構成スクリプトまたは手動構成を実行する前に、以下のワークシートに必要事項を記入してください。
Sun Ray 製品に関連する変数の多くには、`ut' という接頭辞が付きます。
名前 : ホスト名
説明 : Sun Ray サーバーのホスト名です。
注 : 自動構成スクリプトを使用している場合は、このパラメタの値は自動的に代入されます。
例 : quark
使用する値 : _______________________________________
名前 : UT ルートエントリ
説明 : このエントリは、LDAP のデータ階層における、トップレベルの Sun Ray エントリになります。Sun Ray の管理データはすべて、このエントリの下に配置されます。Sun Ray の管理データは自身のデータストアに保管されるため、このエントリは、データストアのルートエントリでもあります。
注 : この値のオブジェクトクラス型は "organization" でなければなりません。LDAP 階層がまだ存在せず、また管理者自身に LDAP のデータ設計と管理の経験がない場合は、デフォルト値をそのまま使用してください。
デフォルト値 : o=utdata
例 : o=utdata
使用する値 : _______________________________________
名前 : UT ルート名
説明 : 前述の @(ROOTENTRY) 変数に対して、等号 (=) の右側に続く部分です。自動構成スクリプトを使用している場合には、このパラメタ値は自動的に代入されます。
デフォルト値 : utdata
例 : utdata
使用する値 : _______________________________________
名前 : UT 管理パスワード
説明 : Sun Ray LDAP データ階層内で作成されるエントリのパスワードは、LDAP クライアントサーバー接続を利用して認証する場合に使用されます。このパスワードにより、Sun Ray コマンド行管理アプリケーションまたは Web ベース管理アプリケーションを介して、クライアントから Sun Ray 管理データへのアクセスや設定変更が可能になります。このパスワードを使用しない場合、クライアントからの Sun Ray 管理データへのアクセスはできますが、設定変更はできません。このパスワードは、管理者が Web ベース管理アプリケーションを実行するときに使用するパスワードと同じです。
使用する値 : _______________________________________
名前 : SunDS `rootdn'
説明 : ある 1 つの SunDS データストアのエントリに対して、その読み取りと書き込みを実行できる特権ユーザーの名前です。この値は、@(ROOTENTRY) で選択した値に関連付けられています。この値は、次の形式で指定してください。 some_entry,@(ROOTENTRY) ここで、`some_entry' には有効な LDAP エントリを指定します。@(ROOTENTRY) には、ルートエントリのために選択した値が代入されます。後述の例を参照してください。
デフォルト値 : cn=admin,@(ROOTENTRY) (@(ROOTENTRY) の部分には、ルートエントリに指定した値が代入されます。)
例 : cn=admin, o=utdata
使用する値 : _______________________________________
名前 : SunDS `rootdn' のパスワード
説明 : 特権ユーザー `rootdn' 用のパスワードです。この値と前述の @(ROOTDN) の値は、LDAP サーバー自体を管理する目的でのみ使用されます。@(ROOTPW) と @(ROOTDN) は、後述の LDAP 構成手順 (「Sun Ray server software を使用するための Sun Directory Services 3.1 の構成」) でのみ使用されます。
使用する値 : _______________________________________
名前 : UT 管理 Web サーバーインスタンス名
説明 : Web ベースの管理アプリケーションを表示するために作成される Sun WebServer インスタンスの名前です。Sun WebServer は複数のインスタンスをサポートしており、それぞれのインスタンスで異なるサイトを表示したり、それぞれを異なる目的で使用したりできます。
デフォルト値 : utadmin
使用する値 : _______________________________________
名前 : UT 管理 Web サーバーポート番号
説明 : Web ベース管理アプリケーションを表示する Web サーバーを実行するポートの番号です。たとえば、ポート 1660 を選択した場合、管理アプリケーションを使用するときにブラウザに入力する URL は次のようになります。 http://localhost:1660
注 : 通常、公開用の Web サーバーにはポート 80 またはポート 8080 が使用されています。このため、管理サーバーに対してはこれらのポートおよび類似するポートの使用を避けてください。
デフォルト値 : 1660
使用する値 : _______________________________________
名前 : CGI ユーザー名
説明 : Web ベース管理アプリケーションの実行時にこのアプリケーション名として使用される固有の UNIX ユーザー名です。構成スクリプトおよび後述する構成手順 (「Sun Ray server software を使用するための Sun WebServer 2.1 の構成」) では、このユーザー名が存在しない場合にはユーザー名を作成するよう指示されます。
注 : セキュリティの関係上、このユーザーアカウントには標準の root または nobody UNIX ユーザーは使用しないでください。アカウントには、既存のユーザーが使用していない、固有のユーザーアカウントを使用してください。稼働中の Web サーバーがすでにユーザーアカウントを持っている場合は、そのユーザーアカウントを使用してください。
デフォルト値 : www
使用する値 : _______________________________________