アプリケーションによっては、特に既存のサービスでは Sun Internet Administrator からアクセスするのに 2 階層アーキテクチャを使用する方が実用的なことがあります。このようなサービスは Sun Internet Administrator から管理できますが、セキュリティ上の利点のうち簡易サインオンとログ機能は使用できません。
図 1-4 に示すように、管理者は次の手順でサービスの管理機能にアクセスします。
管理者はブラウザで特定の URL (コンソールの GUI メインページが入っている場所) を要求します。
この手順は 3 階層アーキテクチャの場合と同じです。クライアントブラウザに AWC がダウンロードされるので、管理対象とするサービスを選択します。
選択されたサービスは、そのサービスの ASRA の URL を要求します。そのサービスの管理 GUI がブラウザベースでなければ、開発者が選択した別のプロトコルが使用されます。
以降のアクセスは、クライアントブラウザと、サービスの遠隔エージェントの間で直接行われます。この接続プロセスとその関連トラフィックは、適切な IP レベルのセキュリティ対策で保護されなければなりません。
2 階層アーキテクチャを使用するサービスは、簡易サインオン機能を利用できません。