Sun Directory Services 3.1 ユーザーズガイド

カット、コピー、およびペースト

エントリをカットするには

「カット (Cut)」コマンドを使用して、ディレクトリからエントリを削除し、削除したエントリのコピーをクリップボードに保存します。エントリは、クリップボードから別の場所のディレクトリにペーストできます。

カットするエントリに対して書き込み権が必要です。「ログイン」を参照してください。

  1. ブラウザウィンドウで削除するエントリを選択します。

  2. 「削除 (Delete)」アイコンをクリック、「編集 (Edit)」メニューから「カット (Cut)」を選択、またはキーボードで Ctrl-x キーを押します。

    エントリがディレクトリから削除されてクリップボードに保存されます。

  3. 新しいディレクトリ位置にエントリをペーストします。

  4. ディレクトリにエントリを戻すには、「編集 (Edit)」メニューから「復元 (Restore)」を選択します。

    復元可能な場合は、ディレクトリの元の位置にエントリが復元されます。親エントリがすでにない場合または親エントリ名が変更されている場合は、ペーストは実行されず、エラーメッセージが表示されます。

エントリをコピーするには

「コピー (Copy)」コマンドを使用して、すでにあるエントリをディレクトリからクリップボードにコピーします。コピーしたエントリは、クリップボードから別の場所のディレクトリにペーストできます。

  1. ブラウザで、コピーするエントリをクリックして選択します。

  2. 「コピー (Copy)」アイコンをクリック、「編集 (Edit)」メニューから「コピー (Copy)」を選択、またはキーボードで Ctrl-c キーを押します。

    エントリがディレクトリからクリップボードにコピーされます。

  3. 新しいディレクトリ位置にエントリをコピーします。

エントリをペーストするには

カットまたはコピー操作後、ペーストを使用してクリップボードからディレクトリにエントリを貼り付けます。選択したエントリの子または同列のエントリにペーストできます。ディレクトリにエントリをペーストするには、書き込み権が必要です。「ログイン」を参照してください。

    カットまたはコピー後、「ペースト (Paste)」アイコンをクリック、「編集 (Edit)」メニューから「ペースト (Paste)」を選択、またはキーボードで Ctrl-v キーを押します。

    新しいエントリを選択してからペーストすると、選択したエントリの子としてペーストされたエントリが表示されます。

    新しいエントリを選択せずにペーストすると、選択したエントリの最後の同列のエントリとして、ペーストされたエントリが表示されます。

    ペーストするエントリと同名のエントリがすでにある場合は、名前に番号を付加して新しいエントリがペーストされます。

エントリを「作成 (Create)」パネルにペーストするには

カットまたはコピー後、「作成 (Create)」パネルにエントリを直接ペーストできます。この方法を使用すると、多数の類似したエントリを短時間で作成できます。

「作成 (Create)」パネルへのエントリのペーストは、次のどちらかの方式で行われます。

ペースト方式は、ディレクトリサーバーの Deja.properties ファイルで指定します。デフォルトでは、Deja は「作成 (Create)」パネルからデータを消去せずにペーストします。デフォルトのペースト方式を変更する手順については、「標準作成パラメータ」を参照してください。

  1. カットまたはコピー後、「作成 (Create)」アイコンをクリックするか、「エントリ (Entry)」メニューから「作成 (Create)」を選択します。

  2. 「編集 (Edit)」メニューから「作成パネルにペースト (Paste to Create Panel)」を選択します。

    「作成 (Create)」パネルの最初のセクションにいる場合は、名前や名前付き属性を含めて、エントリ全体がパネルにペーストされます。

    「作成 (Create)」パネルの「オブジェクトクラスの選択 (Select Object Classes)」セクションにいる (エントリに名前を付け、名前付き属性をすでに選択している) 場合は、オブジェクトクラスと属性だけが「作成 (Create)」パネルにペーストされます。

    「作成 (Create)」パネルの「属性 (Attributes)」セクションにいる (エントリに名前を付け、名前付き属性を選択し、さらにエントリのオブジェクトクラスを選択している) 場合は、属性だけが「作成 (Create)」パネルにペーストされます。

    名前付き属性を選択し、エントリに名前をつけているが、ペーストされたオブジェクトクラスに選択された名前付き属性が含まれていない場合は、エラーメッセージが表示されます。最初の手順に戻って名前付き属性を変更するか、ペーストする名前付き属性が含まれているオブジェクトクラスを選択する必要があります。

  3. エントリが完成したら「完了 (Done)」をクリックし、ディレクトリにエントリを追加します。

エントリを復元するには

誤ってディレクトリからエントリをカットした場合でも、次のカットまたはコピー操作を実行する前であれば、カットしたエントリを復元できます。

    「編集 (Edit)」メニューから「復元 (Restore)」を選択します。

    クリップボードに保存されているエントリが元の場所に戻ります。