Windows NT Workstation または Windows NT Server が稼動しているコンピュータでは、ユーザープロファイルは、各ユーザーの作業環境に合わせたデスクトップ設定を自動的に作成してローカルコンピュータに保持します (ユーザープロファイルを、SunLink Server コンピュータ上の共有ネットワークディレクトリに保存することもできますが、ユーザープロファイルはその特定のコンピュータに適用されるのではなく、サーバーからサービスを受けるクライアントだけに適用されるようになります)。
ユーザーのプロファイルはユーザープロファイルエディタを使用して作成や修正を行うことができます。
Windows NT と Windows 95 では、ユーザープロファイルはユーザーがコンピュータに初めてログオンしたときに、ユーザーごとに作成されます。ユーザープロファイルには次のような利点があります。
ユーザーがワークステーションにログオンしたときに、前回のログオフ時のデスクトップ設定が再現されます。
複数のユーザーが同じコンピュータを使用している場合でも、ログオン時にはユーザーごとにカスタマイズされたデスクトップが再現されます。
サーバーにユーザープロファイルを格納しておけば、ネットワーク上の Windows NT または SunLink Server ソフトウェアが稼動しているすべてのコンピュータ上で、このプロファイルをユーザーに適用することができます。これをユーザープロファイルのローミングと呼びます。
ユーザープロファイルには、管理ツールとして次のような機能があります。
カスタマイズされたユーザープロファイルを作成してユーザーに割り当て、各自のタスクに適した作業環境を、一貫して提供することができます。
すべてのユーザーに対して共通のグループ設定を指定することができます。
固定ユーザープロファイルを割り当てて、ユーザーがデスクトップを変更しないようにすることができます。
管理者が利用可能な Windows NT ツールには、 WINS マネージャ、レジストリエディタ (Regedit32)、ディスクアドミニストレータ、パフォーマンスモニタ、 バックアップユーティリティーがあります。これらのツールと先に述べた Windows NT ツールに関する詳細情報、およびその使用方法については、各ツールのオンラインヘルプや Windows NT のマニュアルを参照してください。