表 13-2 で説明しているオプションを指定することによって、hadsconfig(1M) 入力書式に列挙されている Sun Cluster HA for Lotus 用のパラメータを設定してください。
表 13-2 Sun Cluster HA for Lotus に対する構成パラメータ
パラメータ |
説明 |
---|---|
インスタンス名 |
インスタンスの識別子として使用される論理ホスト名。Sun Cluster HA for Lotus が生成するログメッセージでは、この識別子が参照される。hadsconfig(1M) コマンドは、ここで指定された論理ホスト名の前にパッケージ名を付ける。たとえば hahost1 を指定すると、SUNWsclts_hahost1 が生成される。 |
論理ホスト |
Sun Cluster HA for Lotus のこのインスタンスにサービスを提供する論理ホスト名 |
製品をインストールするベースディレクトリ |
多重ホストディスク上の HA Lotus をインストールする場所を示すルート付きのパス名。これはインスタンスのパスである (例: /hahost1/lotus-home/lotus_1)。 |
構成ディレクトリ |
データベースが存在するディレクトリ (例: /hahost1/d1/Lotus/database.db)。 |
遠隔検証 |
Lotus 障害検証機能に遠隔ホストを検証させるかどうかを指定。デフォルト値は -n。 |
ローカル検証 |
Lotus 障害検証機能にローカルホストを検証させるかどうかを指定。デフォルト値は -y。 |
検証間隔 |
障害検証を行う時間間隔 (秒単位)。デフォルトの間隔は 60 秒。 |
検証タイムアウト |
障害検証をタイムアウトにする時間 (秒単位)。デフォルトのタイムアウト値は 60 秒。 |
Sun Cluster HA for Lotus のこのインスタンス専用のポート。デフォルトのポート番号は 1352。 |
|
テイクオーバーフラグ |
このデータサービスインスタンスで障害が発生した場合に、関連付けられている論理ホストのテイクオーバーまたはフェイルオーバーを行うかどうかを指定する。指定できる値は、-y (yes) または -n (no) のいずれかである。デフォルトは -y。 |