Sun Cluster 2.2 ソフトウェアのインストール

Sun Cluster HA for Lotus に対する構成パラメータ

表 13-2 で説明しているオプションを指定することによって、hadsconfig(1M) 入力書式に列挙されている Sun Cluster HA for Lotus 用のパラメータを設定してください。

表 13-2 Sun Cluster HA for Lotus に対する構成パラメータ

パラメータ 

説明 

インスタンス名 

インスタンスの識別子として使用される論理ホスト名。Sun Cluster HA for Lotus が生成するログメッセージでは、この識別子が参照される。hadsconfig(1M) コマンドは、ここで指定された論理ホスト名の前にパッケージ名を付ける。たとえば hahost1 を指定すると、SUNWsclts_hahost1 が生成される。

論理ホスト 

Sun Cluster HA for Lotus のこのインスタンスにサービスを提供する論理ホスト名 

製品をインストールするベースディレクトリ 

多重ホストディスク上の HA Lotus をインストールする場所を示すルート付きのパス名。これはインスタンスのパスである (例: /hahost1/lotus-home/lotus_1)。

構成ディレクトリ 

データベースが存在するディレクトリ (例: /hahost1/d1/Lotus/database.db)。

遠隔検証 

Lotus 障害検証機能に遠隔ホストを検証させるかどうかを指定。デフォルト値は -n

ローカル検証 

Lotus 障害検証機能にローカルホストを検証させるかどうかを指定。デフォルト値は -y

検証間隔 

障害検証を行う時間間隔 (秒単位)。デフォルトの間隔は 60 秒。 

検証タイムアウト 

障害検証をタイムアウトにする時間 (秒単位)。デフォルトのタイムアウト値は 60 秒。 

サーバーポート番号

Sun Cluster HA for Lotus のこのインスタンス専用のポート。デフォルトのポート番号は 1352。 

テイクオーバーフラグ 

このデータサービスインスタンスで障害が発生した場合に、関連付けられている論理ホストのテイクオーバーまたはフェイルオーバーを行うかどうかを指定する。指定できる値は、-y (yes) または -n (no) のいずれかである。デフォルトは -y