このマニュアルは、次のような開発者を対象としています。
システムとネットワークアプリケーションの開発者
このマニュアルは、CIM のクラスとインスタンスに格納される情報を管理するアプリケーションを開発するプログラマに役立ちます。アプリケーションプログラマは、通常、Sun WBEM API を使用して定義済み CIM クラスおよび CIM インスタンスのプロパティの取得や設定を行います。
システム設計技術者
リソース (プロセッサ、メモリー、ルーターなどの管理可能デバイス) を提供する設計技術者は、標準の CIM 形式のデバイス情報を CIM Object Manager に伝える必要があります。この伝達は、一般にプロバイダと呼ばれるソフトウェアによって行われます。システム設計技術者は、WBEM API を使用してクラス、インスタンス、およびプロパティを作成します。
システム設計技術者は、管理対象リソースの新しいグループ (CIM クラス) を記述するクラス設計者、および CIM クラスの集まり (スキーマ) を記述するスキーマ設計者と共同で作業を行う場合もあります。スキーマは、Microsoft Windows 32 ビットオペレーティング環境や Solaris オペレーティング環境のような特定のシステム環境における管理対象オブジェクトを記述します。