Sun Java System Web Server 6.1 SP13 リリースノート

6.1 SP12 のマニュアルに対する修正と更新

次の節では、Web Server 6.1 SP12 のマニュアルに加えられた修正と更新について説明します。

HTTP ヘッダー名での大文字と小文字の区別に関する新しい情報

HTTP/1.1 規格 (http://www.ietf.org/rfc/rfc2616.txt) の 4.2 節には、HTTP ヘッダー名で大文字と小文字は区別されないと述べられています。ヘッダー名を処理するとき、Web Server 6.1 は名前をすべて小文字に変換します。

「Setting Access Rights」の無関係な情報

『Sun Java System Web Server 6.1 SP12 Administrator’s Guide』「Setting Access Rights」の節に、次のような注があります。この注は不正確なので、無視するようにしてください。


注 –

次のメソッドはコード内には存在しますが、上記のマニュアルには含まれていません。revloggetattribute getattributenamegetpropertiesstartrevstoprevedituneditsavesetattributerevaddrevlabel、および destroy


net_read() の戻り値に関する誤った情報

『Sun Java System Web Server 6.1 SP12 NSAPI Programmer’s Guide』「net_read」の節で、net_read() 関数の戻り値に関する情報が誤っています。正しい情報は次のとおりです。

戻り値

読み取られたバイト数。最大サイズ sz を超えることはありません。エラーが発生した場合は負の値が返されます。この場合、操作が完了する前に timeout 秒が経過したときは、errno は定数 ETIMEDOUT に設定されます。

読み取られたバイト数。最大サイズ sz を超えることはありません。エラーが発生した場合は負の値が返されます。この場合、errno は次のいずれかの定数に設定されます。

PathCheck フロー制御に関する誤った情報

『Sun Java System Web Server 6.1 SP12 NSAPI Programmer’s Guide』「PathCheck」の節に、誤った情報が含まれています。

誤:

NameTrans 指令によって割り当てられた名前または生成された物理パス名が、別のオブジェクトの name 属性または ppath 属性に一致する場合、サーバーはデフォルトオブジェクトの指令を適用する前に、まず一致しているオブジェクトの PathCheck 指令を適用します。

正:

NameTrans 指令によって割り当てられた名前または生成された物理パス名が、別のオブジェクトの name 属性または ppath 属性に一致する場合、サーバーは一致しているオブジェクトの指令を適用する前に、まずデフォルトオブジェクトの PathCheck 指令を適用します。

schedulerd 制御デーモンの停止に関する誤った指示

『Sun Java System Web Server 6.1 SP12 Administrator’s Guide』「Using Schedulerd Control-based Log Rotation (UNIX/Linux)」の節で、schedulerd 制御デーモンの停止に関する情報が誤っています。

誤:

export PID_FILE=/opt/SUNWwbsvr/https-admserv/logs/scheduler.pid
kill -9 -`cat $PID_FILE`
    - rm $PID_FILE
正:

export PID_FILE=/opt/SUNWwbsvr/https-admserv/logs/scheduler.pid
kill -9 `cat $PID_FILE`
     rm $PID_FILE