Solaris for ISPs 管理ガイド

ispService クラス

目的: Solaris for ISPs のソフトウェアコンポーネントを表すエントリを定義します。ispService の相対識別名は、ispVersion 属性値で指定します。

表 6-3 ispService の属性
 属性名 必須属性か スキーマ 目的
associatedDomain いいえ 基本 このサービスを関連付けるドメイン
commonName はい 基本 サービス名 (Solaris for ISPs では未使用)
description いいえ 基本 サービスの説明を自由に記述する
host いいえ 基本 このサービスがインストールされているホスト名の完全指定
ispDirectoryRoot いいえ 拡張 ドメインのコンテンツが仮想ホストで提供される場合の、ファイルシステム上のディレクトリ接頭辞。Sun Internet FTP Server と SWS が仮想ホスト構成で使用する
ispPrivateData いいえ 拡張 Sun Internet Administrator が使用する、ソフトウェアコンポーネントのパスワード情報。この属性は、ディレクトリルートと Sun Internet Administrator 以外からはアクセスできないように、ACL で保護されている
ispServiceContext いいえ 拡張 Sun Internet FTP Server と Sun Internet News Server が使用する CORBA 名前コンテキスト
ispServiceLocation いいえ 拡張 サービス管理サーバーに対する CORBA オブジェクトリファレンス。Sun Internet FTP Server と Sun Internet News Server が使用する
ispSupplementaryInformation いいえ 拡張 サービスに関する任意の情報。Solaris for ISPs のサービス固有情報として予約されている
ispVersion はい 拡張 このエントリで記述するサービスのバージョン番号 (major.minor 形式)
labeledURI いいえ 基本 3 階層 GUI に対する Servlet のパス
mail いいえ 基本 ユーザーの公開電子メールアドレス。Solaris for ISPs では未使用
objectClass はい 基本このエントリ (ispService) のオブジェクトクラス
userCertificate いいえ 基本 ユーザーの公開鍵を含む証明書
userPassword いいえ 基本 このエントリのパスワード。ディレクトリへのバインドで使用する