Sun WBEM 開発ガイド

Sun WBEM SDK のアンインストール

コンピュータから Sun WBEM SDK のアンインストールを行うには、パッケージの削除を行います。 Sun WBEM SDK パッケージを削除しても、インストールされているすべてのファイルが削除されるわけではありません。たとえば、Solaris WBEM Services がインストールされている場合、この製品の関連パッケージは削除されません。Solaris WBEM Services のアンインストールについては、第 10 章「Solaris WBEM Services のインストール」を参照してください。

Sun WBEM SDK と Solaris WBEM Services の両方を削除しても、LDAP スキーマとデータファイルはインストールされたまま残ります。これらのファイルとファイルを含んでいるサブディレクトリは、パス /opt/SUNWconn/ldap から削除できます。しかし、LDAP データを削除すると、LDAP データを必要とするほかのアプリケーションでエラーが発生する可能性があります。LDAP データを削除したあとで Sun WBEM SDK または Solaris WBEM Services を再度インストールする場合は、LDAP データをインストールし直す必要があります。

Sun WBEM SDK をアンインストールする方法
  1. 次のコマンドを入力して、システム上でスーパーユーザーになります。

    % su
    

  2. パスワードのプロンプトで、スーパーユーザーのパスワードを入力します。

  3. システムプロンプトで、次のコマンドを入力してパッケージを削除します。


    # pkgrm package_name
    

    package_name には、削除したいパッケージの名前を入力します。

  4. 次に示す確認メッセージが表示されたら、y と入力します。 "Do you want to remove this package?"

    次のパッケージは、任意の順序で削除できます。

    • SUNWwbdev

    • SUNWwbdoc

    SUNWwbapi パッケージは必ず最後に削除してください。これは、ほかのパッケージが SUNWwbapi パッケージに依存しているためです。

    パッケージの削除が正常に行われると、次のメッセージが表示されます。

    Removal of package_name was successful
    

  5. システムプロンプトで pkgrm コマンドを入力して各パッケージを削除します。

  6. パッケージの削除が終了したら、exit と入力してスーパーユーザーを終了し、システムプロンプトに戻ります。