sysadmin グループへユーザーを追加する方法を、各ネームサービスごとに説明します。Solstice AdminSuite を使用できる場合は、グループマネージャを使用してユーザーを追加してください。
NIS+ ドメインのシステムに、グループテーブルの読み取り権と書き込み権を持つ登録ユーザーとしてログインします。
グループテーブルを一時ファイルに保存します。
$ niscat group.org_dir > /var/tmp/group-file |
一時ファイルを編集して、Solstice AutoClient の使用を許可するユーザーを追加します。
グループファイルの sysadmin エントリにユーザーを追加する例を示します。
. . . sysadmin::14:user1,user2,user3 nobody::60001: noaccess::60002: |
記号の意味は、以下のとおりです。
user1,user2,user3 |
sysadmin グループに追加するユーザーの ID |
編集した一時ファイルを NIS+ グループテーブルとマージします。
$ /usr/lib/nis/nisaddent -mv -f /var/tmp/group-file group |
マージした結果が表示されます。
一時ファイルを削除します。
$ rm /var/tmp/group-file |
追加したユーザーごとに以下の手順を実行して、ユーザーが sysadmin グループに追加されたことを確認してください。
# su - user1 $ groups staff sysadmin $ exit |
NIS マスターサーバーにスーパーユーザーとしてログインします。
group ファイル (デフォルトでは /etc ディレクトリにあります) を編集します。
sysadmin グループに追加するメンバーをコンマで区切って指定します。
. . . sysadmin::14:user1,user2,user3 |
group ファイルが置かれているディレクトリ名は、NIS の makefile ファイル中に変数 $DIR で指定されています。group ファイルの場所が不明な場合は、このファイルを参照してください。
NIS の makefile のあるディレクトリ (デフォルトは /var/yp) へ移動し、NIS マップを再生成します。
# cd /var/yp # make group |
NIS マップのサイズによっては、マップを更新してネットワーク全体へ変更を適用するのに、数分から数時間かかることがあります。
(必要な場合のみ) NIS マスターサーバーが Solaris 1.x で稼働している場合は、NIS マスターサーバーのルート (/) ディレクトリに、.rhosts エントリを以下のような書式で作成し、NIS マップの変更権を持つユーザーの情報を記述します。
host-name user-name |
Solstice AutoClient をローカルシステムだけで使用する場合は、以下の手順を実行します。