Sun WebServer 1.0 では、デフォルトの位置 /etc/http/ に 2 つの主要構成ファイルを置いていました。
httpd.conf: サーバーおよびサーバーのすべての仮想ホストの基本構成情報
access.acl: URL アクセス制御設定値
Sun WebServer 2.0 では、これらのファイルの指示語をサーバーインスタンスのサーバーレベルの構成ファイルと個々の Web サイトのサイトレベルの構成ファイルに区分化します。
サーバーレベルの構成ファイルは、デフォルトでは /etc/http/ にインストールされます。以下の <instance_name> は、ファイルを使った httpd インスタンスの一意名です。Sun WebServer 管理コンソールまたは htserver add コマンドで作成したインスタンス名は、サーバーインスタンスと対応づけられます。
<instance_name>.httpd.conf: サーバーの基本構成情報
access.conf: URL アクセス制御
realm.conf: realm 情報
mime.types: MIME タイプと符号化
サイトレベルの構成ファイルは、デフォルトでは Web サイトのサブツリーにインストールされます。以下の <site_name> は、このファイルを使った Web サイトの名前を意味します。
<site_name>.site.conf: サイトの基本構成情報
access.conf: URL アクセス制御
realm.conf: realm 情報
mime.types: MIME タイプと符号化
map.conf: URL マッピング
content.conf: 内容情報
上記のすべてのファイル名は、ファイル内容を暗示する名前です。唯一固定された構成ファイル名は、/etc/http/httpd-instances.conf です。各サーバーインスタンス名と基本構成ファイルは httpd-instances.conf にリストされ、各サーバー構成ファイルには他の構成ファイルが名前順にリストされています。