ディレクトリサーバーは、知識情報を使って情報に対する要求を他のサーバーへ渡します。ディレクトリサーバーが持つ知識情報は、他の名前付きコンテキストを持つディレクトリサーバーへの参照となります。サーバーは、情報の要求を受け取ると、自身のローカルデータ格納の情報を使って要求に対応できるかどうかを調べます。対応できない場合は、定義されているそのデータ格納の照会を調べ、代替ディレクトリサーバーの詳細をディレクトリクライアントに返します。したがって、クライアントは、この要求を他のディレクトリサーバーへ送信できます。クライアントによっては、要求を代替サーバーに自動的に送信するものがあります。その場合、ユーザーは照会機構を意識する必要はありません。それ以外のクライアントは照会情報をユーザーに返します。
照会の使用例については、「例: XYZ Corporation の名前付きコンテキスト」を参照してください。