図 9-2 は、1 つの Sun Cluster ノードに障害が発生した状況を示しています。この場合は、複製定足数が使用できるため、メディエータソフトウェアは使用されません。Sun Cluster ノード phys-hahost2 は、以前に phys-hahost1 によってマスターされていたディスクセットをテイクオーバーします。
回復処理は、Sun Cluster ノードに障害が発生して 3 つ以上のディスク string が存在する場合に行う処理と同じです。通常、phys-hahost1 がクラスタに再度加わった後で、スイッチオーバーを行います。これ以外の管理作業を行う必要はありません。スイッチオーバーの手順については、haswitch(1M) のマニュアルページを参照してください。