Sun Directory Services には、ディレクトリエントリの作成と変更のために次のコマンド行ユーティリティが用意されています。
ldapadd
ldapmodify
ldapdelete
上記のコマンド行ユーティリティを使用するには、スーパーユーザーのアクセス権が必要です。詳細は、リファレンスマニュアルページ (セクション 1) を参照してください。
ldapadd と ldapmodify への入力には、コマンド行またはテキストファイルを使用します。エントリ情報は複雑で長いものが多いので、以降の項に示す手順ではテキストファイルから入力する方法について説明します。
どの場合でも、次の手順に従ってエントリ情報を作成します。
ディレクトリに作成する 1 つまたは複数のエントリを記述したファイルを作成します。ファイル形式の詳細は、ldif(4) のマニュアルページを参照してください。
スーパーユーザーのアクセス権を取得し、エントリ情報が入ったファイルを指定して ldapadd を実行し、エントリを作成します。
ldapadd コマンドの実行形式を次に示します。
# ldapadd -D "BindDN" -w password -f file |
BindDN はディレクトリにバインドする識別名 (DN) で、ディレクトリツリーの当該部分への書き込み権を持っている必要があります。password はバインドのためのパスワードです。また、file オプションでは、作成した ldif ファイル名を指定します。