Sun Cluster 2.2 ソフトウェアのインストール

ボリューム管理

Sun Cluster は、ボリューム管理ソフトウェアを使用して、ディスクをディスクグループにまとめ、1 つの単位で管理できるようにします。Sun Cluster は、Solstice DiskSuite、Sun StorEdge Volume Manager (SSVM)、Cluster Volume Manager (CVM) をサポートしています。ボリュームマネージャは、1 つのクラスタ構成内で 1 つだけ使用できます。

ボリューム管理ソフトウェアは、Solaris オペレーティング環境をインストールした後にインストールする必要があります。ただし Sun Cluster ソフトウェアの前または後のどちらにインストールしてもかまいません。ボリューム管理ソフトウェアのインストール方法については、使用するボリューム管理ソフトウェアのマニュアルと、このマニュアルの第 3 章「Sun Cluster ソフトウェアのインストールと構成」を参照してください。

ディスクを構成するにあたっては次のガイドラインに従ってください。

ボリューム管理に関係する推奨ディスク配置については、「ボリュームマネージャ用スライス」を参照してください。また、その他の制限事項については、使用するボリュームマネージャのマニュアルを参照してください。

Solstice DiskSuite に関する注意事項

Solstice DiskSuite の構成を計画するにあたっては、次のことを考慮してください。

Sun StorEdge Volume Manager と Cluster Volume Manager に関する注意事項

SSVM あるいは CVM の構成を計画するにあたっては、次のことを考慮してください。


注意 - 注意 -

ディスク空間とスライスが不足していると、後で起動ディスクのカプセル化が行えなくなります。また、オペレーティング環境の再インストールが必要になることがあるため、インストール時間が長くなることがあります。



注 -

SPARCstorage Array や Sun StorEdge A5000 以外の記憶装置に Sun StorEdge Volume Manager を使用する場合は、Sun StorEdge Volume Manager 用のライセンスが必要です。SPARCstorage Array と Sun StorEdge A5000 には、SSVM 用のライセンスが含まれています。必要な SSVM ライセンスについては、Sun License Center にお問い合わせください。詳細は、http://www.sun.com/licensing/ を参照してください。

Sun Cluster で Solstice DiskSuite または Cluster Volume Manager を使用する場合、ライセンスは必要ありません。