Sun Ray Enterprise Server Software 1.0 管理マニュアル

Sun Ray 1 設定 GUI の設定

Sun Ray 1 設定 GUI では、ウィンドウの表示と非表示を切り替えるときにユーザーが押すホットキーを設定できます。このカスタマイズは 3 つのレベルで行うことができます。

これらのカスタマイズレベルをサポートするために、Sun Ray 1 設定 GUI は起動時に以下の Java 属性ファイルを以下の順序で探します。

使用例

属性ファイルのホットキーエントリの形式は、次のとおりです。

utsettings.hotkey=value

ここで、value には、サポートされている修飾キー (CtrlShiftAltMeta) を 1 つ以上、任意の順序で指定し、有効な X の keysym 名を指定します。次の表に値の例を示します。

表 5-6 ホットキーの値の例

値の例 

備考 

Shift SunProps

これがアプリケーションのデフォルトです。 

F3

 

Shift F4

 

Ctrl Shift Alt F5

 

Sun 以外のキーボードのホットキー設定をサイト全体で変更する
  1. root でログインし、テキストエディタで /etc/opt/SUNWut/utsettings_defaults.properties ファイルを開きます。


    注 -

    必須の値に変更を加えるには、 /etc/opt/SUNWut/utsettings_mandatory.properties ファイルの値を変更します。


  2. ホットキーの本来のエントリを見つけたら、文の先頭に # を追加します。

    # は本来のホットキー属性をコメントアウトします。

    # utsettings.hotkey=Shift SunProps

  3. 最初のステートメントの後に、新しいホットキー属性を入力します。たとえば、次のように入力します。

    utsettings.hotkey=Shift F8

  4. utsettings_defaults.properties ファイルを保存します。

    新しいホットキーは、次にユーザーがログインしたときに有効になります。変更後にログインしたユーザーは、新しいホットキーを使って「Sun Ray 1 設定」ウィンドウを表示できます。変更前にすでにログインしていたユーザーは、以前の値を使用します。

Sun 以外のキーボードのホットキー設定をユーザー単位で変更する
  1. ユーザーのホームディレクトリ (/home/username) で、ユーザーに次のように入力させます。

    % touch .utsettings.properties

    これにより、.utsettings.properties ファイルが作成されます。

  2. ユーザーに .utsettings.properties ファイルを編集させます。ユーザーが希望するホットキーを指定する行をファイルに追加します。たとえば、次の行を追加します。

    utsettings.hotkey=Shift F8

  3. .utsettings.properties ファイルをユーザーに保存させます。

  4. 新しいホットキーを有効にするために、ユーザーにログアウトさせ、続いてログインさせます。