Sun Cluster 2.2 ソフトウェアのインストール

Sun Cluster HA for Netscape LDAP に対する構成パラメータ

表 8-7 で説明しているオプションを指定することによって、hadsconfig(1M) 入力書式に列挙されている Sun Cluster HA for Netscape LDAP 用のパラメータを設定してください。

表 8-7 Sun Cluster HA for Netscape LDAP に対する構成パラメータ

パラメータ 

説明 

インスタンス名 

インスタンスの識別子として使用される名前タグ。Sun Cluster が生成するログメッセージでは、この名前タグが参照される。hadsconfig(1M) コマンドは、ここで指定された値の前にパッケージ名を付ける。たとえば nsldap を指定すると、SUNWhansm_nsldap が生成される。

論理ホスト 

Sun Cluster HA for Netscape LDAP のこのインスタンスにサービスを提供する論理ホスト名 

製品をインストールしたベースディレクトリ 

製品をインストールしたベースディレクトリ。論理ホスト名の前に ns-slapd__を付けて指定する (例: /hahost1/d1/ns-home/ns-slapd_hahost1/)。指定したディレクトリに start スクリプトが含まれていることを確認すること。

サーバーポート番号 

Sun Cluster HA for Netscape LDAP のこのインスタンス専用のポート。ns-setup コマンドに指定した「Server Port」値を指定する。デフォルト値は 389。

テイクオーバーフラグ 

このデータサービスインスタンスで障害が発生した場合に、関連付けられている論理ホストのテイクオーバーまたはフェイルオーバーのどちらを行うかを指定する。指定できる値は、-y (yes) または -n (no) のいずれかである。

検証間隔 

障害検証を行う時間間隔 (秒単位)。デフォルトの間隔は 60 秒。 

検証タイムアウト 

障害検証をタイムアウトにする時間 (秒単位)。デフォルトのタイムアウト値は 30 秒。