SunLink Server のコマンドプロンプトから Solaris システムコマンドを使用して、管理タスクを実行することができます。
この章で説明しているコマンドは、英語以外の言語には翻訳されていません。
表 2-1 は使用可能な Solaris システムコマンドの一覧です。MANPATH 変数が以下のように設定されていることを確認してください。
$MANPATH:/opt/lanman/man:/opt/SUNWlznb/man
この変数の設定で、次のコマンドを SunLink Server コマンドプロンプトから入力すると各コマンドの詳細が表示されます。
man コマンド名
解説では、コマンドの目的および構文と、そのコマンドに関するコメントおよび使用例を一覧で示します。
表 2-1 SunLink Server 管理のための SolarisコマンドSunLink Server コマンド | 説明 |
---|---|
acladm |
アクセス制御リスト (ACL) データベースの作成、確認、クリーンアップ、削除を行います。 |
lmat |
指定された時刻または日付にコマンドまたはプログラムが実行されるようにスケジュールします。 (Solaris システムの at コマンドも存在することに注意してください。) |
blobadm |
統計情報を表示し、既知または指定されたバイナリラージオブジェクト (BLOB) ファイルを確認および構成します。 |
delshmem |
SunLink Server 共有メモリーを削除します。 |
elfread |
Solaris システムコンソールにローカル SunLink Server コンピュータのイベントログを表示します。 |
euctosjis |
文字コードを拡張 UNIX コード (EUC) からシフト JIS ( S-JIS) に変換します。 |
joindomain |
SunLink Server コンピュータのドメインを、別のドメインへ移動します。 |
lmshare | サーバーの介入なしに SunLink Server 共有ファイルを操作します。 |
lmshell |
SunLink Server コマンドプロンプトの見た目と使い心地を MS-DOS シェルのようにします。ユーザーは他のサーバーにログインやリンクを行い、DOS コマンドの一部を実行できます。 |
lmstat |
SunLink Server コンピュータの共有メモリーから統計情報を表示します。 |
mapuname |
SunLink Server ユーザー名、広域グループ名、ローカルグループ名を Solaris システムユーザー名へ対応づけます。または対応づけを解除します。 |
netevent |
管理警告やユーザー警告を送信します。 |
regcheck | SunLink Server のレジストリを操作してレジストリキーの列挙、レジストリ内容のダンプ、レジストリファイルの確認と修復を行います。 |
regconfig |
SunLink Server レジストリキー情報の検索や設定を行います。 |
regload |
レジストリファイルが存在しない場合は作成します。また、レジストリをシステムデフォルトに再初期化します。 |
samcheck |
SAM データベースの確認や修正、変更ログ、ビルトイン、アカウント、LSA データベースのダンプを行います。 |
setdomainname |
ローカル SunLink Server コンピュータのドメイン名を変更します。 |
setservername |
ローカル SunLink Server コンピュータの名前を変更します。 |
sjistoeuc |
文字コードを S-JIS から EUC へ変換します。 |
srvconfig |
lanman.ini ファイルに格納されているSunLink Server 構成情報の表示と修正を行います。 |
winsadm |
Windows インターネットネームサービス (WINS)を構成します。 |