Solaris PC NetLink 管理マニュアル

2.2.1.2 コマンドでのパスワードの使用

コマンドの中には、オプションとしてパスワードが必要なものがあります。パスワードは、コマンドと同じ行に入力して、コマンドオプションとして渡すことができます。たとえば、 jim というユーザー名でパスワードが kahuna の場合、次のように入力します。

net logon jim kahuna

また、SunLink Server コンピュータがパスワードの入力を促すようにコマンドを指定することもできます。コマンドを入力する際にパスワードの部分にアスタリスク( * ) を指定します。


注 -

Solaris オペレーティング環境ではアスタリスク ( * ) は特殊文字であるため、バックスラッシュ ( ¥ ) の後に入力します。


たとえば、上記のものと同じ資源を使用するには、次のように入力します。

net logon jim ¥*

SunLink Server ソフトウェアは次のメッセージを表示します。

Type your password:

このプロンプトでパスワードを入力しても、入力中にパスワードは画面に表示されません。これによってパスワードの機密性が守られ、セキュリティーが保護されます。

パスワードの入力が必要なコマンドでパスワードを入力しないと、SunLink Server ソフトウェアからパスワードの入力を促されます。入力するコマンドによっては、SunLink Server ソフトウェアは、たとえばユーザー名など、そのコマンドに適当な情報を入力するように促します。