表 8-7 で説明しているオプションを指定することによって、hadsconfig(1M) 入力書式に列挙されている Sun Cluster HA for Netscape LDAP 用のパラメータを設定してください。
表 8-7 Sun Cluster HA for Netscape LDAP に対する構成パラメータ
パラメータ |
説明 |
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インスタンス名 |
インスタンスの識別子として使用される名前タグ。Sun Cluster が生成するログメッセージでは、この名前タグが参照される。hadsconfig(1M) コマンドは、ここで指定された値の前にパッケージ名を付ける。たとえば nsldap を指定すると、SUNWhansm_nsldap が生成される。 |
論理ホスト |
Sun Cluster HA for Netscape LDAP のこのインスタンスにサービスを提供する論理ホスト名 |
製品をインストールしたベースディレクトリ |
製品をインストールしたベースディレクトリ。論理ホスト名の前に ns-slapd__を付けて指定する (例: /hahost1/d1/ns-home/ns-slapd_hahost1/)。指定したディレクトリに start スクリプトが含まれていることを確認すること。 |
サーバーポート番号 |
Sun Cluster HA for Netscape LDAP のこのインスタンス専用のポート。ns-setup コマンドに指定した「Server Port」値を指定する。デフォルト値は 389。 |
テイクオーバーフラグ |
このデータサービスインスタンスで障害が発生した場合に、関連付けられている論理ホストのテイクオーバーまたはフェイルオーバーのどちらを行うかを指定する。指定できる値は、-y (yes) または -n (no) のいずれかである。 |
検証間隔 |
障害検証を行う時間間隔 (秒単位)。デフォルトの間隔は 60 秒。 |
検証タイムアウト |
障害検証をタイムアウトにする時間 (秒単位)。デフォルトのタイムアウト値は 30 秒。 |