フリーズポイントファイルが記述するソース階層を新たに抽出するには:
「カテゴリ」リストボックスから「抽出」を選択する。
抽出用の区画が表示されます (図 14-2 参照)。
「フリーズポイントファイル」フィールドに既存のフリーズポイントファイルの名前を入力する。
絶対パス名でないパス名は、フリーズポイントツールを起動したディレクトリに対する相対パス名と見なされます。
「すべて抽出」ラジオボタンまたは「部分抽出」ラジオボタンを選択する。
「すべて抽出」では、凍結されたファイルセット全体を抽出します。「部分抽出」では、指定したサブセットを抽出します。
ワークスペースを作成するかどうかに関係なく、全抽出または部分抽出のいずれかを選択する必要があります。
凍結ファイルの SCCS 履歴を含むワークスペースを作成するには、「ワークスペースの作成」チェックボックスを選択する。
「フリーズポイントの抽出元」のいずれかのラジオボタンを選択して、ソースワークスペースを指定する。
「フリーズポイントファイルからデフォルトを使用」ラジオボタンを選択した場合は、フリーズポイントファイルで指定されているソースワークスペースのパス名が使用されます。
「ユーザー指定」ラジオボタンを選択した場合は、ワークスペースのパス名を入力します。
「デフォルトを表示」ラジオボタンを選択した場合は、「ワークスペース」フィールドにソースワークスペースのパス名が表示されます。
フリーズポイントファイルに含まれていないソースワークスペース階層を指定するには、「ユーザー指定」ラジオボタンを選択して、「ワークスペース」フィールドに別のソースワークスペースのパス名を入力します。
「抽出先のディレクトリ」フィールドに、新しい (抽出した) 階層を置くディレクトリのパス名を入力する。
絶対パス名でないパス名は、フリーズポイントツールを起動したディレクトリに対する相対パス名と見なされます。
抽出先ディレクトリには、新しいディレクトリと既存のディレクトリのどちらでも指定できます。抽出先ディレクトリに既存のディレクトリを指定した場合は、警告メッセージが表示されるので、操作の確認を行う必要があります。
「抽出」ボタンをクリックして、抽出を開始する。
「部分抽出」オプションを選択した場合は、ダイアログが開き、フリーズポイントファイルに含まれているソースファイルのリストが表示されるので、その中から抽出するファイルを選択します。
「抽出」ボタンをクリックすると、フリーズポイントファイルにリストされている各ソースファイルに対して SCCS get が実行されます。抽出されるファイルのバージョンは、フリーズポイントファイルの SMID で指定されているバージョンです。抽出された g- ファイルは、抽出先のディレクトリに書き込まれます。「ワークスペースの作成」オプションを選択した場合は、SCCS 履歴も抽出先ディレクトリに書き込まれます。
「フリーズポイント」ウィンドウの左下隅のカウンタに、抽出処理の進行状況が表示されます。
抽出の際にファイルの名前変更や削除などが原因でファイルを見つからない場合、抽出は中止され、エラーとなったエントリの名前が表示されます。ユーザーはフリーズポイントファイルを編集して、エラーとなったエントリを削除しなければなりません。名前が変更されたファイルの新しい名前を確認する方法については、freezepointfile(4) のマニュアルページを参照してください。
「ファイル」メニュー |
フリーズポイントツールを終了するコマンドが表示されます。 |
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「表示」メニュー |
「出力を表示」コマンドが表示されます。 |
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「TeamWare」メニュー |
ほかの TeamWare ツールを起動するためのコマンドが表示されます。 |
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「カテゴリ」 リストボックス |
「フリーズポイント」ウィンドウの区画表示を作成用および抽出用に切り替えることができます。 |
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「すべて抽出」 ラジオボタン |
凍結されたファイルセット全体をすべて抽出します。 |
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「部分抽出」ラジオボタン |
凍結されたファイルセットの一部を抽出します。 |
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「ワークスペースの作成」 チェックボックス |
フリーズポイントファイルから TeamWare のワークスペースを作成します。 |
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「フリーズポイント ファイル」フィールド |
フリーズポイントファイルの絶対パス名を指定します。 |
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「ワークスペース」 フィールド |
ソースワークスペースを指定します。 |
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「フリーズポイントの抽出元」のラジオボタン |
「フリーズポイントファイルからデフォルトを使用」 |
フリーズポイントファイルで指定されているソースワークスペースのパス名が使用されます。 |
「ユーザー指定」 |
ワークスペースのパス名を入力します。 |
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「デフォルトを表示」 |
ソースワークスペースのパス名が使用されます。 |
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「抽出先のディレクトリ」フィールド |
新しい階層を置くディレクトリのパス名を指定します。 |