例外クラスは、Sun WBEM SDK クラスで起こり得るエラー状態を記述します。CIMException クラスは、CIM 例外の基底クラスです。CIM のほかの例外クラスはすべて、CIMException クラスのサブクラスです。
次の表で、CIM の例外クラスについて説明します。
表 5-2 例外クラス
クラス |
説明 |
---|---|
CIMClassException |
CIM クラスで発生する意味上の例外。MOF コンパイラ (mofcomp) は、このクラスを使用してコンパイル時に見つかる意味上のエラーを処理する |
CIMException |
例外的な CIM の状態。これは、CIM 例外の基底クラスである |
CIMInstanceException |
CIM インスタンスで発生する意味上の例外 |
CIMMethodException |
CIM メソッドで発生する意味上の例外 |
CIMNameSpaceException |
CIM ネームスペースで発生する意味上の例外 |
CIMPropertyException |
CIM プロパティで発生する意味上の例外 |
CIMProviderException |
CIM Object Manager のプロバイダで発生し得る例外状態 |
CIMQualifierTypeException |
CIM 修飾子のデータ型で発生し得る例外状態 |
CIMRepositoryException |
CIM レポジトリで発生し得る例外状態 |
CIMSemanticException |
CIM 要素で発生し得る意味上の例外。この例外は、通常、CIM Object Manager が CIM 要素の追加、変更、または削除を試みる場合と、CIM の仕様に準拠しない不正な状況が発生する場合に送出される |
CIMTransportException |
CIM トランスポートインタフェース (RMI と XML) で発生する例外状態 |