Sun GlassFish Enterprise Server 2.1 高可用性 (HA) 管理ガイド

正常なインスタンス用健全性検査の追加プロパティー

create-http-health-checker によって作成された健全性検査は、正常ではないインスタンスのみをチェックします。正常なインスタンスを定期的にチェックするには、エクスポートした loadbalancer.xml ファイルに追加のプロパティーをいくつか設定します。

正常なインスタンスをチェックするには、次のプロパティーを設定します。

表 4–3 健全性検査のプロパティー

プロパティー 

定義 

active-healthcheck-enabled

サーバーインスタンスが正常であるかどうかを調べるために、それらに対して Ping を実行するかどうかを示す true/false フラグ。サーバーインスタンスに対して Ping を実行するには、このフラグを true に設定します。 

number-healthcheck-retries

ロードバランサの健全性検査が、応答しないサーバーインスタンスを正常でないとマークするまでに、それらに対して Ping を実行する回数を指定します。有効な値は 1 ~ 1000 です。デフォルトでは 3 に設定されています。 

asadmin set コマンドを使用して、プロパティーを設定します。次に例を示します。

asadmin set domain.lb-configs.load-balancer-config.property.active-healthcheck-enabled=true

asadmin set domain.lb-configs.load-balancer-config.property.number-healthcheck-retries=5

これらのプロパティーを追加したあと、loadbalancer.xml ファイルをふたたび編集およびエクスポートする場合、新しくエクスポートした設定にはこれらのプロパティーが含まれます。