次の概念を頭に入れておくと、SunLink Server コマンドを使用する際のマニュアルページの指示を理解しやすくなります。
オプションが中括弧で囲まれている場合は({} )、そのオプションは構文の必須アイテムです。たとえば { yes|no} は、このコマンドを使う場合に yes または no を必ず指定しなければならないことを表します。
オプションが角括弧で囲まれている場合は ([ ])、構文内ではオプションのアイテムということを示します。たとえば、[パスワード] は、必要に応じてパスワードを指定できることを表します。
縦棒 (|) は中括弧または角括弧内のアイテムを区切り、それらのオプションのうちの 1 つだけを使用する必要があることを表します。たとえば、{/hold | /release | /delete} は、3 つのオプションのうち 1 つだけが必ず使われることを表します。
構文に省略符号 (...) がある場合は、前のアイテムを繰り返すことができます。たとえば、/route: デバイス名 [, ...] は、デバイス名の間にコンマを入れながら、複数のデバイスを指定できることを表します。
スラッシュ (/)、バックスラッシュ (¥)、コンマ (,)、二重引用符 (" ")、等号 (=)、コロン (:)、セミコロン (;)、アスタリスク (*) などは、必ず記載されているとおりに入力します。
ハッシュ記号 (#) は、数字と置き換えます。
Solaris コマンド プロンプトでは、 net コマンドは小文字で入力する必要があります。
コマンドの入力が終了したら、Enter キー (または Return キー) を押します。長いコマンド文字列を入力している場合は、カーソルが画面の端に到達しても Enter キーを押さないようにします。カーソルが折り返し、画面の次の行に入力が続きます。Enter キーを押すのは、コマンド文字列全体の入力が完了した時だけです。