Sun WorkShop TeamWare ユーザーズガイド

相違の検討

ファイルマージは、file_1file_2 の 6 行目のような未解決の相違を強調表示します。ファイルマージによって相違が解決中である場合は、「ファイルマージ」ウィンドウ の「マージ後の結果」区画には、自動マージ後のファイルの現在の状態が表示されます。

次の相違に進むには、該当するファイルの上の「次」ボタンか、「ナビゲート」⇒「次」を選択します。次の相違が現在の相違になります。

下矢印をクリックしながら、最後の相違まで進むこともできます。

自動マージでは、1 つのファイルで変更が行われ、ほかのファイルが変更されていない場合は、その変更を保持します。

グリフ

自動マージで相違が解決できなかった場合は、その相違に関連する行の横に塗りつぶしのグリフが強調表示されるので、ユーザーが選択して相違を解決する必要があります。縦棒は、その行が (追加または削除されたのではなく) 変更されていることを表わしています。この場合、2 つのファイルの同じ行に異なる変更が行われていて、ファイルマージではどちらの変更が有効であるが判断できないため、自動マージは失敗します。

相違の解決

このような相違は、次の方法のいずれかによって解決します。

出力ファイルの編集

出力ファイルを編集するには、出力ファイルの区画にポインタを移動し、変更する行にカーソルを置きます。この例では、次のように入力します。

>>> This line edited by hand <<<

「編集」⇒「現在のマークを解決済みに変更」を選択します。このメニュー項目を選択すると、相違に解決済みのマークが付けられます。この例では、このほかに未解決の相違は存在しないため、自動的には次の相違に移動しません。

この時点で、「ファイルマージ」ウィンドウの左上には、相違がすべて解決されたことが示されていますが、自動マージされた相違の検証を続けます。

下矢印のボタンをクリックして相違の最後まで検証を続けます。

最後の相違は、file_2 にのみ追加されている行によって生じています。ファイルマージは、file_1 に新しい行が追加されている 3 番目の相違の場合と同様に、この新しい行も出力ファイルに格納しています。