Solaris for ISPs 管理ガイド

再構成可能な設定

Solaris for ISPs のプラットフォーム拡張機能と各種サービスをデフォルト構成でインストールすると、そのホストのデフォルトのサービス動作が変わります。つまり、Solaris for ISPs ソフトウェアをインストールしたシステムにおいて、あまり重要でない Solaris ネットワークユーティリティを無効にして、サーバーのセキュリティを強化します。


注 -

ホスト構成時には必ずデフォルト構成を確認し、必要に応じて変更してください。


デフォルト構成を使用すると、特に指定しなければあまり重要でない Solaris サービスが無効になります。これは必須ではありませんが、セキュリティホールの可能性を排除資源を保護するために、そのようなサービスを無効にすることをお勧めします。特に指定がなければ、サービスの有効または無効を変更するために inetd.conf が変更されます。この変更を元に戻す方法については、「Solaris 基本環境の復元」を参照してください。

セキュリティホールの可能性の排除

パスワードの流出と不正ユーザーによるアクセスを防ぐために、次の各サービスを無効にすることをお勧めします。


注 -

デフォルト設定を使用してインストールした場合、無効になった 「r」 コマンドを使用してホストにアクセスすることはできません。


システム情報を不正ユーザーから保護するために、次の各サービスを無効にすることをお勧めします。次の各サービスを無効にすると、サービスからのネットワーク要求に対してホストからの応答を拒否することにより、システム情報へのアクセスが制限されてシステムセキュリティが向上します。

資源の保護

次の CDE と OpenWindowsTM サービスは、特に必要でない限り無効にすることをお勧めします。次の各サービスを無効にすることで、システムパフォーマンスが向上します。

次のネットワーク (inetd) サービスは、特に必要でない限り無効にすることをお勧めします。次の各サービスを無効にすると、資源が解放されてシステムパフォーマンスが向上します。次に示すネットワークユーティリティが必要な場合は、デフォルト構成を変更してください。

次の各サービスは、絶対に必要な場合を除いて無効にすることをお勧めします。次の各サービスを無効にすると、システムパフォーマンスが向上します。次に示すサービスが必要な場合は、デフォルト構成を変更してください。


注 -

ホスト構成中に Solaris サービスの有効または無効に関するオンラインヘルプを表示できます。