Solaris for ISPs のホスト構成ソフトウェアは次の機能を提供します。
ソフトウェアのインストール。管理者は Solaris for ISPs のホスト構成ソフトウェアを使用して、Solaris for ISPs のあらゆるソフトウェアをインストールまたはインストール解除できます。そのときインストールシナリオを保存しておけば、JumpStart の finish スクリプトを使用して、同じインストール作業を自動的に実行できます。
Solaris 基本環境の構成。セキュリティの向上と資源保護のために、不要な Solaris サービスを無効にします。Solaris コンポーネントのうちセキュリティに関係するものは ISP 環境に合わせて構成されます。
不正侵入の検出。侵入ディテクターは専用のログファイルを定期的にチェックして、不正なログオンが試みられた形跡がないかを調べます。そのような形跡が見つかった場合は、ログファイルから関連データを収集して、ユーザーが指定した方法 (たとえば、電子メール) で通知します。
サーバープロセスの管理。必要なサーバープロセス (たとえば、ニュースサーバー) が実際に起動していることを cron ジョブが確認します。異常終了したサーバープロセスがあれば、サーバープロセスマネージャはそのサーバープロセスを再起動します。
ログファイルの管理。監査ログと syslog ログは一日単位でサイクル使用されます。ログファイル管理デーモンは、毎週ログをアーカイブに保管し、一ヶ月以上経過したアーカイブを削除します。
ホスト構成ソフトウェアは必須ソフトウェアコンポーネントです。すべての Solaris for ISPs ホストマシン上にインストールする必要があります。