SSVM あるいは CVM の構成を計画するにあたっては、次のことを考慮してください。
クラスタノードそれぞれにデフォルトのディスクグループ (rootdg) を作成する必要があります。この rootdg グループは、スライス 1 つ (単一のディスク) またはディスク全体で構成します。rootdg グループはカプセル化することができます。
rootdg を単一のディスクで構成する場合は、ルートディスク上の 1 つのスライステーブルエントリと少なくとも 2 つのシリンダを空けておく要があります。
rootdg をカプセル化する場合は、2 つのディスクスライステーブルエントリを空けておく必要があります。また、カプセル化したルートディスクには、ルート (/)、/usr、/var、swap ファイルシステムのみ存在するようにします。
カプセル化すると、ボリューム管理ソフトウェアのアップグレードが難しくなります。しかし、ルートディスクをミラー化する場合は、rootdg をカプセル化する必要があります。
ディスク空間とスライスが不足していると、後で起動ディスクのカプセル化が行えなくなります。また、オペレーティング環境の再インストールが必要になることがあるため、インストール時間が長くなることがあります。
SPARCstorage Array や Sun StorEdge A5000 以外の記憶装置に Sun StorEdge Volume Manager を使用する場合は、Sun StorEdge Volume Manager 用のライセンスが必要です。SPARCstorage Array と Sun StorEdge A5000 には、SSVM 用のライセンスが含まれています。必要な SSVM ライセンスについては、Sun License Center にお問い合わせください。詳細は、http://www.sun.com/licensing/ を参照してください。
Sun Cluster で Solstice DiskSuite または Cluster Volume Manager を使用する場合、ライセンスは必要ありません。