Solstice AdminSuite 2.3 管理者ガイド

使用できるネームサービス

Solstice AdminSuite では、ローカルシステム上の情報を管理するだけでなく、ネームサービスを使用することにより、ネットワークを介して情報を管理できます。表 2-1 に Solstice AdminSuite で使用できるネームサービスを示します。


注 -

AdminSuite をネームサービスと共に使用するときは、ローカルのドメインにある情報のみ変更できます。AdminSuite では NIS や NIS+ サブドメインの変更はできません。サブドメインにある NIS や NIS+ のエントリを変更したい場合は、サブドメイン内にあるシステムにログインして AdminSuite を実行してください。


表 2-1 使用できるネームサービス

ネームサービス 

管理対象の情報 

NIS+

NIS+ テーブル情報。テーブルを変更するには、sysadmin グループ (group 14) のメンバーであり、適切な所有権とアクセス権を持っている必要があります。 

NIS

NIS マップ情報。マップを更新するには、sysadmin グループのメンバーである必要があります。NIS マスターサーバーが Solaris 1.x で動作している場合は、NIS マスターサーバーへの明示的なアクセス権が必要です。つまり、ホスト名とユーザー名のエントリが、NIS マスターサーバーのルートの .rhosts ファイルに記述されている必要があります。 NIS マスターサーバーが Solaris 2.x またはネームサービス移行キット 1.2 で動作している場合、エントリは必要ありません。

なし 

ローカルシステム上の /etc 内のファイル。 ローカルシステムの sysadmin グループのメンバーである必要があります。

ネームサービスを使用する場合および使用しない場合の Solstice AdminSuite の使用方法については、「Solstice AdminSuite のアクセス権の設定」を参照してください。