュリティがデフォルトで有効になっています。

JMX コネクタのセキュリティを無効にするには、次の方法のいずれかを使用します。

  1. 管理コンソールを使って JMX コネクタのセキュリティを無効にします。管理コンソールからこれを行うには、次の手順に従います。
    1. 「ノードエージェント」を開きます。
    2. 「ノードエージェント」を選択します。
    3. JMX タブの SSL セクションで、SSL3 と TLS の選択を解除します。
    4. 「保存」を選択します。
  2. asadmin を使って JMX コネクタのセキュリティを無効にします。端末ウィンドウまたはコマンドプロンプトからこれを行うには、次の手順に従います。
    1. 次のコマンドを入力します。
    2. asadmin set server.admin-service.jmx-connector.system.security-enabled=false
    3. DAS (Domain Application Server) を再起動します。

PE 版では、JMX コネクタがデフォルトで無効になっています。このため、PE では設定を変更する必要はありません。

  1. JConsole を起動し、「詳細」タブで JMX URL、ユーザー名、およびパスワードを入力してログインします。JMX URL の形式は次のとおりです。



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