TotalNET Advanced Server 5.2 の管理

5.1.4 レルム構成の更新

LM-NT-OS/2 レルム構成の属性値を変更する手順を次に示します。TAS は LM-NT-OS/2 レルムにおいて、TCP/IP 上の NetBIOS と、NetBEUI 上の NetBIOS の 2 種類のサービスを提供します。

  1. 次のリンクをたどります。

    • 「LM-NT-OS/2 Realm」->「Configuration and Control」->「Configuration」

      「Configure LM-NT-OS/2 Realm」画面が表示されます。

      Graphic
  2. 必要に応じて次の属性値を入力または選択します。

    • 「Announcement interval」- 各サービスがネットワーク上にサービス名をブロードキャストする間隔 (秒単位)。この値を指定しないと、ブロードキャスト間隔は 300 秒 (5 分) になります。OS/2 または Windows for Workgroups クライアントを含むネットワークでブロードキャストによるトラフィックを減らしたければ、この値を大きくします。ユーザーの「ネットワークコンピュータ」ウィンドウやチューザーのリストにサーバーがすばやく表示されるようにしたければ、この値を小さくします。LM-NT-OS/2 レルムに Windows 95 と Windows NT しか存在しなければ、この設定は重要ではありません。

    • 「Workgroup」- ネットワーク上の LAN Manager 形式のノードグループ。LAN Manager ドメイン または Windows NT ドメインともいいます。デフォルト値は、一般に workgroup または langroup のいずれかです。

    • 「Transport list」- ユーザーが LM-NT-OS/2 レルム のサービスにアクセスするのに使用するプロトコルで、少なくともtnnbu (NetBEUI) または tcpip (TCP/IP) のいずれかを選択します。クライアントマシンが使用するプロトコルに合わせて選択してください。

    • 「Windows 95 logon script」- クライアント PC のオペレーティングシステムが最初の接続で実行する .BAT などの実行可能ファイル。このファイルは、NETLOGON というボリュームまたは接続ポイントに入っており、PC から問題なく実行できるものでなければなりません。

    • 「WINS servers」- WINS を使用する PC から TAS サービスを見つけだせるように、TAS を NetBIOS ノードとして WINS に参加させるオプション。また、TAS のユーティリティとサービス (例えば、リモートユーティリティ、nbmessage、プロキシ認証を使用する LMfile) が WINS を使用して別のコンピュータを見つけ出せるようにします。複数の論理ネットワークやサブネットを持つ大規模ネットワークでは、WINS (Windows Internet Name Service) を使用してネットワーク全体を単一エンティティとして扱えるようにすると便利です。そのようにすると、すべての PC がネットワーク上のさまざまな場所に分散しているファイルサーバーを見つけ出せます。WINS を使用するには、WINS サーバーの IP アドレスを入力します。複数の WINS サーバーが存在するときは、それぞれのアドレスをコンマで区切って入力します。

  3. 「Submit」をクリックします。

    「Update LM-NT-OS/2 Realm Configuration」画面が表示されます。

  4. 「OK」をクリックします。

    UNIX コマンドラインからレルム構成を更新するには、tnrealm コマンドを使用します。