Sun Directory Services をインストールすると、構成可能なほとんどの特性には、ディレクトリサーバーを起動して実行できるデフォルトの設定値が与えられます。しかし、次の変更や指定は必ず必要です。
データ格納にある名前付きコンテキストに名前を付ける。詳細は、「データ格納の構成」を参照してください。
データ格納のディスク上の場所を指定する。詳細は、「データ格納の構成」を参照してください。
この情報を指定すると、ディレクトリサーバーはデフォルト構成になっています。
LDAP ディレクトリサービスの特性は、次のようになっています。
バインド操作での別名参照は有効になっています。
検索の制限は 5000 エントリまたは 3600 秒 (1 時間) です。このどちらかの制限に達すると、検索は停止します。
5000 エントリがキャッシュに格納されます。データ格納ごとに 100,000 バイトのキャッシュファイルが作成されます。
デフォルトの索引作成が使用されます。「ディレクトリデータの索引の作成」を参照してください。
パスワードは暗号化されて格納されます。
デフォルトのアクセス制御が使用されます。例 1-1 を参照してください。
ディレクトリ操作ごとにスキーマが検査されます。「スキーマの検査」を参照してください。
ディレクトリには、エントリは入っていません (管理者名とパスワードは構成ファイルに入っています)。
RADIUS サービスの特性は、次のようになっています。
RADIUS 通信に使用するポートは、認証トラフィックが 1645、アカウンティングトラフィックが 1646 です。ただし、最近の標準化作業では、認証トラフィックにポート 1812、アカウンティングトラフィックにポート 1813 が推奨されています。これらのポートを使用する場合には、管理コンソールで指定できます。
RADIUS サーバーは無効になっています。
Web ゲートウェイの特性は、次のようになっています。
ディレクトリ情報の表示を構成するためのテンプレートは、/etc/opt/SUNWconn/ldap/current/locale/<ロケール>/dswebtmpl.conf です。日本語の場合は、<ロケール> は ja になります。
NIS サービスは無効になっています。