SunLink Server のプロセスパラメタに対するエントリが含まれるレジストリパスは以下のとおりです。
HKEY_LOCAL_MACHINE¥SYSTEM¥CurrentControlSet¥Services¥AdvancedServer¥ProcessParameters
CoreOk REG_DWORD 0 または 1
重大な障害の発生時に、サーバーがコアダンプファイルを作成するかどうかを指定します。
デフォルト: 0 (コアファイルを作成しません)
KeepSpareServer REG_DWORD 0 または 1
サーバーが他のクライアントのために、予備の lmx.srv プロセスを利用可能にするかどうかを指定します。このキーが有効の場合は、新しいクライアント接続が速くなります。
デフォルト: 1 (lmx.srv プロセスを開始 します)
LockNapInMSec REG_DWORD 1 - 無限値
共有メモリーロックの競合が発生したときに、サーバーがスリープする時間の長さをミリ秒単位で指定します。サーバーは、MaxLockTimeInSeconds キーの値で指定された時間が経過するまで、指定された間隔でビジー状態のロックを再試行します。
デフォルト: 10 ミリ秒
MaxLockTimeInSeconds REG_DWORD 5 - 無限値
共有メモリーロックが利用可能になるまでサーバープロセスが待機する最大の間隔を秒単位で指定します。
デフォルト: 300 秒 (5 分)
MaxVCPerProc REG_DWORD 0 - 101
各 lmx.srv プロセスが処理できる仮想回路の最大数。この上限は通常、VCDistribution レジストリキーと lanman.ini ファイル内の maxclients パラメタの値を使用して SunLink Server ソフトウェアが動作中に計算します。 このキーの値が 0 以外の場合は、計算値ではなく、その値が使われます。
デフォルト: 0 (VCDistribution キーの値を使用)
MaxVCs REG_DWORD
SunLink Server コンピュータに対して確立することができる仮想回路の最大数。このキーで、管理者は共有メモリーのサイズ変更を手動で優先的に指定できます。
このキーの値は変更しないでください。
MinSmbWorkerTasks REG_DWORD
lmx.srv によって、いくつの SMBWORKER タスクを起動時にあらかじめ割り当てるかを決定します。このキーの値は変更しないでください。
MinVCPerProc REG_DWORD
各 lmx.srv プロセスが処理できる仮想回路の最小数。この下限は通常、VCDistribution レジストリキーと lanman.ini ファイル内の maxclients パラメタの値を使用して SunLink Server ソフトウェアが動作中に計算します。 このキーの値が 0 以外の場合は、計算値ではなく、その値が使われます。
NumCIStructs REG_DWORD
共有メモリー内の CLIENTINFO 配列のサイズを指定します。
このキーの値は変更しないでください。
NumCLIENT_SESSION REG_DWORD 5 - 128
サーバーが他のドメインとの間で保持できる信頼関係の限度数。これは、サーバーのドメインによって信頼されるドメイン数よりも少なくとも 1 大きい数になります。
デフォルト: 5
NumHashTables REG_DWORD 8 - 無限値 (2 の乗数)
クライアントが開いているファイルとレコードロックの設定に使った各種モードを記録するための、共有メモリー内のハッシュテーブルのバケット数。
このキーの値は変更しないでください。
デフォルト: 128
NumSERVER_SESSION REG_DWORD 5 - 無限値
サーバーが認証できる、サーバーと Windows NT クライアントの限度数。この数によってそのサーバーと接続できる Windows NT クライアント数が決まるため、充分大きくなければなりません。一次ドメインコントローラでは、少なくともそのドメインの Windows NT クライアント数でなければなりません。
デフォルト: 100
NumUStructs REG_DWORD 1 - 無限値
レコードロックと開いているファイルレコードのために共有メモリーに割り当てられた構造体の数。開いているファイルとレコードロックの総和は、このキーの値を超えることはできません。
デフォルト: 1000
SpareServerTime REG_DWORD 0 - 無限値
予備の lmx.srv プロセスが終了するまでに、クライアントからの接続が無い状態で実行できる時間を秒単位で指定します。
デフォルト: 120 秒 (2 分)
StopOnCore REG_DWORD 0 または 1
lmx.srv プロセスが予期せずに終了した場合に lmx.ctrl プロセスが停止するかどうかを指定します。
デフォルト: 0 (SunLink Server を停止しません)
VCDistribution REG_MULTI_SZ リスト
lmx.srv プロセスでの、仮想回路またはセッションの分散を指定します。サーバーのアーキテクチャは、複数のセッションを Solaris システム上のそれぞれの lmx.srv プロセスで処理することを可能にしています。サーバーは新しいセッションを既存の lmx.srv プロセスに渡すか、または新しいプロセスを開始するかを決定しなければなりません。このキーは、lmx.srv プロセスでのセッションの分散を指定します。
値はコンマで区切られた 3 つの整数のセットです。それぞれの値のセットは、新しい行に入力します。各値セットで、最初の値はクライアント数、次の値は各 lmx.srv プロセスがサポートする仮想回路の最小数、3 番目の値は各プロセスがサポートする仮想回路の最大数です。
デフォルト: 1、2、12
20、2、20
35、2、24
50、3、28
85、4、28
100、5、32
130、6、36
180、8、42
250、9、44
350、10、50
500、10、60
750、10、80
1000、10、101
次の表は、デフォルト値の意味です。
表 A-5 lmx.srv プロセスのデフォルト値の意味
クライアントの範囲 |
セッション最小数/lmx.srv |
セッション最大数/lmx.srv |
---|---|---|
1-19 |
2 |
12 |
20-34 |
2 |
20 |
35-49 |
2 |
24 |
50-84 |
3 |
28 |
85-99 |
4 |
28 |
100-129 |
5 |
32 |
130-179 |
6 |
36 |
180-249 |
8 |
42 |
250-349 |
9 |
44 |
350-499 |
10 |
50 |
500-749 |
10 |
60 |
750-999 |
10 |
80 |
1000+ |
10 |
101 |