Deja.properties ファイルのこのセクションでは、次の作業を実行できます。
Deja で表示しない属性値の指定
ログインパネルのパラメータの指定
標準検索の定義
STANDARD_ATTRIBUTES_CRYPTED
Deja の表示、変更、および作成ウィンドウでは、一部の属性値が地域対応化された文字列に置き換えられます。STANDARD_ATTRIBUTES_CRYPTED リストに属性名を追加することによって、表示しない属性を指定できます。属性名は、コンマで区切ります。デフォルトでは、radiusppppasswd、radiusloginpasswd、chappassword、radiusslippasswd、userpassword の値が表示されません。
# # Standard Add/Modify/View # STANDARD_ATTRIBUTES_CRYPTED=radiusppppasswd, radiusloginpasswd, chappassword, radiusslippasswd, userpassword |
STANDARD_LOGIN_SEARCH_FILTER
ログインパネルの検索機能は、このラベルで定義されたフィルタを使用して動作します。デフォルトでは、(|(cn=*{0}*)(uid=*{0}*)) です。これにより、cn または uid のどちらかに、ユーザーが検索テキストフィールドに入力した検索文字列が含まれることが定義されます。
STANDARD_LOGIN_MAX_SEARCH_RESULT
ログイン検索によって返される、名前付きコンテキストごとの最大検索結果数を指定します。デフォルト値は 55 です。
STANDARD_LOGIN_ALIASES
Deja 標準のログイン別名を定義します。別名を追加するには、行の先頭にある # を削除し、さらに 「ログイン別名を追加するには」を参照してください。次に構文を示します。
STANDARD_LOGIN_ALIASES= alias; DN; alias; DN; ... |
たとえば、cn=Robert Travis, ou=sales, o=xyz, c=us というユーザーが頻繁にログインする場合、そのつどユーザーの識別名を入力しなくてもすむように、本人を表す別名 (たとえば rob) を作成できます。次の手順で別名を作成します。
行の先頭にある # を削除し、STANDARD_LOGIN_ALIASES 定義に、エントリに対応する別名と識別名を追加します。
STANDARD_LOGIN_ALIASES= rob; cn=Robert Travis,ou=sales,o=xyz,c=us |
Deja を再起動すると、「ログイン (Login)」パネルで別名を使用できるようになります。
# # Standard Login # STANDARD_LOGIN_SEARCH_FILTER= (|(cn=*{0}*)(uid=*{0}*)) STANDARD_LOGIN_MAX_SEARCH_RESULT= 55 # STANDARD_LOGIN_ALIASES= UserA_alias; userA_dn; UserB_alias; UserB_dn |
Deja に標準検索を追加するには、Deja.properties ファイルの「Standard Search」セクションで定義します。STANDARD_SEARCH_FILTERS 定義で、検索の種類を 1 つずつ宣言します。さらに、1 行に 1 つずつ検索を定義します。検索定義は、検索名 (たとえば、STANDARD_SEARCH_FILTER_PERSON)、「検索タイプ (Type of Search)」オプションボタンに表示するラベル (たとえば、STANDARD_SEARCH_FILTER_PERSON_IDENTIFIER)、および検索定義 (たとえば (&(objectclass=person)(cn=*{0}*))) から成ります。
STANDARD_SEARCH_TABLE_LABELS
検索結果表の属性と見出しラベルのリストを指定します。デフォルトでは、cn、telephoneNumber、および mail 属性が指定されています。
# # Standard Search # STANDARD_SEARCH_FILTERS= STANDARD_SEARCH_FILTER_PERSON, STANDARD_SEARCH_FILTER_LOCALITY, STANDARD_SEARCH_FILTER_ORGANIZATION, STANDARD_SEARCH_FILTER_WILDCARD STANDARD_SEARCH_FILTER_PERSON= STANDARD_SEARCH_FILTER_PERSON_IDENTIFIER, (&(objectclass=person)(cn=*{0}*)) STANDARD_SEARCH_FILTER_LOCALITY= STANDARD_SEARCH_FILTER_LOCALITY_IDENTIFIER, (l=*{0}*) STANDARD_SEARCH_FILTER_ORGANIZATION= STANDARD_SEARCH_FILTER_ORGANIZATION_IDENTIFIER, (|(o=*{0}*)(ou=*{0}*)) STANDARD_SEARCH_FILTER_WILDCARD= STANDARD_SEARCH_FILTER_WILDCARD_IDENTIFIER, {0} STANDARD_SEARCH_TABLE_LABELS= cn; STANDARD_SEARCH_TABLE_NAME_LABEL, telephoneNumber; STANDARD_SEARCH_TABLE_PHONE_LABEL, mail; STANDARD_SEARCH_TABLE_MAIL_LABEL |
uid 属性の標準検索を追加するには、次の手順に従います。
STANDARD_SEARCH_FILTERS 行で、検索定義を宣言します。
STANDARD_SEARCH_FILTERS= STANDARD_SEARCH_FILTER_PERSON, STANDARD_SEARCH_FILTER_LOCALITY, STANDARD_SEARCH_FILTER_ORGANIZATION, STANDARD_SEARCH_FILTER_WILDCARD, NEW_SEARCH_FILTER_UID |
新しい検索用のラベルは、NEW_SEARCH_FILTER_UID です。
検索を定義します。
NEW_SEARCH_FILTER_UID= User ID, (&(objectclass=*)(uid=*{0}*)) |
「検索タイプ (Type of Search)」オプションボタンに表示するラベルは User ID です。Deja は、uid 属性に指定された値が含まれているエントリを検索します。
検索結果リストのラベルを追加します。
STANDARD_SEARCH_TABLE_LABELS= cn; STANDARD_SEARCH_TABLE_NAME_LABEL, telephoneNumber; STANDARD_SEARCH_TABLE_PHONE_LABEL, mail; STANDARD_SEARCH_TABLE_MAIL_LABEL, uid;User ID |
検索結果リストの見出しに User ID が追加されます。
Deja をいったん終了してから再起動します。
検索の種類が「検索 (Search)」パネルに追加されます。
エントリを「作成 (Create)」パネルに追加する (「エントリを「作成 (Create)」パネルにペーストするには」を参照) 場合、ペースト動作は次のどちらかになります。
ペースト動作によって「作成 (Create)」パネルのデータを削除してから、エントリをペーストできます。
ペースト動作によって、ペースト前に「作成 (Create)」パネルのデータが消去されることはありません。この動作は、2 つ以上のエントリの特性が含まれるエントリを作成する場合に便利です。
STANDARD_CREATE_PASTE_CLEAR_DATA
ペーストの種類を指定します。true を指定すると、ペースト前にエントリからデータが消去されます。デフォルトの設定は false です。
STANDARD_CREATE_ALTERNATIVE_NAMING_ATTRIBUTES
「作成 (Create)」パネルに対応するスキーマから名前付き属性を取り出すことができない場合は、この定義に基づいて、使用できる名前付き属性のリストが使用されます。デフォルトでは、名前付き属性は cn、o、ou、l、c、および dc です。
# # Standard Create # STANDARD_CREATE_PASTE_CLEAR_DATA=FALSE #STANDARD_CREATE_PASTE_CLEAR_DATA=TRUE # # Alternate way to specify naming attributes if cannot be retrieved from schema STANDARD_CREATE_ALTERNATIVE_NAMING_ATTRIBUTES=cn; o; ou; l; c; dc |