tninfo の出力中に存在しない接続が表示されています。tninfo からの出力では、通常 1 つの Ethernet アドレスに対し 1 つの接続しか表示されないはずですが、サーバーが接続の終了を確認できないときは、複数の接続が表示されることがあります。一般にこの問題は、クライアントがログアウトせずに PC の電源を切ったりリブートしたときに、接続が正常に終了しなかったことが原因で発生します。
このような形だけ残っている接続を検出するには、LM-NT-OS/2 レルムまたは NetWare レルムのキープアライブ機能を有効にします。そうすると、サーバーは Novell のウォッチドッグパケットとよく似たキープアライブパケットを送信して、接続状態が続いているクライアントを検出します。サーバーは最初のキープアライブパケットを送信した後、10 分間隔で次のパケットを送信しますが、この間に応答がない接続は無効とみなして接続データベースを更新します。データベースが更新されると、存在しない接続は tninfo の出力から消えます。
キープアライブ機能を有効にするには、次のリンクをたどります。
各レルム ->「Manage File Services」-> [サービスを選択] ->「Administer」->「Configuration」
「Keepalive」フィールドに、キープアライブパケットの送信間隔 (分単位) を入力します。
UNIX コマンドラインからキープアライブ機能を有効にするには、次のコマンドを実行します。ここで、n はサーバーが接続を確立してから最初のキープアライブパケットを送信するまでの待ち時間 (分単位) です。
tnservice -M -r NW -s nwhera:file -a keepalive=n |