Solaris for ISPs のインストール

HotJava の構成

Sun Internet Administrator および Sun Internet Services Monitor を使用する場合は、HotJava のセキュリティを適切に設定して、アプレットと Servlet を使用可能にする必要があります。その場合のセキュリティ設定手順を以下の各節で説明します。

Sun Internet Administrator 用に HotJava を構成するには

Solaris for ISPs の遠隔管理アプレットは、読み込み時に特定のクライアントシステムプロパティにアクセスする必要があります。アプレットを読み込もうとしたとき、HotJava のセキュリティ設定に応じて結果が異なります。

HotJava ブラウザのセキュリティは、次の手順を実行して「Medium Security」または「Low Security」に設定する必要があります。

  1. HotJava を起動して「Edit」メニューを選択します。

  2. プルダウンメニューから「Preferences」を選択し、階層メニューから「Applet Security」を選択します。

  3. それぞれのラジオボタンを使用して、署名付きアプレットに対しては「Low Security」を選択し、署名なしアプレットに対しては「Medium Security」を選択します。

  4. 「Apply」をクリックします。

Sun Internet Services Monitor 用に HotJava を構成するには

Sun Internet Services Monitor は HotJava アプレットを使用するので、正しく機能するためには HotJava ブラウザのセキュリティを適切に設定する必要があります。そのための手順を次に示します。

  1. HotJava を起動して「Edit」メニューを選択します。

  2. プルダウンメニューから「Preferences」を選択し、階層メニューから「Applet Security」を選択します。

  3. システムアクセス権を構成します。そのためには、「System Permissions」ラジオボタンを選択してから、次の手順を実行します。

    1. 「Advanced Security」を選択するか「Advanced」をクリックして、「Advanced Security Settings」画面に移動します。

    2. 「Add Web Site」テキストフィールドの「Add Site」をクリックして、Sun Internet Services Monitor のホスト名を入力します。「Add」をクリックします。

      入力したホスト名がスクロールリストボックスに追加されます。

    3. セキュリティ設定を変更するホストを選択し、「Use default permissions for this site or certificate」の選択を解除します。

    4. 各ボックスをクリックして、アプレットが次の操作を実行できるようにします。

      • 警告バナーなしにウィンドウを開きます。

      • プロパティ、クリップボード、印刷ジョブにアクセスします。

      • ローカルアプリケーションを起動します。ただし、起動前に警告を出します。

  4. 「Network Access」ラジオボタンを選択してから次の指定を行なって、ネットワークアクセス方法を構成します。

    1. 次の各フィールドにアスタリスク (*) を入力します。

      • 「Allow selection to listen on these ports」テキストフィールド
      • 「Allow connecting to these sites」テキストフィールド
      • 「Accept connections from these sites」テキストフィールド

    2. 次の 3 つの警告オプションに対応するボックスをクリックして、すべて無効にします。

      • 「Warn before allowing listen on other ports」
      • 「Warn before connecting to other sites」
      • 「Warn before accepting connection from other sites」

  5. 「Apply」をクリックします。

  6. Sun Internet Services Monitor のユーザーインタフェースにアクセスします。アクセス方法については、「サービスの起動」を参照してください。